系統用蓄電池ビジネスを牽引する企業とビジネスモデル | 七転び八起きの爺さん

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系統用蓄電池ビジネスを牽引する企業例

伊藤忠商事は企業向け蓄電システムを開発しています。
住友商事は大型蓄電設備の設置に向けた取り組みを行っています。
LEシステム株式会社は、蓄電池用の電解液に関する技術開発などを行っています。
株式会社パワーエックスは、蓄電池関連事業を行っています。

事業者としては、電力会社に加え、オリックスや住友商事などの事業会社も同事業への参入を表明しています。

ビジネスモデルとして
1、電力系統や再生可能エネルギー発電所などに接続し、不要時の電力を備蓄して不足時に供給する事業
 このビジネスモデルでは、電力系統や再生可能エネルギー発電所に直接接続される蓄 

 電池を使用します。
 電力が余ったときに市場で安く買って蓄電し、電力が不足した際には放電して電力を

 供給します。
 このようにして、電力の需給バランスを維持し、電力系統の安定化に貢献します。

2、電力市場で収益を得ること
 電力市場では、需要と供給のバランスによって価格が決定されます。
 需給調整市場や周波数調整市場などの電力市場に参加し、需要や価格に応じて電力を

 買ったり売ったりすることが可能です。
 このようにして、市場の動きに応じて電力を買い、価格が上昇したときに売ることで   

 収益を得ることができます。

3、「蓄電所」と呼ばれるビジネス
 「蓄電所」は、電力の充放電に価値を持たせ、蓄電池の運用によって収益を得る
 ビジネスモデルです。
 電力が余ったときに市場で安く買って蓄電し、市場の電力価格が上昇した際に放電
 して売ることで差額を利益にすることが可能です。