こんにちは、咲です
食紅なくてもピンクにならないのかな、とか、もっといちごの風味を強くしたいなとか…
地味に長い間試行錯誤を重ねているのがいちごのクッキー生地です。
今回はこれまでの検証結果を踏まえ、100円ショップ含む各社ストロベリーパウダーの比較や、いちごのクッキーを実際に作る際の注意点などもまとめてお伝えしていきます。
※レシピの見直しに伴い、2023/1に記事内容を大幅に更新しています。
各社のストロベリーパウダーの比較
以前は手に入れにくかったストロベリーパウダー、最近は100円ショップでも売られているので手軽に手に入りますよね
まずはDAISO・Seria・cotta、それぞれで売られているストロベリーパウダーについて、どのような違いがあるのかお話します。
※DAISOさんとcottaさんが製菓材料を共同企画して販売している時期だったため、記事中で「DAISOさんのもの」としている商品はcottaさんコラボ商品です。以下本文中では記載を省略しています。
実際の粉の比較
※cottaさんの画像は後日追加します。すみません。
100円ショップの商品はそれぞれ「いちごパウダー」という商品名ですが、実は中身は全くの別物です。成分を確認すると、
となっています。
DAISOさんはいちご果実ではなく、果汁由来の物なので粉末が非常に細かく、いちごの種がありません。また、DAISOさんとcottaさんのものについてはパウダーの中にすでに着色料(紅麹色素)が入っています。
クッキー生地の比較
次は実際に上記3社のパウダーを混ぜ込んで作ったクッキー生地の比較です
パウダーの種類以外は同じ材料で型抜きクッキーの生地を作りました。
下に続く画像では、食紅を足さずに使いたい方向けに、着色したものと粉本来の色味のものを分け、焼成前後の画像を比較できるようにしています。画像は全社、下図の配置で並べていますので、色の違いなどの参考にしてください。※撮影環境の影響で、実際の色味とは異なる場合があります。また、焼き加減によって生地の色はかなり変わります。
元々紅麹色素を含んでいるDAISOさんとcottaさんについては、食紅を足さなくても薄ピンクに焼くことができました。Seriaさんのパウダーを使う場合には、食紅を合わせた方が良さそうです。※食紅を足しているものは、バターに下の画像程度の色付けをしてから粉類を混ぜ込んでいます。
風味について
総合的に見て、私のおすすめは断然cottaさんのストロベリーパウダー。
ストロベリーパウダーを使う際の注意点
次は、クッキーの生地にストロベリーパウダーを使う際の注意3点です
①入れすぎは禁物
いちご味を、またはピンクを濃くしたいからと言って、過去の私のような入れすぎは禁物です。クッキーがきしむような、大変残念な歯触りになってしまいます
使うメーカーにより差はありますが、粉総量の15%程度が上限かと思います。
②湿気に弱い
今回焼き比べた3社では特にSeriaさんのものは湿気に弱いタイプです。計量をもたもたのんびりしてしまうと、その間放置していただけで団子化してしまうので、必要な量を計ったらすぐに薄力粉に混ぜ込んでしまいましょう
(※2019年に製造元が変わる以前のcottaさんの製品も同じ性質でした)
③焼き色が付きやすくなる
いちご生地を焼くならこれはマストです↓
おすすめのいちご生地レシピ
最後に、私がおすすめするいちごのクッキー生地のレシピをお伝えします
いちごのクッキー生地の材料
- 無塩バター 50g
- 砂糖 35g
- 塩 ひとつまみ
- 溶き卵 15g
- ストロベリーエッセンス 3滴(省略OK)
- 食紅(赤) お好みで
- 薄力粉 90g
- ストロベリーパウダー 15g
※無塩バター・卵は室温に戻し、薄力粉とストロベリーパウダーは混ぜ合わせてふるっておきます。
※粉末の食紅を使う方は、ごく少量の水で溶いてから使ってください。
重要
残念ながらこの配合は、今回比較しているダイソーさんのパウダーでは美味しいクッキーになりません。これまでの経験から「果汁由来のストロベリーパウダーは焼き菓子に向かないのでは?」と推測してはいますが、現段階ではそう言い切れるほどの判断材料が揃っていないため、レシピをお試しいただく場合には、cottaさん、もしくはSeriaさんで販売しているストロベリーパウダーをご利用ください
生地の作り方
①柔らかくしたバターに砂糖と塩を加え、全体に馴染むまですり混ぜます。次によく溶いた卵を3~4回に分けて加え、卵の筋が見えなくなるまで混ぜます。あればストロベリーエッセンスもここで加えます。
②食紅を混ぜ、バターをピンクに色付けしてから粉を混ぜます。ゴムベラで切るように混ぜ、全体に粉が見えなくなったらボウルの底に押し付けるようにして生地をひとまとめにします。
③できあがった生地はラップに包み、冷蔵庫で1時間以上寝かせてからお使いください。
生地の半量をプレーンで作ると、こんなクッキーも簡単に作れます!
いちご成型はレシピとしてUPしています。
いちご生地とプレーン生地を一緒に作る方法もこちらでご確認ください↓
ではでは、いちご情報盛りだくさんでお送りしました。
こんな長文に最後までお付き合い、ありがとうございました
ご好評いただいている、定番のアイスボックスクッキーのレシピです
どちらも簡単&きれいにできる作り方を全行程画像付きで徹底解説しています!