どーも
二日間、泊りがけで山奥の避暑地へ行ってまいりました
目的は豊橋技術科学大学のIT先導士夏季研修です
豊橋からバスで1時間ちょい。
モデル農場を見学。
ルバーブ、ハックルベリーなどのマイナー野菜を生産し、
ジャムに加工します。
今回の研修地は新城の山奥の限界集落。
もうすでに中高生以下の子供は0名。
百数十名のお年寄りだけの集落で、このままでは消滅の恐れがあります。
あと5年、消滅から耐えることができれば、高速道路が通り、人が戻ってくる可能性があり、
この集落は復活できるとのことでしたが、お店は無く、ケータイの電波も届かないような地です。
果てしなく難しい問題だな、と思いました。
今回の合宿拠点は廃校となった小学校。
今は地域のコミュニティスポットとして、一部教室を改築して畳張りの宿舎になっています。
結構いい感じ。
宿舎に着いて、トマト、ルバーブを加工してジャムにする実習や、
e-ラーニングの進捗状況報告、
夜は意見交換交流会
かなり参考になるおいしい話をGET。
やっぱり意識高い人たちとの交流は確実に何かを得られます。
昨年度のプロジェクト発表の内容も、教授に御墨付きをいただき、
ますます自信を持って練っていけそうです。
それから、原発関連の話も。
つくばの放射能研究施設が、今まで施設からの放射線漏れを防ぐために、厳重なガード体制を取っていたようなんですが、
今回の災害でついに外気中の放射線量が施設内の放射線量を上回り、ガードの意味がなくなったという、笑えない笑い話が。
テレビの情報の信用性の低さも警告していました。
「魚は本当にやばい。でも、もう安全な食べ物のが少ないというのが現状だから、
あと30年生きれればいいと思って目をつぶってなんでも食べていくしかないのかもしれませんね」
深夜が近づき、交流が深まったところで、
地域に唯一のスナック「やすらぎ」にて一杯会
研究員の女性と飲みながら話をしたのですが、
僕の今までの人生であまり交友のない「理系女子」の物の考え方がとても新しく、勉強になりました
夜も更けつつぐぐっと深い話になり、大学教授のお給料の話や、研究についてなど、
ちょっとナイショの面白い話も聴いちゃったり
大満足で睡眠タイム、翌朝は5時30分頃起きて大自然の中を一人で散歩。
空気も、景色もすばらしい。
6時30分からラジオ体操をして朝食、掃除に片付け。
その後、長めのミーティングタイム。
2日目は水田のモデル農場見学。
マコモタケ、酒米「夢山水」、耕作放棄地対策の現状を確認。
昼ごはんはキャンプ施設にて「芋煮会」
震災の炊き出しの予行演習にもなるから、ということでした
という感じで、2日間。
みっちりと異業種交流会してきました
この後は12月までe-ラーニングでの配信授業が続き、
最先端の施設での研修、卒業課題の作成とプレゼンを経て、
技術科学大学から「IT食農先導士」の称号を与えられます。
ここまできたからには気合い入れてがんばらばいと
そして、8月はいよいよニンジンの種まき
ここをミスすると、この冬、なんの動きも取れなくなってしまいます。
行くぞ、気合い全開