(要約)済州島で100%グリーン水素バスが実現! | 七転び八起きの爺さん

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(要約)済州島で100%グリーン水素バスが実現!風力で走るバス、世界初の取り組み!未来への希望を感じます。

 

再生可能エネルギーの新たな活用例として注目される、済州島の取り組みを紹介

 

済州島は、風力発電で生産したグリーン水素を燃料とするバスを導入し、世界初の100%グリーン水素バス運行地域を目指しています。このルポでは、済州グリーン水素団地の様子と、この取り組みがもたらす可能性について詳しく見ていきます。

 

1. 済州グリーン水素団地

クリーンエネルギーの実現拠点

3.3MW級のグリーン水素生産施設: 2020年から実証運転を開始し、2022年8月から本格稼働。1日1トン(t)の純度99.99%グリーン水素を生産し、約50台の水素バスを充電可能。

高圧圧縮・貯蔵設備: 生産されたグリーン水素は200barまで圧縮され、チューブトレーラー車両に搭載。1台あたり最大340kgのグリーン水素を貯蔵可能。

咸徳水素充電所: 1時間に4台の水素バスを充電可能。現在5台の水素バスが運行中、今後は9台に増やし、年内に20台まで拡充予定。

 

2. 100%グリーン水素バス

環境負荷ゼロの実現

済州道の水素バスの特徴: 燃料は100%グリーン水素を使用。他地域の水素バスは主にグレー水素を使用しているため、済州水素バスは最も環境負荷の低いバスと言える。

運行過程で水のみを排出: 水素と酸素を化学反応させて電力を得るため、排気ガスではなく水のみを排出。

2030年までに公共分野で300台の水素バスと200台の水素清掃車を導入予定

 

3. 余剰再生エネルギーの有効活用

グリーン水素がもたらす可能性

済州道の課題、風力発電などの再生可能エネルギーは発電量が不安定。過剰な発電量が発生すると、出力制御を行い、発電設備の一部を停止させる必要があった。

グリーン水素への転換、余剰再生可能エネルギーでグリーン水素を生産することで、出力制御問題を解決し、無炭素で基底発電量を満たすことが可能。

済州道の目標、再生可能エネルギー発電比率を70%以上に高め、グリーン水素6万トン以上を生産。基底発電を火力から水素へ100%転換

 

済州グリーン水素団地は、再生可能エネルギーの有効活用と脱炭素社会の実現に向けた、世界的に注目される取り組みです。今後は、この技術が他の地域にも普及していくことが期待されます。

 

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【MKより】済州島では潮風で動くバスが村を行き来する。 19日、記者が訪れた済州島には海に根を下ろし空中で翼が回る巨大な風力

 

済州島では潮風で動くバスが村を行き来する。 風で生産した電気で水を分解して水素を作り、その水素を燃料にバスが運行する唯一の地域だ。 19日、記者が訪れた済州島には海に根を下ろし空中で翼が回る巨大な風力.. - MK

https://www.mk.co.kr/jp/economy/11047202