三寒四温というとおり、温かくなったかと思えばまだ寒さが戻ってくる今日この頃です。
今日は、気温はそれほどでもないですが、おひさまの光が春めいています。
そろそろダイエットの広告が増えてきそう
二の腕にお肉がつきやすいのが私の悩みなのですが......。
この数年で、二の腕に関して気になる表現を見かけるようになりました。
それは
「カリカリ二の腕」
など、カリカリという表現。
カリカリといえば、
「カリカリベーコン」
「カリカリ梅」
などに代表されるように、食感を表現しますよね。
または、
「お母さん、カリカリしてる」
など、いらだっている様子にも使います。
痩せている状態を表すことはなかったはず。
美容外科の脂肪吸引の広告にも
「カリカリ二の腕に！」
と使われているので、市民権を得てきているようです。
たとえば、こんなYouTubeもあります。
痩せているといえば、ガリガリが一般的だと思うのですが、
そこに美しく痩せているイメージはありません。
少なくとも私は。
もしかしたら、カリカリは、
脂肪や水分（むくみ）のない、美しく引き締まった極細の体というイメージなのかもしれませんね。
（知らんけど）
カリカリのように
本来の使い方ではないけれど
広く使われるようになったものに
「サクサク」
があります。
パソコンがサクサク動く
勉強がサクサク捗る
など、使ったことがある人もいるのではないでしょうか？
時代の移り変わりとともに
新しい使い方が生まれるのも
オノマトペのおもしろさかもしれません。
多くの人が共通してイメージできる使い方なら
作文に使うのもよいと思います。
たとえば、どんより落ち込んでいることを
「キラキラ落ち込んでいた」
と表現しても、これは違和感しかありませんよね。
このような使い方はNGです。
カリカリに痩せるという表現も
もとはひとりの発言が共通のイメージを生み
広く使われるようになったのでしょう。
そう考えると、
もしかしたら、あなたの使った新しいオノマトペが
後世に残るかもしれません
オノマトペの世界
なかなか奥が深いですね。
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