今日の日経新聞1面トップ記事には、私は笑いが止まりません(笑)。
【ITビッグ5 若い企業のむ】 という大見出し。リード文章の書き出しは「米ITの巨人が強すぎて、新しい企業が育たない」。
この記事の見出しは2つ
〔600社越買収20兆円 強さ圧倒〕
≪競争阻害懸念強まる≫
還暦過ぎた私からみたおじさま(失礼)がよく言っていた、アメリカの超ビッグ自動車メーカーなど・・・ビッグな製造業の時代がなつかしい、か? 巨大な自動車時代に栄えた町の復活って、トランプ大統領のやさしいユーモアにも笑ってしまいそうでしたが(笑)。
さてさて、愚痴を言ってる場合じゃなく言うつもりもなく。
スタートアップ、とくにIT系の場合、どんどん出てくる新技術新発想を人より先に我が物にするセンスは素晴らしいのですけれど、会社経営の基本の基本を経営者が知っていないと巨大な花を咲かせて香りを振りまき話題騒然、となったところで注目されたら、根が、ねぇ、なんてことばっかり。
ファッション関連に至っては、そもそも市場が伸びない日本で日本語で商売しようとなると、それこそ、根がねぇ。よほどの根じゃないと、ねぇ。
根。企業の、根。最低限度の会計の知識はどう考えても経営者には必要でしょ。
同文舘出版から『スタートアップ会計学』(第2版)が出ました。著者は上野清貴(編著)で、私はまだ初版しか読んでいないですが、利用価値は高いと思っていました。第2版がでたので、ご紹介。
ものすごいホームランバッターでも、10時過ぎると眠くなる、みたいなんじゃ、無理ですよね、プロ野球は(笑)。
ITスタートアップ側も、甘えてはいけませんね。根をしっかりさせている会社は、そろばんで決算を出し、電話注文していても、それなりの客を抱えていて、損益分岐点はしっかりおさえていたりします。
当惑するようほどの知的分析力を有していても、単純な固定費に関して説明ができなかった人と、たまたま、先月、であったものですから。