七転び八起きの爺さんこと、飯田欽次

七転び八起きの爺さんこと、飯田欽次

「七転び八起きの爺さん」は、挑戦を続ける実業家・飯田が、ゲーム中古販売や太陽光発電開発など多様なビジネスの成功と試練を乗り越え、今なお成長を目指す姿を綴るブログです。

読者の皆様へ

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。私はこれまで、ゲーム販売事業のフランチャイズ展開、再生可能エネルギー事業、中小企業支援など、さまざまな分野で挑戦を重ねてきました。成功もあれば、もちろん困難や失敗も経験しました。しかし、そのすべてが私にとっての財産であり、今もなお新たな挑戦を続ける原動力になっています。

現在は、中小企業の成長をサポートし、営業戦略の立案や組織改革、事業の新しい可能性を探る仕事に力を注いでいます。企業の課題は一つとして同じものはなく、それぞれに合った解決策を見つけることが私の使命です。私のブログでは、そんな経験の中で得た気づきや知識を皆さんと共有し、少しでもお役に立てる情報をお届けしたいと考えています。

「七転び八起き」を地で行く人生ですが、何度転んでも立ち上がることで、新しい未来が見えてきます。このブログが、皆さんにとって何かのヒントや勇気につながれば嬉しく思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

【低圧蓄電池時代をどう読むか|第5回】この市場で勝つのは、誰か

低圧蓄電池の話になると、どうしても
「蓄電池を売る会社が伸びる」
「施工会社に仕事が増える」
「新しい市場ができる」
という見方になりがちです。
 

もちろん、それは間違いではありません。
 

でも私は、この市場を単なる「蓄電池販売の市場」として見ると、少し危ないと思っています。
 

低圧蓄電池時代の本質は、
蓄電池を売ることではなく、低圧太陽光発電所をどう活かすか
にあると思うからです。

低圧太陽光発電所は、一つひとつは小さな発電所です。

しかし、全国には数多く存在しています。

この小さな発電所を、蓄電池と組み合わせ、必要に応じて束ね、電力市場やアグリゲーターの仕組みにつなげていく。

そこに、新しい可能性があります。
 

ただし、ここで大事なのは、現場です。
 

発電所の状態が分からない。
点検履歴がない。
パネルが汚れている。
草刈りも十分ではない。
監視装置や通信状態も分からない。
 

このような状態では、いくら蓄電池を入れても、うまく運用できません。
 

つまり、蓄電池を入れる前に、
その発電所が、きちんと使える状態なのか
を見なければならないのです。
 

これから強くなる会社は、単に蓄電池を売る会社ではないと思います。

強くなるのは、
現場を見て、発電所の状態を整え、蓄電池や運用につなげられる会社
です。
 

O&M会社、保安事業者、施工会社、地域の電気工事会社、アグリゲーター。

それぞれの役割は違います。
 

でも、これから必要になるのは、これらをバラバラに見ることではありません。
 

低圧太陽光発電所を、
「作って終わりの設備」ではなく、
これからも活かしていく事業資産
として見ることです。
 

低圧蓄電池時代は、蓄電池だけの話ではありません。
 

それは、低圧太陽光発電所をもう一度見直す時代だと思います。
 

売電して終わり。
点検して終わり。
古くなったら売却する。
 

それだけではなく、
管理し、整え、記録し、必要であれば蓄電池を入れ、次の収益機会につなげる。

そういう考え方が必要になっていくと思います。
 

この市場で勝つのは、誰か。
 

私は、
低圧太陽光を、もう一度“使える電源”として組み直せる会社
だと思います。
 

蓄電池を売る力も大事です。
施工する力も大事です。
制度を理解する力も大事です。
 

でも、それだけでは足りません。
 

最後は、現場を見て、発電所の状態を理解し、事業としてどう活かすかを考えられるかどうか。
 

そこが分かれ目になると思います。
 

低圧太陽光は、作って終わりではありません。
 

これからは、
管理して、整えて、束ねて、活かす時代
に入っていくのだと思います。

まとめ

低圧蓄電池時代で大事なのは、蓄電池そのものだけではありません。
 

大事なのは、低圧太陽光発電所を、これからどう活かすかです。
 

このシリーズで書いてきたことを一言で言えば、

低圧蓄電池は、単なる新商品ではなく、低圧太陽光の次の使い方を考える入口だということです。
 

低圧太陽光の可能性は、まだ終わっていない。
 

ただし、これからは管理と運用の力が問われる。
 

私はそう見ています。

PPA進化論:太陽光ビジネスの転換・事業者編

【PPA進化論・事業者編 第15回】 太陽光ビジネスの「売る」から「貸す」への大転換

事業者・業界人編」が始まります。
 

太陽光ビジネスに関わる施工会社・販売会社・新電力の方々に特に読んでほしい内容です。
 

FITビジネスが厳しくなっている現実
 

2012年にFIT制度が始まったとき、太陽光の買取価格は1kWhあたり40円でした。それが今は12円前後まで下がっています。
 

「昔より全然稼げなくなった」という声を業界でよく聞きます。新規のFIT案件では以前のような利益を出すことが難しくなっています。
 

PPAという「次のビジネスモデル」
 

そこで注目されているのがPPAへの転換です。
 

FITは「電力会社に電気を売る」ビジネスです。PPAは「需要家(企業)に直接電気を売る」ビジネスです。
 

この違いが大きいんです。FITでは買取価格が制度で決まってしまいます。PPAでは需要家と直接交渉して価格を決められます。
 

しかも15〜20年の長期契約なので、毎年新規案件を取り続けなくても安定した収益が入り続けます。これが「ストックビジネス」の強みです。
 

転換に必要なこと

もちろん課題もあります。PPAは自社で設備投資を負担するので資金調達力が必要です。また15〜20年のメンテナンス体制を構築する必要があります。
 

「設置して終わり」のビジネスから「設置してからが本番」のビジネスへ。この発想の転換ができるかどうかが、太陽光ビジネスの生き残りを左右します。
 

次回は「PPA事業者として生き残るための差別化戦略」を解説します!
 

#PPA #FIT #太陽光ビジネス #再生可能エネルギー #ストックビジネス

【低圧蓄電池時代をどう読むか|第4回】O&M会社は、点検会社のままでいいのか
 

今日は、O&M会社さんの話です。
 

これまでO&Mというと、
点検、草刈り、洗浄、異常時対応、報告書作成。
そんなイメージが強かったと思います。
もちろん、これはとても大事な仕事です。
設備を守るうえで、欠かせません。
 

ただ、低圧蓄電池や分散型リソースの話が広がってくる中で、O&M会社さんの役割も少し変わってくるのではないか、と感じています。
 

というのも、これからは発電所や蓄電池が、
ただ持っている設備ではなく、
どう運用するかで価値が変わる資産
になっていくからです。
 

そうなると、O&M会社に求められるのは、
単に点検をすることだけではなく、
設備の状態を見えるようにすること、
異常を早くつかむこと、
履歴を残すこと、
次の判断につながる報告をすること、
こうした役割まで広がっていきます。
 

言い換えると、
「保守の会社」から
「運用を支える会社」
に近づいていく、ということかもしれません。
 

ここで大事なのは、いきなり難しい市場運用までやることではありません。
まずは、
見えているか。
残っているか。
伝わる形になっているか。
そこだと思います。
 

たとえば報告書ひとつでも、
ただ作業結果を書くのか、
それとも“次にどう考えるべきか”まで伝わるものにするのかで、価値はかなり変わります。
 

私は、O&M会社さんにはまだまだ伸びしろがあると思っています。
現場を見ている人だからこそ、できることがあるからです。
 

点検会社のままでいいのか。
この問いは、これから案外大きい気がしています。
 

次回は、
「この市場で勝つのは誰か」
について書いてみます。
 

#再エネ #OandM #太陽光発電 #蓄電池 #低圧蓄電池 #保守点検 #エネルギー業界

【PPA進化論・第14回】 PPA導入で失敗した3つの事例。同じ失敗をしないために
 

「PPAを導入したけど、思ったより電気代が下がらなかった」 「契約内容をちゃんと理解していなかった」 「事業者選びを間違えた」
 

PPA導入の失敗には共通したパターンがあります。今回は3つの典型的な失敗事例とその教訓を紹介します。
 

失敗事例①:発電量の見積もりが甘かった
 

PPA事業者の見積もりを信じて契約したが、実際の発電量は見積もりの60%程度しかなかった。原因は現場調査が不十分で、冬場の影の影響が考慮されていなかったこと。
 

電気代削減効果は想定の半分以下になりました。
 

教訓:発電量の根拠を具体的に書面で確認する。発電量保証条項を契約書に入れる。
 

失敗事例②:契約書を最後まで読まなかった
 

工場を移転することになったが、契約書に移設条項がなく違約金が発生。さらに撤去費用も需要家負担と書いてあった。「口頭では事業者が負担すると言っていた」でも契約書に書いてなければ意味がありません。
 

教訓:口頭説明を信頼せず、すべての重要事項を契約書に明記させる。
 

失敗事例③:事業者の経営状況を確認しなかった
 

導入から数年後に事業者の経営が悪化。メンテナンス対応が遅れ、最終的に倒産。設備の管理が宙に浮いてしまいました。
 

教訓:事業者の財務健全性・実績・親会社の信用力を事前に確認する。
 

3つに共通するのは「事前の確認不足」
 

発電量の根拠・契約書の細部・事業者の経営状況。この3つを事前に確認するだけで、ほとんどの失敗は防げます。
 

明日からは「事業者・業界人編」として、PPA事業者の視点からビジネス戦略を解説します!
 

#PPA #失敗事例 #太陽光発電 #再生可能エネルギー #中小企業経営

【低圧蓄電池時代をどう読むか|第3回】既設低圧太陽光オーナーの次の一手
 

低圧蓄電池の話が出てくると、どうしても「これから新しく何を入れるか」に目が向きがちです。
でも、実はもっと大事なのは、すでに低圧太陽光を持っている人が、これからどうするかだと思っています。
 

既設の低圧太陽光オーナーには、これから大きく分けて4つくらいの選択肢があります。
 

このまま持ち続ける。
売却を考える。
FIP転換を検討する。
蓄電池併設まで含めて再設計する。
 

大事なのは、「どれが正しいか」を急いで決めることではありません。
まずは、自分の発電所の状態をきちんと見ることです。
 

発電量は安定しているか。
PCSなど主要機器はいつ更新時期が来そうか。
保守や点検の履歴はきちんと残っているか。
借入はどうなっているか。
今後も自分で持ち続けたいのか。
ある時点で整理したいのか。
 

こうしたことによって、取るべき選択は変わってきます。
 

たとえば、しっかり管理されていて、安定して回っているなら、そのまま持ち続けるのも十分に一つの判断です。
逆に、出口を考えるなら、日頃の管理状態や履歴の整理が、資産価値に効いてくる可能性があります。
 

また、FIPや蓄電池は、夢がある話です。
でも、流行りそうだから入れる、という順番では危ないと思います。
まずは、自分の設備条件や系統条件、運営の手間、誰と組むかを見てからです。
 

私は、既設低圧太陽光オーナーにとって大事なのは、
“設備をどうするか”の前に、“この資産とどう付き合うか”を決めること
だと思っています。
 

発電所は、持っているだけの資産ではなく、これからは運営の仕方を考える資産になっていくのかもしれません。
 

次回は、
「O&M会社は、点検会社のままでいいのか」
について書いてみます。

#再エネ #太陽光発電 #低圧太陽光 #蓄電池 #FIP #アグリゲーター #エネルギー業界

【PPA進化論・実務編 第13回】 「PPAに補助金は関係ない」は大間違い!組み合わせで得をする方法
 

「PPAって初期費用ゼロだから、補助金は関係ないですよね?」
 

実はこれ、大きな誤解なんです。
 

PPAと補助金・税制優遇を上手に組み合わせると、さらにお得になるケースがあります。今回はわかりやすく解説します。
 

活用できる主な補助金
 

まず国の補助金です。経済産業省の省エネ関連補助金や環境省の脱炭素推進交付金が代表的です。PPA事業者が申請することで、需要家への電力単価が下がる交渉材料になるケースがあります。
 

次に地方自治体の補助金です。都道府県や市区町村が独自に再エネ導入補助金を設けているケースが多いです。内容は地域によって大きく違うので、お住まいの自治体に確認してみてください。
 

国と自治体の補助金を組み合わせて活用できるケースもあります。
 

税制優遇も使えることがある
 

中小企業経営強化税制やカーボンニュートラル投資促進税制など、PPA導入に伴う電気設備の改修や蓄電池導入が対象になるケースがあります。
 

組み合わせる際の注意点3つ
 

ひとつ目は申請主体の確認です。設備の所有者が申請主体になる補助金では、PPA事業者が申請主体になる場合があります。
 

ふたつ目は処分制限期間の確認です。補助金を受けた設備には一定期間の処分制限があります。PPA契約期間との整合性を確認しましょう。
 

みっつ目は申請期限との調整です。補助金には公募期間があります。PPA導入スケジュールと合わせて計画することが重要です。
 

補助金は「知っている人が得をする」世界です。ぜひ専門家にも相談しながら活用してみてください!
 

次回は「PPA導入で失敗した事例から学ぶ3つの教訓」を解説します!
 

#PPA #補助金 #太陽光発電 #再生可能エネルギー #中小企業経営

【低圧蓄電池時代をどう読むか|第2回】“低圧でも市場参加できる”の本当の意味
 

前回は、低圧蓄電池の広がりは、太陽光FITの再来というより、「小さな設備をどう束ねて動かすか」の時代の始まりではないか、という話を書きました。
 

今回は、その続きです。
よく見かける
「低圧でも市場参加できるようになる」
という言葉について、少しかみ砕いて考えてみます。
 

この言葉、たしかにインパクトがあります。
でも、ここは少し丁寧に見た方がいいと思っています。
 

なぜなら、
参加できることと、
事業としてうまく回ることは、同じではないからです。
 

低圧でも市場参加できる、というのは、まず制度上の入口が広がる、という意味です。
今までは届きにくかった世界に、小さな設備でも関われる可能性が出てきた。
これは大きな変化です。
 

ただし、その先には実務があります。
 

市場参加には、
ちゃんと計量できること、
必要なデータをやり取りできること、
制御できること、
計画を立てられること、
結果を管理できること、
こうしたことが必要になります。
 

つまり、
「低圧でもいけるらしいから、とりあえず蓄電池を入れよう」
では、なかなか事業にはなりません。
 

大事なのは、
誰と組むのか。
どうやって束ねるのか。
どうやって運用するのか。
どこで利益を作るのか。
こうしたことを先に考えることです。
 

ここで大事になるのが、アグリゲーターの存在です。
小さな設備は、そのままでは力が小さい。
でも、たくさん集めて、きちんと制御できれば価値が出る。
だからこそ、“束ねる人”の役割がとても大きくなります。
 

この話は、既に低圧太陽光を持っている方にも関係がありますし、O&M会社にも、施工会社にも関係があります。
設備の話に見えて、実は、事業の組み方の話なんですね。
 

私は、
「低圧でも市場参加できる」
というニュースを見たときに、
「何ができるようになったか」だけでなく、
「何を整えないといけないのか」まで考えることが大事

だと思っています。
 

入口が開く。
でも、そこで勝てるかどうかは別。
この違いを見ておくことが、これからますます大切になりそうです。
 

次回は、
「既設低圧太陽光オーナーの次の一手」
について書いてみます。

#再エネ #蓄電池 #低圧蓄電池 #需給調整市場 #アグリゲーター #太陽光 #エネルギー業界

【PPA進化論・第12回】 契約が終わったらパネルはどうなるの?撤去費用の真実
 

「15〜20年後のことは、その時に考えればいい」
 

こう思っている経営者の方、実はこれが一番危ないんです。
 

今回は「契約満了後の設備の扱い」について、特に見落とされがちな「撤去費用の真実」をわかりやすく解説します。
 

契約が終わったら3つの選択肢がある。
 

PPA契約が終わったとき、設備の扱いは一般的に3つです。
 

ひとつ目は無償譲渡です。設備をタダでもらえます。でも15〜20年経ったパネルは性能が落ちています。もらった後のメンテナンスや最終的な廃棄費用は自社負担になります。
 

ふたつ目は有償譲渡です。お金を払って買い取るパターンです。買取価格の算定方法を事前に確認しておく必要があります。
 

みっつ目は撤去です。ここが今日の本題です。
 

撤去費用の「真実」

「撤去はPPA事業者がやってくれる」と思っていませんか?
 

実は契約書をよく読むと「撤去費用は需要家負担」と書いてあるケースがあるんです。
 

撤去にかかる費用はパネルの取り外し・運搬・架台の撤去・屋根の補修・廃棄処理を合わせると、規模によっては数十万円から数百万円になることがあります。
 

「口頭では事業者がやってくれると言っていた」でも契約書に需要家負担と書いてあれば、法的には支払い義務があります。
 

今から確認しておくべきこと
 

契約前に必ず確認しておきましょう。
 

撤去費用の負担はどちらか、廃棄・リサイクルの責任と費用はどちらか、無償譲渡の場合は譲渡後のコストはどうなるか。
 

15〜20年後の「出口」を今から考えることが、賢いPPA活用の第一歩です!
 

次回は「補助金・税制優遇とPPAの組み合わせで得をする方法」を解説します!
 

#PPA #太陽光発電 #撤去費用 #再生可能エネルギー #中小企業経営

【低圧蓄電池時代をどう読むか|第1回】低圧蓄電池解禁は、太陽光FITの再来なのか
 

最近、低圧蓄電池の話が少しずつ増えてきました。
2026年4月から、50kW未満の低圧リソースも、アグリゲーターを通じて需給調整市場に参加しやすくなる流れが本格化しています。
 

この話を聞くと、
「太陽光FITのときみたいに、また小さな案件がたくさん増えるのかな」
と思う方もいるかもしれません。
 

たしかに、そう見える面もあります。
これまで系統用蓄電池というと、大きな案件、資金力のある会社の世界、という印象が強かったと思います。
そこに“低圧”という言葉が出てくると、一気に身近に感じます。
 

でも、私はここは少し慎重に見た方がいいと思っています。
 

今回の変化は、太陽光FITの再来というより、
「小さな設備をどう束ねて、どう動かして、どう収益化するか」
という新しい世界の始まりです。
 

太陽光FITの時代は、設備を作って売電する、というわかりやすさがありました。
もちろん実際にはいろいろ大変でしたが、収益の考え方そのものは比較的シンプルでした。
 

ところが蓄電池は違います。
置いたら終わりではありません。
いつ充電するのか、いつ放電するのか、誰が制御するのか、どうやって市場で価値を出すのか。
ここがきちんと組めていないと、事業にはなりません。
 

つまり、これから大事になるのは、
蓄電池の箱そのものより、
誰と組むか、どう運用するか
の方なんですね。
 

この変化は、いろいろな人に関係してきます。
 

既に低圧太陽光を持っている方なら、
このまま持ち続けるのか、次の一手を考えるのか。
 

O&M会社なら、
点検だけでなく、データや運用の世界にどう近づくのか。
 

施工会社なら、
工事だけでなく、案件全体を成立させる前提整理まで関われるのか。
 

こうしたことが、少しずつ問われてくると思います。
 

ニュースだけを見ると、「低圧蓄電池が広がるらしい」で終わってしまいがちです。
 

でも本当に大事なのは、“広がるかどうか”ではなく、“どういう人が勝つ市場なのか”
を見ておくことだと思います。
 

私は、
設備を売る人より、束ねる人。
工事をする人より、運用を設計できる人。
そういう人の価値が上がっていくのではないか、と見ています。
 

次回は、
「低圧でも市場参加できる、の本当の意味」
を、もう少しかみ砕いて書いてみます。
 

#再エネ #蓄電池 #低圧蓄電池 #需給調整市場 #アグリゲーター #太陽光 #エネルギー業界

【PPA進化論・第11回】 「メンテナンス不要」は本当?責任の範囲をわかりやすく解説
 

「PPAはメンテナンスが不要だから楽ですよ」
 

こんな説明を聞いたことはありませんか?実はこれ、少し正確じゃないんです。
 

正しくは「設備のメンテナンスはPPA事業者がやる」です。でも全部じゃないんです。今回はその違いをわかりやすく解説します。
 

PPA事業者がやってくれること
 

まず安心してください。主なメンテナンスは事業者がやってくれます。
 

パネルの定期点検・パワーコンディショナーの保守・発電量のモニタリング・故障時の修理や交換。これらは基本的に事業者の仕事です。
 

でも自分たちでやることもある
 

問題はここです。需要家側にも一定の管理義務が生じるケースがあります。
 

例えばパネル周辺の清掃・環境管理です。工場の粉塵や排気ガスがパネルに付着すると発電効率が下がりますパネル周辺の環境管理は需要家側の責任になるケースがあります。
 

屋根への安全なアクセス確保も需要家側の義務になることがあります。作業員が点検に来たとき、安全に屋根に上れる環境を維持する義務です。
 

一番トラブルになりやすいのはグレーゾーン
 

契約書に書いていないグレーゾーンが最もトラブルになりやすいです。
 

鳥の糞の清掃は誰の責任?台風でパネルが壊れたら修理費用はどちらが負担?パネル設置後に雨漏りが発生したら誰の責任?
 

これらは事前に契約書に明記しておかないと、後で揉める原因になります。
 

信頼できる事業者の見分け方
 

メンテナンス体制がしっかりした事業者は、契約書に具体的な内容が書いてあります。「お任せください」という抽象的な説明しかしない事業者は要注意です。
 

次回は「契約満了後、設備はどうなる?撤去費用の真実」を解説します!
 

#PPA #メンテナンス #太陽光発電 #再生可能エネルギー #中小企業経営