スマートグリッド普及に向けた「令和5年度分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業」への参加 | 七転び八起きの爺さん

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スマートグリッド普及に向けた「令和5年度分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業」への参加

Sassor株式会社のプレスリリース詳細と考察

 

1. 概要

株式会社Sassorは、2024年6月27日、経済産業省が推進する「令和5年度分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業」にアグリゲーションコーディネーター(AC)として参画したことを発表しました。本実証事業では、Sassor独自の蓄電池制御技術などを活用し、需給調整市場や容量市場におけるアグリゲーションサービスの高度化と実ビジネス化に向けた検証を行いました。

 

2. 実証内容

早稲田システムとの接続:簡易司令システムを模した早稲田システムとの接続を実現し、複数リソースを一括制御する機能を開発

リソース最適制御:蓄電池などの分散型エネルギーリソースを束ねて、需給状況に応じて最適制御を行う機能を開発

電力市場での事業検証:需給調整市場や容量市場におけるアグリゲーションサービスの収益性などを検証

 

3. 今後の展望

需給調整市場・容量市場への参入:実証で得られた知見を基に、2024年度中の需給調整市場・容量市場への参入を目指

RAシステムSaaSの機能強化:既存のRAシステムSaaSの機能強化に加え、将来的にはACシステムSaaSの開発も目指

パートナーとの連携強化:各パートナーと連携し、実市場での取り組みを拡大

 

4. スマートグリッド普及への貢献

本実証事業におけるSassorの取り組みは、以下の点でスマートグリッド普及に貢献することが期待されます。

分散型エネルギーリソースの有効活用促進

Sassorの蓄電池制御技術を活用することで、太陽光発電などの分散型エネルギーリソースを効率的に利用し、送電網の安定化に貢献

電力市場の活性化

需給調整市場や容量市場におけるアグリゲーションサービスの高度化により、電力市場の活性化を促進

脱炭素社会の実現

再生可能エネルギーの大量導入と電力市場改革を推進することで、脱炭素社会の実現に貢献

 

5. まとめ

Sassorは、独自の技術力と実証事業での経験を活かし、スマートグリッド普及に向けた取り組みを積極的に推進していく。今後、同社の動向に注目していく必要がある。

 

参考情報

プレスリリース: https://sassor.com/der2023/

株式会社Sassor: https://www.sassor.com/