属人的では限界があって、誰がやっても上手くいくスキームを作らないといけない!というのはよく聞く話。
自分自身もそう思っていますがやっぱり人間力は本当に大切!
産直の店員さんの中でも抜群に行動力があって信頼できるAさんという子がいました。
ついに新品種の野菜の種を生産者に配って育ててもらい、自分の名前を商品名にしてそこでしか買えないオリジナル商品を作りました。
しかも髪の毛が緑色だった頃の自分の顔写真も思いっきり出して。
なんかこのナンデモアリな強引さが他人とは思えない!笑
彼女は毎日毎日生産者の事を考えて、ボードに手書きのメッセージを書いて、生産者みんなから信頼されてます。
私が責任持って全部売るから野菜全部置いてってください!と言い切ってくれる心強さ。
こういう本気の職員こそ、その他大勢に潰されそうになっていつも真剣に悩んで壁にぶち当たってます。
会うといつも、鈴木さーん、聞いてくださいよー!から始まるし。
それだけぶつかって挑戦してるってことです。
事なかれ主義で、頑張る人を疎ましく思い足を引っ張るのを仕事だと勘違いしている死んだ目をした人とは口もききたくないですが、こういう前向きで情熱に燃える人と一緒に仕事できるのは何より楽しい!
お互いがんばろうと励ましあった数ヶ月後…
出る杭打たれてか、何かあってか、この女の子は生産者の担当を外されました。
双方の話を聞いていないので詳しくはわかりません。
ただ、頑張りたい人が素直に頑張れない社会は息苦しいと思います。
これまでの成功体験に執着し、新しい意見を飲み込めない大人もいます。
がんばる若者の芽をつむ事でしか喜びと安心を見出せない哀しいおじさんもいます。
いつも自分の考えや行動を自己否定できる勇気と心の余裕を持ち、自分の考えと異なる意見を飲み込むことができなくなれば老害になります。
年齢に限らず、真剣に生きる人を疎ましいと思う層の人間は必ず一定数います。
若さゆえの強引さを嫌う組織人は非常に多いです。
なぜなら、その人達はそれができないからです。
もしくは過去にはそれができていたのに同じように虐げられ、押さえつけられてきたという事もあるでしょう。
部活動で言えば、3年生に虐めに近いシゴキを受けた2年生は1年生を同じようにシゴキ、伝統という名を纏っていつか悪習となる事もあるかもしれません。
親から暴力を受けて育った子は、またその子に暴力を振るう可能性が高くなるといいます。
自分がこうされてきたから、他人にもそうする。
この負の連鎖を断ち切れるのは、
手招きしてくる社会の闇に目もくれず、自分の好きなことだけをやり続けられるバカ(凄くいい意味で)だけなのかもしれませんね。
バカ者に幸あれ!!