イマドキの子どもたちの学習は、手書きの機会が減っている
というお話をしました。
漢字の勉強も、
手を動かして覚えるものではなくなってきていますね。
きのうは、受験を控えた中3生の作文に、
全くを「全ったく」
予めを「あらかじめに」と書くミスがありました。
うっかりミスかな?
こう声をかけると、
「完全にこう書くと思っていた」
とのこと。
予めも、聞いたことはあっても
いざ自分が使う側になると
「あらかじめに」と必要ない「に」を入れてしまう。
これは、
完全にアウトプット不足ですね。
これもまた昨日ご紹介したインプット大全に書かれていたのですが、
インプット3割、アウトプット7割のバランスが、最も記憶が定着するとのこと。
言葉の勉強も、まさにこれが王道です。
漢字を見て、理解したら、あとは実際に書いて練習したり、文章のなかに使ってみたりして初めて自分のものになります。
作文は国語力の集大成と言われます。
この言葉をポジショントークとして掲げる先生もいるかもしれませんが、
実際に指導していると、まさに真実だと痛感します。
実際に書いてみることで、いま現在の自分の力が把握できるのです。
見て覚えるなんていうのは幻想です。
もちろん、中にはそういう子もいるかもしれません。
100%否定はしませんが、ほとんどのお子さんにとっては有効ではありません。
ぜひ、手書きでのアウトプットを重ねてください。
書くことを
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ひとりでも多くの子が
書くことで自分の資質に気づいたり
自分を表現する楽しさを知ったり
自分の夢を意識したりできるといいなあと思い
日々、作文教育に携わっています。