こんにちは、咲春(さくはる)です
若かりし頃、守銭奴とあだ名がついたことがあります。
(まあ、外れちゃいないかもだけどw)
でもまあ、たんに貯金が好きだっただけで、ブランド物とかにも全く興味がなかったので・・・
気がついたら、ある程度の貯金ができました。
そんな昔、細木数子さんの占いにハマった時期もありまして・・・
私は、「火星人+」でした。
衝動買いとか、どちらかというとお金を使ってしまうようなことが書かれてましたね。
そのとき、「私はお金使わないもん、当たってないなぁ」と思ってました
あれから何十年たったでしょうか。
私は今では散財家になっています
人生いろんなことがあったわけですが・・・
「お金持ち」の基準が、自分の中で明確に変わっていったからなのもあります。
文字通り、「お金を持っている」という意味では、うちの母は「お金持ち」でした。
もし私が、今でも母と仲良しなら、きっとこの考えのまま年老いて、死ぬまで変わらなかったと思います。
母の生き方が嫌で、考えを押し付けられるのもしんどくて・・・
我慢ならずに家を出たときには、人生の半分は過ぎていました
初めて自分のお金で借りた狭い狭い部屋を、
「私のお城だ」
と、感動したことを、今でも覚えています。
それほどまでに自由と、自分のお金で何かを成しえたことは、とてもとても素晴らしい体験でした。
その後、母があらゆる手で私を脅してきました。
「家に戻らなければ、財産は一銭もやらない」
「たとえ病気になっても助けてやらないからな!」
と。
一人で生きていく自身のなさと、財産をもらえなくなる恐怖。
人間って、貰えるはずのものが貰えなくなるという損失を、これほどまでに受け入れ難いことなんだな、と感じました。
きっと、母が強行突破してこなければ、私はこの中途半端な状況で、家に戻る選択をしてしまったかもしれません
しかし絶縁している現在、母のめちゃくちゃな行動が、私の人生を良いほうに変えてくれたわけです
母は、私に裁判をおこしてきました。
ポストに裁判所からの通達を見たときは、心臓が縮みあがりましたよ
封書を開けると、「被告人」って書かれているわけですから・・・
どうしても被告人って、悪いことをしたイメージですしね
あの時の恐怖は、今の私を生きる上で、大切な出来事だったかもしれません。
簡単に説明すると、「財産はやらない」という内容のものでした。
共有名義になっているものを全て返せ、という内容でしたね。
結果として、私はここで財産をもらわない代わりに絶縁してくれ、と提示したわけです。
そして私は自由になりました。
お金の面でも自由になりました。
お金を貯めても、使いきれない母を見た時、脅しにしか使えないお金を見た時。
ああ、お金をこんなふうに使いたいわけではない、と。
物は買わない、外食はしない。
トイレの水すらまとめて流す。
布巾は、腕が一本通るくらい穴が開いても使い続ける。
お風呂の湯は少なすぎて、ヨガの先生もびっくりな体制で入る日々。
むしろ、毎日お風呂に入らせてもらえなかった。
【お金がある = お金持ち】
文字だけならそうなんだけれども・・・
これは、お金があるだけでお金持ちの生活ではない、豊かではない。
こんな時期に、友人の借金を知りました
彼女はお金がないのに、お金を返してないのに、毎日呑み屋に行くのです。
それが良いか悪いかはおいておいて・・・
借金がある彼女の方が、断然豊かな毎日を過ごしていたわけです。
私はそれから、貯金を使うようになりました。
1000万くらいは使ってしまったかもしれませんね
今までの生き方が苦しくて、いろんなカウンセリングにも行ったりしました。
保険なんてきくはずもなく、高額でしたね
心理学を習いたくて、NLPや交流分析などなど。
自己投資もかなりしました。
あとは、母子家庭で子どもがいたので、そっちにも多額にかかりました。
自分の親からしてもらえなかったことを、全部やってあげたくなったのもありました。
二人で旅行に行ったり、ゲーム機を買ったり、美味しいもの食べたり。
楽しい時間でした
お金で幸せって、ある程度までは買えるんだな。
今ではそんな感覚を持っています。
家族で「楽しかったね!」って言えるお金の使い方を、私は心地良いと感じてます。
お金で買うべきものは、思い出なのかもしれません
お金が人を変えるのではなく、お金を持つことによって、その人の本質が現れるんじゃないでしょうか。
私は、「お金がもっと欲しいなぁ」と思いながら、「何に使おうかなぁ」とも考えています。
そのために、今もコツコツと働く日々ですが
そうして今は再婚し、子どもも就職しました。
手元にそんなに残してはいなけれど、これからも楽しくお金を使っていきたいです
長々と書き綴りました。
また何日も放置しそうなので、まとめ書き?(笑)
ではでは、またねん