折れたボルトの取り方 | のぶリンのしょ~もないブログ

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今回は今預かっているシープロの整備中、どうしても緩まず抜けずに折れてしまったボルトがありとても困ったんですが、皆さんもそんな経験過去に有りませんか?

今日はそんな折れたボルトを取り除く1つの方法をご紹介
こんな感じでちょっと先が残った状態で折れてしまったボルト
しかもステンレスでとても災厄ガーン
鉄なら上手くセンターを出してドリルで少しづつ穴を広げて抜く方法を良くやるのですが、相手はステンレス
そう簡単にいきません!
上手く穴を開けても途中でドリルの刃が折れる事もしばし有るので本当にステンレスボルトには手を焼きますショボーン
オマケに上手くいったとしても周りがアルミ素材なのでセンターが出て無ければ穴がズレてしまい、ネジ山を潰してしまうリスクも伴う

通常ここのボトルは簡単に緩む場所なのだけど今回全く緩まなかったので、多分ネジロックとアルミにこがふいて完全にロック状態だったようでマジ苦労しました

それでは自分のやったやり方の紹介ですが、今回ラッキーな事に折れてちょっと先が残ったボルトだったので、その辺に転がっていた鉄のボルトを溶接機でドッキング
(折れたボルトが完全に引っ込んでいる場合は、この方法は使えずひたすら頑張ってドリルでやる方法しかないと思います)

こんな感じで!
勿論溶接機が有る人ばかりでは無いので、もしバイスで掴めればガッツリ固定して下さい


お次はホームセンター等で手に入るトーチバーナーを用意

そして折れたボルトを炙り抜くのですが、ここでもちょっとしたコツが有るのでそれをやらないと絶対に外す事は出来ませんのでよく次の動画をご覧下さい

お分かりになったでしょうか?
実は炙るのは折れたボルトではなくアルミのケースの方何です
このやり方は熱膨張を利用して抜けないボルトを抜く方法で、ボルト側をメインに炙ってしまうとボルト自体が膨らんでしまい逆に全然緩まなく成ります
なのでネジが刻んである穴側を炙り穴を広げて緩みやすくして取り除きます
今回素材がアルミなのでバーナーで炙っても色の変化等が無いので目安が分かりにくいですが、鉄やステンレスなら真っ赤に成ったらOKの印と思って下さい
(但しコレをやる場合は周りに燃えるて困る物が無い場合や引火する危険物が無い時限定にして下さい)



さていい感じでケースが温まったのでいよいよボルトの取り除き、果たしてボルトは緩んでくれるのでしょうか?
どうですか?
ちょっとですが緩みましたよね
素材がアルミなので熱しやすく冷めやすい性質が有るので根気が必要ですが希望の光が見えて来ました爆笑

ここで無理をするとまたボルトが折れたり災厄ケースが割れる事も有るので、コレを何回も繰り返し抜きます



作業を5回程繰り返すと
見事折れたボルトを取り除きに成功チュー




苦労してやっつけたボルト

でも、抜けたからといって安心してはいけません!
ネジ山がちょっと傷付いていたのでタップで修正して、またボルトが折れるのを事前に防ぎます


タップを立てた後は悪く無いボルトで最終確認
タップを立てたお陰で手でスムウズに回るのでコレならバッチし治りましたウシシ



ラストは折れたボルトをマーキュリーで部品検索
ステンレスの8mm



マジか〜ガーン
純正ボルト税抜き1本1620円⁉
信じられない値段
こんなのホームセンター行けば数十円なのにマーキュリーは本当に部品が高くて困りますえーん


最後に書きますがこの取り除き方法はあくまでも自分の最終手段で行っており、危険が無いようにやっているので、皆さんが真似してやる場合は自己責任でお願いします

万が一事故が起きても自分は責任取れませんのであしからず!!