母は、緑内障のためほぼ目が見えなくなってしまいました。
白内障と違い手術ができない…「手術をします」と言われた時はもうほぼ末期だと思って良いとの事。
目薬を差しまくって、目はすっかり落ちくぼんで引っ込んでしまいました。
2019年の夏、父が大腸ポリープを取る手術をする と、病院に行きました。
ちょうど「コロナ」が得体の知れないものとして出回り始めた頃でした。
そんな時に「高齢ですし、手術はやめておきましょう」とその病院の先生が言ってくれたなら、今頃どうなっていただろうか…と言っても仕方がないことだとわかってはいても、ついそのことを考え家族で話してしまいます。
その大腸ポリープの手術の後こんなに悪くなってしまったのですから。
その時に「介護保険証」のことを知らなくて「87歳までご存じないなんて、本当に健康でいらしたんですね」と転院先の病院で驚かれたほどです。
それから5年母はとても頑張って介護をしてくれたと思います。
でもね…私の前ではずっと文句ばかり言うんですよ
母は小さい頃は子供1人に1人ずつのお手伝いさんがついていた…そんな家で割とゆったりと暮らしていました。
それでも学校に行く前は必ず雑巾掛けをして学校に行く…そのような教育を受けてはいるのですが、やはり働いたことのないあの時代のお嬢様がそのまま専業主婦になった。
短大の卒業式の写真は年の離れた父が婚約者、兼保護者のような感じで来て、父が撮った写真があります。
短大を卒業し父とすぐに結婚をして、姉が生まれた時は何がなんだか何をどうしたら…となり、結局お手伝いさんを置くことになったそうです。
父も小さい頃は、お手伝いさんに手を引かれて、幼稚園に行っていたとか…
雑草のように育てられたのは私だけです
そんな母で戦争体験はしていても特に何不自由なく暮らしてきたものですから、自分の思い通りにいかないとすぐに文句を言ってしまう。
ケアマネさんやヘルパーさんは母のことを思って、少しでも母が楽になるようにと考えて、様々策を練ってくださっているにもかかわらずいちいち文句を…
「そんなことされたら、朝早く起きなきゃいけない」とか「その時間までになんとかしないといけない」とか、ヘルパーさん達はそのような事は気にしないので、母は何もしなくても大丈夫なのに それこそあの時代の気質というか…母自身の気質なのでしょうか。
「きちんとした奥さんに見られないのはイヤ🤢」みたいなところがありまして
それは母自身のわがままなのではないかなと思う時があります。
他人様の前では全くそういうことを言わず矛先が全て私に向いてしまって…。
なんと言いましょうか…「可愛げがない」のです
子供はもちろん大人でもやはり可愛げがあって、愛想が良くて…そんな人は周りの人から助けてもらえると思います。
ちょっとでも生意気だなとか可愛げがないなとか思われてしまっては、結局自分が損をしてしまいます。
母を見ているとそう思いました…
すみません…父もですが、母のお守りがなかなか大変という愚痴の記事になってしまいました。