2024.3.10
この日の仙台は
すうっと優しく溶ける
粉砂糖のような雪が舞っていた
利府町へ向かうバスへ。
今年も。
いつもの
ショーを観に行くときめく気持ちの奥に
重い苦しい気持ちを感じていた
また 私が そこに 行ってもいいのかな…
昨年のnotte stellataは
少し… いえ だいぶ
辛かったから。
でも
3.11に向けて
しっかりと受け止めたい
私も共に祈りたい
あの日のできごとを
忘れないために。
想うために。
ほんの3週間ほど前に
氷上で観た人とは
まるで異なる表現世界のなかに
羽生さんはいた
RE_PREYが
"物語" のキャラクターを演じる人
または
そのひとりひとりのキャラクターそのもの
であったとするならば
このnotteは
羽生結弦 という人
そのもの。
美しく舞う白鳥さんも
運命の女神に翻弄される若者も
ダンスする可愛い青年も
癒しのDanny Boyも
エンディングの *希望のうた* まで全て
羽生結弦 という生身の人間がそこに見えた
彼の魂が捧げる
愛
苦悩
希望
祈り
会場全体にキラキラと瞬く光は
あなたを映して
乗り越えていく人の強さ
私たちの行く先を照らす光のようで
ああ
生きてるって素晴らしい
心が温かくなる…
希望に溢れた
notte stellata 2024 でした
ありがとう。