
碧南 鈴盛農園です

2013年 鈴盛農園のパワーアップにむけて
乗物、設備、機械。
本日、設備強化として、
二坪タイプの冷蔵室をガレージ内に設置完了

この冷蔵室の持つ役目は、ズバリ品質向上です

冬と違って高温期に収穫した野菜は収穫した後の呼吸と蒸散が活発になるので、ビタミンや糖を消耗したり、すぐしおれたりと品質劣化が早く進みます。
それじゃお客様に届く頃には美味しい野菜とはいえない状態になってしまう

春先のニンジンやスイートコーンなどは収穫後にすぐ出荷するのでなく、
一度冷蔵室でぐぐーっと芯まで冷やす事でその後の日持ちの良さが向上し、美味しさを維持しやすくなります。
これは農薬に頼らない鮮度保持方法でもあり、
逆に無農薬栽培という名のなんでもありとも違う品質向上へのきちんとした取組であり、「予冷」と呼ばれている技術です。
なんとかこの予冷を鈴盛農園としても取り入れたいなと、
そういう思いからこの冷蔵室設置にいたりました

また、一番美味しい旬の時期にとれたニンジンをきちんと保存しておけるため、加工品の生産時期を延ばすことができます

鈴盛農園では衛生面を考え、ニンジンジャムの生産はきちんとした施設に委託しているのですが、一本一本すべて【てづくり】でつくってもらっています

ドカーンとニンジン持ち込んで、
ガチャーンと機械で大量生産して、
バチーンと食品添加物入れて日持ちさせる、
そういう加工品ではないんです

ひとつひとつ手作業で、
にんじんを切り、
完熟キンカンを刻み、
紅茶を煮立て、
すべてがいい具合に溶け込むようにコトコト煮込んでくれているのです

ですから、大量生産はできません

それでいいんです


旬のニンジンをこちらできちんと保持して少しずつ丁寧につくってもらうことで、いつも新鮮なジャムができればそれがいいんです

他にも、野菜の貯蔵ができるので出荷時期のコントロールができます。
国指定のにんじん産地である碧南市といえど、案外一年中ニンジンの出荷をできる農家は少ないと思います。
冬場は通常出荷、そして旬のにんじんの貯蔵出荷、春や夏どりにんじんの予冷出荷を組合せればそれも可能になるはずでワクワクします


お客様にとってより良い品質(味、鮮度、日持ちの良さ)の野菜を提供することができるよう、
冷蔵についてさらに勉強しないとな。
なんにせよ。
ほとんどなんもないとこからスタートした弱小農家の倉庫に、今や冷蔵室があり、簡易直売所があり、配達車など車が並び、トラクターなど色んな農機も並んでる。
たくさんの人に支えられて、一歩一歩だけど確実に前に進んでる。
ありがたい。
まだまだ発展途上だけど、
農業って仕事は、ひとが言うほど悪くないね


早く稼げる農家になれるようにがんばろーっと

お読みいただいてありがとうございました

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