イマドキの子どもたちの学習は、手書きの機会が減っているんですよね。
タブレット学習が当たり前になった今、
手書きで勉強するなんて時代遅れなのでしょう。
しかし!
手書きの方が記憶の定着率も高いし、
脳が活性化されるという事実があり、
世界中の様々なデータがこれを証明しています。
私たち昭和世代は、
体で覚えることが尊ばれていました。
ですから、
漢字ドリルにしても計算ドリルにしても、
とにかく書いて覚える、理解することが
何よりも優先される学習法だったのでしょう。
比較対象がなかったため、
当時は特に疑問を持つこともありませんでしたが、
今、改めて思います。
手を動かすことは、正義だと
大袈裟ですが、確かに良い勉強法なのです。
たとえば
ふと出会ったカタカナ言葉の意味がわからない……
もしかして最近流行ってるもの?
それとも専門用語?
なんだか気になる…なんだろう?
そんなときどうしますか?
まずは、スマホで検索!
ほとんどの方がそうなるかと思います。
その、検索エンジンにあたる機能が脳の中にあります。
RASと呼ばれるこの場所は、書くことによって活性化されるのです。
詳しくは、こちらの本をどうぞ。
RASが活性化することにより、集中力が高まり、積極的に情報を収集し始めます。
また、余計な情報は切り捨てることもできる、つまり情報を取捨選択する力も高まります。
ついだらだらとスマホを見て、tiktokやYouTubeのショート動画を垂れ流して時間を溶かしている子は、
もしかしたらRASの機能が弱っているのかもしれませんよ。
活性化させるには!
そうです、手書きです!
手書きで行う創作的な学習って
作文を置いて他にはないのではないでしょうか。
数学の図形の応用問題などもよいかもしれません。
とにかく、手を使って、自分の持っている知識と情報を総動員して書く。
これは、どの教科の勉強よりも、作文に軍配が上がると思います。
単に成績に直結する学習も、もちろん大切でしょう。
子どもたちにとって、目指す進路を手にいれることも、大事ですから。
手軽に学習できるからとタブレット任せで
短絡的に学習するだけでいいのでしょうか?
人生は、長いようで短い。
ショート動画に時間を溶かすより、
RASの機能を高めて、
自分に何が必要か、どうしたら自分の人生を最大限に生きることができるかを
考えることができる方が、よいと思いませんか?
百歩譲って作文の勉強はできなくても、
手書きで漢字を書いたり、ちょっとした記述問題を解いたり、
数学の図形の問題で、あれこれ補助線を書き入れ試行錯誤する経験は
絶対に重ねた方が良いです。
書くことを
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ひとりでも多くの子が
書くことで自分の資質に気づいたり
自分を表現する楽しさを知ったり
自分の夢を意識したりできるといいなあと思い
日々、作文教育に携わっています。