フリカエルムカシ2010 | LIFE I$ 農 JOKE 〜日本の農業をカッコよく!〜

LIFE I$ 農 JOKE 〜日本の農業をカッコよく!〜

農業を始めたい、そんなあなたに一度は読んで欲しい新規参入への挑戦、失敗と成功を何一つ隠すことなく書き記した人生の記録。

これは「日本の農業をカッコよく!」をテーマに情熱伝道師として全国を飛び回る農業者のストーリー。


さてさて、今日も振り返っていきます!!


2010年上半期。



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この頃から倉庫の改造がスタート。


お金をかけずに、材木や金具類は全てリサイクル材を使用。


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見事、何もなかったところに休憩室とトイレができあがりました!!


これは、ゆくゆく農業で軌道に乗り、いつの日にかお手伝いさんやパートさんなど、


誰かを雇用することができるようになった際に、


きちんとした環境で働いてもらいたいという意味合いもあり、改装を決めました。



建築に関して、餅は餅屋ってことで、父に頼んだのですが、


これをきっかけに離れていた父がぐぐぐっと接近。



倉庫の中に自分の趣味の木工細工コーナーを作られてしまい、


狭い倉庫の3割くらいをのっとられてしまいました。


失敗したショック!


でも、少しずつ、農業に興味を示してきたようで、作業を手伝ってくれるようになってきました。


ただし、


「なんださっきから指示ばっか出して!?まるで農場長きどりだな!!



必ず何か一つ文句が入るので、ケンカしっぱなしです。



1月頃、収穫中のニンジンの中に、こんなにはっきりと真っ白なニンジンを発見。


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先祖がえりといって、改良されてきた品種が、突如原種の姿に戻る事があるそうです。


なんとなく漢方の「朝鮮人参」みたいな肌の感じです。


薄い黄色のニンジンや、根っこのたくさん出た白いニンジンは今もちょくちょく出てきますが、


普通のニンジンの形で白い物は珍しい気がグッド!


「こりゃ面白い。


新聞とかテレビとか、コレもってなんかに登場したいな」


そして一週間後。

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白蛇、白い象、白ニンジン。


白いものは神のつかいとはよくいったもので、福の神が本当にテレビ取材を運んできてくれましたラブラブ


たまーにその時の放送DVDを見ては「この大根役者ーっ!!


と、自分の恥ずかしい姿を見ては、次はびしっと決めるぞ、と言い聞かせていますクラッカー



収穫がほとんど終わった畑で、一部だけニンジンを残しておきました。


僕の目標のひとつ、子供が喜んで食べれるニンジンを作ること。


それには、ただおいしいニンジンを作って食べてもらうだけでなく、


子供達に農作業を体験してもらい、自分の力で手にした食材という意識を持ってもらうことも大事だと思っています。


「食育」というものなんでしょうか。


親戚の子供達を畑に呼んで、収穫体験をしてもらい、


子供達の表情、行動を見ながら、


どうしたら飽きずに体験できるか、子供にとって楽しい=おいしいに直結するのか、


色々と観察。



いずれ、小学校の1学年みんな呼んでこういうことやりたいので、


いい予行演習になりましたニコニコ


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2月になり、農業大学校卒業の時が。


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農業をまったく知らなかった僕も、


この研修で基礎の部分の知識と技術が得られました。



次はより実践的な技術と、経営技術、そして機械化、パワーのある農業を学びたい。



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まさにそんな農業を実践しているK農場から、


「農大の研修を卒業したらうちに来れるか?」という誘いを頂いていたこともあり、


3月からお世話になることに。


今現在も自分の畑で営農していることと、ゆくゆくは面積を増やし完全就農を考えている事を伝え、


K農場での仕事と、自分の畑を併行してやっていくことを理解してもらいました。



新しい環境で、苦労しながらも、大型機械の操縦、農機のメンテナンス、


そのほか、ファーマーズマーケットへの参加や、銀行主催の農業塾への参加など、


様々なことを経験させてもらい、ガンガン農業パワーをつけていきます!!



そうこうしているうちに、我が家の畑の方も、タマネギの初収穫を迎えました。


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タマネギは種まきから収穫まで、全て自分で行った初めての作物です。


へたくそなりに作った、初めての野菜です。



技術もないし、経験もないので、詰め込めれるのは愛情だけ。


それでも、丸々して元気なタマネギが続々とれた時には思わず叫びましたニコニコ


「ばあちゃん、やったぜーーーー!!




話は変わって冬の事、


僕は農業を始めた挨拶代わりにニンジンをとにかく配りました。


昔の友達にも連絡して、「俺、今農業やってるんだ。初収穫ができたから一回食べてみてよビックリマーク


すると、


「そうなんだ!ウチも実は農家だったんだけど、使ってない機械がなんか置いてあったと思うよはてなマーク


お父さんに一回聞いてみようか!?



そんなこんなで、話が進み、お父さんにお会いしたとき、


「こんな若者が来るとは思わなかったから驚いた。君の農業に対する考えを聞かせてもらいたい。」


農業に対する想いを一言一言、気持ちを込めて伝えました。


「わかった。君の考えがよくわかったよ。応援させてくれ。


家にはトラクターが一台あるけれども、君に譲ろう!!


ただし、きちんとした機械でいい仕事をしてもらいたいから、一度全部整備させてくれ。


タダで、ということでは気が引けるだろうし、修理代の一部だけ払ってくれれば後はこちらで面倒みるからね。」



ありがたかった。


本当に、その気持ちも嬉しかった。


嬉しすぎて、帰りの車の中で、話を持って来てくれた友人に腹の底からの声で叫びました。


「ありがとーーーーっ!!ほんっとうに嬉しい!!今、最高に、俺は嬉しい!!


「ちょっと、うるさいってあせる



いつも叫んでばかりです。



2ヶ月後、我が家に、ついに、待ちに待ったトラクターが納車されました!!

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これで作業の効率もUPしますし、今までできなかったことができるようになりますチョキ


この恩は、絶対に忘れてはいけない。





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倉庫でのBBQも恒例行事ににひひ


子供達には隣の畑の野菜を自ら収穫してもらいます。


「自分でとった野菜はうまいぞ!!ママにおいしく料理してもらってねニコニコ




2010年前半は、農大研修を終え、農業生活2年目に突入。


農業法人K農場の社員となり、併行して鈴盛農園も少しずつですが進化させていきました。


常に、誰かが助けてくれる。


お蔭様、お蔭様。


心の底から感謝を込めて、ありがとうを言いたい人にたくさん出逢えた。



ほんとの本気で、想えば実現し、願えば叶う。



現実と向き合いながらも、夢を手繰り寄せている途中。



詳しくは、2010年1月~6月のブログをどうぞお読みください音譜


お読みいただいてありがとうございましたラブラブ