THE GOEMON。5回観劇させていただき、ライブも2部とも参加させていただきました。

Twitterですでに、公演スケジュールの話とか予算云々の話とか当日運営のスタッフさんの対応とか、生演奏・音響・照明・セット・小道具・衣装にヘアメイクなど、不満めいたこともまじりつつちょこちょこ書いたけれど、ストーリー・脚本についてはTwitterではとうてい書ききれそうにないので、久々にブログに投稿。

辛辣なこと書いてしまってますが、決して、批判目的ではありません。
あくまで一観客の目線として、疑問に感じた点、気になってしまった点、ここはこうだったら私は楽しめたのに、といった部分がいくつもあったので、書かせていただきました。
アンケートがあればアンケートに書いたことですが、なかったので…
ただの素人の独り言と思って読み流してもらえれば幸いです。
ですが、挙げ足取りのようにも見えるかもしれないし、普通に楽しんだ方からしたら解釈違いだったりして不快に感じるかもしれませんので、否定的な意見は見たくない方はまわれ右でお願いします。
もしくは、下の方には好きだったところを書いてるので、そこまで飛ばしてください(笑)
ただ、そうじゃない、ここはこうだと思うよ、とかそういった議論ができるのはありがたいので、ご指摘があればお待ちしてます。


①時代設定と言葉遣い
歴史物ではなく、実在の人物をモチーフにした「和ものファンタジー」であると解釈してますが、その上でも気になってしまったのが、言葉。
まず、頻発される外来語や現代語。「チャンス」「テンパる」「チャック」などなど…
世界観に入り込もうとしてる矢先に、戦国時代には絶対あり得ない言葉が聞こえるたびに、えっ?と気が削がれてしまってもったいなかった。
それから、名前。特に女性の名前が現代人のようで、もう少し当時の設定に寄せても良かったのではと思ってしまいました。それに、薫などは、盗賊や山賊から盗みをしなくてはいけないほどお金に困っている設定なのに、名字があるってことは、武家の息女なんですかね?美都も…。最後まで謎でした。

②シーンのテンポ
東出さんの作品は1・2作目を観させていただいて、その2作品を観た際も感じたことですが、台詞の掛け合いが長くてどのシーンも間延びしがちなのと、ギャグシーンをひっぱりがちなのとで、シーンごとのテンポが悪く感じてしまいました。
たとえば才蔵と涼香のシーン、薫と美都のシーン、五右衛門と涼香のシーン、飛鳥のメンバーと時雨のシーン、代官(大勘)とソラのやり取り…どれもなんだかダラダラ長く感じて、もう少し会話がキュッとコンパクトな方が、見てて気持ちがだれずに済んだのに…と思います。(正直中盤は眠くなりました、ごめんなさい)
あと、それで序盤が長いせいか、ここでオープニング!?やっと!?と感じてしまいましたね…(^^;
少し話それますが、才蔵と涼香のシーンで初見時、涼香は秀吉の妻か妾かと思ったんですが、そのシーンが終わった後にようやく娘とわかり、えっ、そこの説明がまずほしかったー!と思ってしまいました(笑)やり取り長いわりに重要な説明が足らなくて…

③不要に思えるシーンや人物たちと、逆に足らないエピソード
本筋に関係ないのでは?余分な情報では?と思えるエピソードや登場人物が多く、そのおかげで最も描きたかったであろう五右衛門と才蔵の軸の部分が、浅く薄っぺらいものに見えてしまいました。
なんとなく、横に広げすぎてる感じ。
二人のストーリーをもっと掘り下げてその周囲の人物を追っていく形であれば、感情移入もできて、傑作にもなりえただろうなと思うので、残念です。
演じたキャストさんには残酷なこと書いてしまうけれど、盗賊団飛鳥はまるっとなくても話は成立できたし(なくした巻物についても代替えエピソードで補えそう)、飛鳥のエピソードが入ってくることで横ブレしてしまってたように思えます。
東出さんが盗賊の頭役をやりたかったから入れたのでは…と邪推してしまいかねないです。(すみません)
集客のためにはキャストの人数が必要なのもあるかと思いますが…
特に時雨の過去エピソードなどは蛇足に感じてしまいました。両親を自分の手で殺めてしまったからこそ、仲間を絶対に失いたくないから助けに行くのを決して許さない、…という繋がりなのだとは解釈してますが。
あの話の中での飛鳥の存在意義を見いだせなかったし(にぎやかし的存在?)、昨日今日出会ったばかりでたいして交流も深めていない五右衛門や薫のために命投げ出して戦いたがる4人が、戦乱の世の人間にしてはあまりにおひとよしに思えて、過去を多少明かされたところで、彼らの行動への理由付けとしては薄く感じ…
だったら飛鳥の代わりにもっと、五右衛門と才蔵、才蔵と加奈子、五右衛門と涼香、五右衛門と佐助と八重、秀吉と涼香…といった人物同士の関係性をもっと深く描いてもらえてたら良かったなぁと。
そもそも「服部半蔵」という有名な忍の名を冠しているのに、あの扱いはかわいそうに思えましたね…
時雨はいなくて、半蔵がリーダーの、五右衛門と旧知の忍集団とかじゃだめだったのかな。
あと、佐助と八重の扱いも悪くて、二人があんなに慕ってる五右衛門が死んでしまったのに、最後のシーンがあの軽さでは、説得力がなかったです。特に八重ちゃん。片想いしてた人が死んだのに…
涼香が最後に歌う歌にも、二人の関係が浅くて、感情移入できなかったです。素敵な歌だったのに、とてももったいない…

④唐突な人物やシーン
一番わけがわからなかったのが、最後に出てくるお殿様でした(笑)
秀吉が天下をとった世なのに、その秀吉よりなんだか偉いらしい感じで出てくる「お殿様」。あなた誰?
しかも裃を身に付けていて、江戸時代…?
それを言ったら、代官もおかしいのですが。(笑)まあそれは「代官」ではなく名前の略の方ということで…
それから山川ソラが涼香の姉であるということが最後に発覚するのも、一応軽く伏線はあったものの、最後にまた唐突に出てきてびっくりしてしまいました。
主人公がまさかの死んでしまってあっけにとられてる中、悲しみにひたる余韻もなく…
正直、ここでこのエピソード、いる?と。なんだかとっちらかっちゃってて…
代官や、山川ソラや、佐藤健は、あくまで場転の繋ぎ要員的存在および箸休めのギャグ要員と思っていたのに、最後によくわからない展開でひっぱり出されて、ポカーンとしてしまったというのが率直な感想です。
もし姉妹再会エピソード入れるなら、もう少し伏線を増やして、再会もあそこじゃなくてラストバトル前とか…それで妹を姉が守るとかってくだりがあったりすれば…なんて考えたりしちゃいましたね。

⑤よくわからないギャグ
これは笑いのツボの違いで、人によってはすごく面白いと感じてる方ももちろんいると思いますが、東出さんのギャグセンスは私の琴線にはいまいちふれないので、見てて笑えないつらさの方がまさってしまうことの方が多かったです。
チャックのくだりは2回こするほどのネタではないように思えてしまったし(終盤のシリアス展開でなぜ流れをぶったぎる…)、最後のシーンで五右衛門の死に悲しむはずのところで完全に第三者な立ち位置の飛鳥の面々に違和感を感じる中、(お頭の渡した布が)くさっ!とか、いや今才蔵たちも八重たちも観客もそれどころじゃないし、飛鳥はやっぱり蛇足だな!と余計に思わされてしまい…
シリアスで通すのは照れくさい!みたいなのがあるのでしょうか?変なタイミングで入るギャグに悪い意味で揺らされてしまい、感情移入できなくなってしまいました。
それから、しぃもさんはシュールで面白いのですが、加賀友禅のネタタイムは初見の人はなおいっそうポカーンな要素だったのでは、と。
東出作品ファンへのサービスタイムとは思っていますが…

⑥謎パロディ
るろ剣や、ルパンなどのパロディ、…いりましたかね(^^;
特にるろ剣は、時代も全然違うし、なぜ…という気持ちにしかならなかったけど、LOSTSWORDもるろ剣オマージュみたいなエピソードのある作品でしたし(そのエピソードについては当時ももの申したかった部分が…余談なのでここには書きませんが)、よほどるろ剣がお好きなのだなぁ…と(^^;

⑦なんでそうなる?という展開
加奈子奪還作戦で、涼香と人質交換を申し出るのに、偽物の涼香にする意味がはかりかねました。
涼香を返したら涼香に身の危険があるというならわかるのだけど、義理とはいえ一応普通に大事にされてるっぽい娘だったし、涼香を返しても特に問題なかったのでは?
(というかそもそも、涼香を連れて逃げなくても、あの場で加奈子を渡せ!じゃだめだったのかな)
当初の五右衛門の計画では、八重を身代わりに仕立てた後はどうする予定だったのでしょうか。
「加奈子を取り返しても城から逃げられるわけがない!」という才蔵の危惧に対しての答えだとしても、では皆が逃げきるまで八重は置き去り?八重一人で秀吉の気をそらせて、みんなで逃げよう作戦だった?そっちの方が八重(結果的には佐助になったけど)の身が危ない…結局加奈子と八重が入れ替わっただけになるし。
それなら涼香の協力をあおいだ方が…。
秀吉がやすやすと交換に応じるわけない、という想定の元だったのかもしれませんが、そしてそれは実際、秀吉と榊とのやり取りで、秀吉の目的が涼香よりも才蔵と五右衛門の抹殺、特に裏切り者の才蔵にはまず加奈子を目の前で殺してやろうといったもくろみがあったであろうことは読み取れますが、だとしたらまず人質交換に安易に応じてた秀吉のあのシーンはなんだったのか…
佐助の女装、そしてなぜか叫ぶ榊というギャグを挟みたかったから入れたシーンのように思えました。
そして再びつかまった加奈子。また加奈子を取り戻さなきゃいけないことになって、もう戦いの中でパニックだったのでしょうけれど、引き続き本物の涼香との交換を交渉するわけにはいかなかったのか…だいたい涼香はなぜ、ただのプチ反抗でいつまでもごーちゃんたちと一緒にいるのか、義理の父親との軋轢など描かれていないので、疑問しかありませんでした。
加奈子も加奈子で、五右衛門とそこそこ対等にわたりあって修行してた忍の娘にしては、弱すぎませんか!?秀吉が自分から刀を遠ざける瞬間何回かあったけど、隙を見て逃げることできそうにしか見えなくて…何いつまでもそこにいるの!?と、ちょっとイライラしてしまったほど…
だいたい、才蔵も、最初に加奈子を殺せ!と秀吉が命じた時にすぐ追いかけて止めずに秀吉に慈悲を乞うのも、加奈子が捕まってる時も下からやめろ!と言うだけで見てるだけなのも、じれったさにもぞもぞしてしまいました。

⑧キャラクターの性格のブレ
これは、演じた役者さんへの個人的な思い入れもあいまって特に才蔵に対して感じてしまったことなのですが、もはやこちらが主役なのではというほどに重要な役だからこそ、人物描写を丁寧に描いてほしかった気持ちがぬぐえません。
秀吉の命で即座に3人を抹殺し、命令でなんでもする冷酷非道な忍、という印象の登場の仕方をさせておいて、涼香とのシーンで急にテンパって自分の腕を切り落とそうとするなどというギャグっぽいテンションになるので、ええっ?と戸惑ってしまったし(しかもこのシーンのやり取りもやけに長い!)、その手前の加奈子とのシーンでは、一人称がブレブレだった(「拙者たち」と言った直後に「俺は」と言ったり)ので、そこに気をとられてなんだか苦笑いしてしまいそうに…
表だっては冷酷で機械のよう、でも実は愛する人のために生きていて、融通のきかないクソ真面目な性格である、といったことをあの一連で表現したかったのでしょうが、キャラの高低差が激しく、あっけにとられてしまいました。全部を一気に説明しなくても良かったのにな…と。
それから、過去回想で、両親を殺され、でも五右衛門とは対照的に、戦をなくしたいと言っている元は優しい性格なのに、五右衛門との修行シーンでは突如あまのじゃくなふてくされキャラになっているし、師匠(義理の父)が実は自分の両親の仇だと知っても、斬りかかろうとした五右衛門を必死で止めるほど師匠の教えを守って憎しみの連鎖をたちきる方向で強くなろうとしていたキャラクターなのに、なぜかその後秀吉の元で殺しをしまくる忍になってしまって、戦をなくして加奈子と幸せになるためとはいえ、その空白の時間にいったい彼に何があったのか!と一貫性のなさにびっくりでした。
加奈子が殺されるとなってからの才蔵が、それまでのクールな雰囲気が一転して、もちろんそれまで加奈子のためだけに生きてきたくらいに愛する人がピンチで冷静ではいられず、原因を作った五右衛門を責めたい気持ちは当然なのだけど、秀吉が最も信頼していた有能な上忍とはとても思えない言動を繰り返すので、いやちょっと落ち着いて落ち着いて…と。
もちろんクールな才蔵もアツくなる才蔵も、どちらも正しく才蔵の一面なのでしょうが、やはり人物描写が足らないせいで説得力がないのかなぁと思えてしまいました。
それだけ加奈子のこととなると、五右衛門になだめられるほどに平静さを失う才蔵なのに、加奈子奪還作戦の打ち合わせで佐助が女装するとなって笑いをこらえきれないというのも、あなた今そんな余裕ないんじゃないの!とツッコミたくなってしまいましたね(笑)
フォロワーさんが、それなら自分が身代わりをやる!と言い出して周りに止められるくらいの方が面白いと言ってて、確かにその方がクソ真面目な才蔵らしいし、狙ってない笑いで面白いなぁとうなずいたものです。

あと、秀吉に対して「拾ってくれた感謝はしているけれど、忍である前に一人の人間として(加奈子と)幸せになりたい(だからあなたに歯向かう)」といったことを言ったすぐ後に、「もう自分は幸せになるにはこの手を血で汚しすぎた…(だからもう幸せになる資格はない)」みたいなこと言い出すの、えっブレてるー!って苦笑い…
その台詞を才蔵に言わせたかったのかな?ついさっき、加奈子を生かすために五右衛門を殺そうとしたのに?
どんな手段をもってしても加奈子と幸せになるために生きてきたのに?
ここについてもほんと五右衛門の言う通りで、五右衛門を殺したって秀吉は絶対加奈子を解放しないしむしろ殺すだろうなんてこと、仕えてた才蔵ならわかりそうなものなのに…
それについては、冷静な判断できなくなっていたけれど、秀吉の残虐さをあらためて思い知らされて、目が覚めたという解釈できるけど、そもそも才蔵は、二人で幸せになるために人を殺して殺して殺しまくってきたのでしょう?血で汚れてるから幸せになる資格がないなんて、いまさらでは…?
才蔵お前はその優しさがいつかあだとなる、なんて台詞もあったけど、優しさというか、優柔不断…?
でも、愛する人のために何をしてでも二人で生き抜きたい、って才蔵は好きでした。(もっと、才蔵と加奈子がそこまでの深い関係に至るまでの過去エピソードも欲しかったですが)

少し話ずれますが、その他才蔵がらみでは、最初の涼香とのシーンがなんだか重要そうに描かれたので、涼香は才蔵に身分違いの片想いでもしてるのかと思いきや、そういうわけではなかったし、秀吉は戦乱の世がおさまれば加奈子と一緒になることを許してやると言っていたけれど、「家を頼む」って一言で、二人はもう一緒に暮らしてるんかーい!と、心の中でつっこんでました。事実婚じゃん…
たとえば、才蔵があんな風に出くわした者はみんな殺されてしまうから姿を見た者はいない、といわしめるほどの人を殺すことに躊躇ない冷徹な人間であるのは、加奈子を秀吉に人質にとられているから、といった設定があったなら納得もしたのですが、そういうわけでもなく今十分ラブラブで幸せそうじゃないですか…?というか、加奈子は秀吉のもとでくの一として働いてるわけではないのかなぁ?謎…

⑨ラストシーン
まさかの主人公である五右衛門があっさり死んでしまい、まじか…となった後に、その死に悲しんでる5人をなだめるほぼ部外者の時雨…なにこのシーン!?ってなってしまいました。
だいたい、才蔵もあの展開で五右衛門一人残してくとか、なんなの…?必ず助けに戻るから待ってろ!と言い残し、それでも間に合わなくて…とかってシーンでも挟まれてればまだ納得するんだけど、あんな風に言われて五右衛門をおいていくなんて、本人がそうすると言ってて才蔵的には苦渋の決断だったかもしれないにせよ…(-_-;)
(暗転明けた後の才蔵の虚ろな目はすごく印象的でした)
それに、五右衛門の死に際を仲間は誰も見てないっていうのも、なんだかなぁと。
そんな風に納得のいかなさを抱えてるところに、さらに極めつけで謎のお殿様登場と、突然の姉妹再会エピソードに唖然。
そして、あ、読めた。と思いましたが、才蔵が五右衛門の名を継ぎ生きてゆく決意を叫ぶ…
熱演した五十嵐くんには本当に申し訳ないし、彼のお芝居は大好きで、最後の最後の表情もすごく良くて目に焼き付いてるんだけど、初見はこの展開この台詞に正直引いてしまった自分がいました。
ああ、このラストシーンのために「episode 0」を冠したのかな…と。
二人の信頼関係は見えてはいたけど、このラストにするならもっともっと才蔵と五右衛門二人の深い絆が見えててほしかったし、あのエピソードと表現だけで観客側で補完するにはちょっと重みが足らないと感じました。
あと才蔵のキャラクターがあまりに五右衛門とは真逆なので、この新生五右衛門が五右衛門として生きてゆくのが想像つかない。あの才蔵がキャラ変して五右衛門みたいになるのは個人的にとても嫌です(笑)
なにより、冒頭でしぃもさん扮するストーリーテラーが、「石川五右衛門が全国に名を馳せたその真相とは…!」(でしたっけ?)って言ってたけど、結局真相とは、なんだったのでしょう(^^; 私の読解力が甘いのかな?
そして、もうひとつ、秀吉と榊はあの後どうなったの?
新生五右衛門での続編があって、五右衛門は半蔵、佐助たちと組んで、秀吉と、武士VS忍&庶民、の対決でもするのでしょうかね…正直おなかいっぱいです(笑)


以上、超長々と、脚本・ストーリーの部分に思うところを書き連ねてしまいましたが…
役者の皆さんは本当に素敵で、座組の空気もすごくいいなというのも伝わってきたし、それだけにもったいなかったという気持ちが強いせいでこのようにずらずら書いてしまいすみません。

最後に、マイナスなことばかり書いてしまったので、逆に好きだったところを挙げていきたいと思いますのでもう少しお付き合いください!


(1)オープニングダンス
本っ当~に振り付けがかっこいい!あれを一晩で作ってきたという伽奈ちゃん天才ですね。
あと、扇子で踊る飛鳥のパートも好き。あそこは特に、伊織殿に釘付けになっていました。
最前列で観てた回が多く、舞台全景はちゃんと見れてないので、DVDで見るのを楽しみにしたいと思います。

(2)アクション
阿佐美くんご自身の佐助の忍らしいアクションも好きだなと思って見てましたが、全体のアクションもすごく好きでした。
背中をくるっと背中でまわるアクション(なんて表現したらいいの?)も多用されてた記憶ですが、半蔵が二人の背中をかけのぼるアクションはとても印象的!
半蔵といえば、武器(爪?)とその低い姿勢でのアクションがかっこよくて好きでしたね。
女性陣もすごくハードに動いてて驚いたし、特に八重役伽奈ちゃんと、ソラ役しおりちゃんのアクションにキレと緩急があるように見えて、好きだな~と思ってました。振り付けもできるくらい踊れる二人だからかな?「魅せる動き」が体に染み付いてるのかも。
加奈子役藤田さんは初殺陣とは思えなかった!佐助&八重、五右衛門&加奈子の修行シーンのリンクも好き。
あと、2度にわたる五右衛門VS才蔵も好きだし(ただ、武器は謎ソードじゃなくちゃんと忍の使う武器とか、忍術での対戦が良かった…あのソードはなんだったのだろうかw)、才蔵の天誅!の時のとても忍っぽい動きも好きだし、榊と時雨の対決は一番スピード感あって、さすがの二人だと思いました。
時雨と山賊3人の立ち回りも、動きに個性があってなにげに好きだったなぁ。あのアクション、回によって少し違って、そこらへんは東出さんが臨機応変に動いてるんだなぁと感じました。(剣が客席に落ちそうになった時に足で蹴ってうまいことアクションにしたの、地味だけど機転がすごかったです)

(3)五右衛門の五右衛門らしさと、才蔵のかっこよさと、才蔵の特殊武器
五右衛門がとても五右衛門で、台詞回しやらたたずまいやらが、足立くんぴったりだなぁと感じながら観てました。
また、才蔵が主役なのでは、と思うようなラストなだけに、才蔵のかっこよさが、全編通してとても前に出てたと思います。(前述の通りキャラブレについては、だからこそ余計に気になるしもったいないということ)
それから、才蔵のあの武器については、あれは大きい手裏剣だと五十嵐くんに聞きましたが、非常に厨二心をくすぐる見た目の武器ですねぇ。あれの活躍をもっと見たかったなぁと、少々物足りない思いです。

(4)コメディ部分
上で、ギャグが…と書いたものの、笑いの部分全部が…ということではなく、八重が涼香にヤキモチを妬くシーンからの女の対決は大好きでした。八重のキャラクターがとても良かった。
あと、五右衛門が才蔵の顔を上の中と評するところ、からの、それを少し根に持ってるらしき才蔵の描写、
照れ屋さん&整形疑惑で少し表情を変える才蔵、
八重→佐助、加奈子→五右衛門のビンタ、
中盤での榊&代官・ソラのばかばかしいバトル、榊&佐藤健のパロディ対決1回目
この辺は楽しく観させていただいてました!
終わり方からして、軸としてはシリアス展開だから、後半、せめて終盤はノーギャグでいくくらいが個人的には好み…

(5)日替わり
才蔵の夕飯リクエスト、五右衛門と涼香のやりとり(ちょっと長かったけど…)、代官の笑い方とお客さんへの絡み方
どれも毎回楽しみでした。
加賀友禅は、犬のアレルギーが一番好きですね。

(6)バンド生演奏
確かにかっこよかった!熱かった!
ドラムセットを格納するためかセットがあの形になって席によっては死角ができたこと、そして台詞が聞こえなくなる弊害は、解決策が必要だと思いましたが(台詞聞こえない問題についてはあのシーンだけでもヘッドセットをつけるとか?)、生ならではの高揚感は確かに客席に伝わってきました。
せっかくなら、もっともっと、生演奏パートあって良かったのになと思ったほどです。(最初は全編生演奏なのだと思ってた…)

(7)スペシャルライブ
ライブをやるくらいなら土日公演やってほしいというのも正直な気持ちだけど、ライブはライブでとても楽しかったです。
特に1部は、GOEMONの楽曲のみで、3チームに分かれてのトークショー。裏話など色々聞けて、とても充足感ある時間でした。
原しおりちゃんが新しく振り付けしたというTo be Continueがまたすごくかっこいいダンスで、最高でした!
2部は知らない曲も何曲かあったけど、上記のTo be Continueをまた見れたのと、女子チームのダンスありの2曲が最高に綺麗でかっこよかったのと(特に伽奈ちゃんの歌とダンス好き~)、琉球のダンスと阿佐美くんの舞がこれまたかっこよくて、そして何より推しくんはじめ皆さんがめちゃめちゃ楽しそうだったので、立ちっぱなしで疲れはしたけど、素敵な1日になりました。
できれば、先にライブの構成の内容(1部はトークメインで衣装着用、2部は私服でライブ)を公開しておいてもらえたら、片方しか予定してなかった人も、もう片方に来ようと思ったに違いないと思うので、その点はもったいなかったです。
(知り合い8人ほど、みんな2部の参加しか予定してませんでした…)
あと受付と入場の仕方(開場15分前に受付開始で、申し込み番号ごとに入場整理番号付チケットが渡される)も事前に案内あったら良かったのにと思いました…
それから、お釣りが足らなくなりがちなのでなるべく小銭のご用意を、というのも公式から案内があれば、できるだけ用意していった人もいたのでは。
お釣りがないからと500円のレイの購入断られたり、お釣りをその場で渡されなかったりといった事態が生じていたので…


最後がまた苦言になってしまいましたが(^^;
ともかく、キャスト、スタッフの皆様、本当に本当にお疲れ様でした!!!
生意気なこと書いてすみません。
見当違いだったり、何もわかってないと思われるようなことも書いているかもしれません。
一生懸命役を生きたキャストの方が読んだら、非常に気分を害されるかもしれません。
なにより、こんなことを書いたせいで、こんなファンがいるということで推しくんへの印象や評価が下がってしまうかも…という心配もあります。ごめんなさい。
ですが、いっぱいモヤモヤしてたので、素直な気持ちを書かせていただきました。
ここまで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。
ダレンジャーズ裏話、質問への回答など備忘録。
かなり順不同、思い出した順に書いてます。
かいつまんでの箇条書きで、ニュアンスのところ多々です
( )書きのとこは私の補足だったり感想だったり。
たまにSRアプリが固まってリロードしたりしてたので、途切れたとこもあり、不正確な部分もありますm(_ _)m
 
* * *
 
0時から始めるって言ったのに、ごめん
寝ちゃってた
録りためたアニメ見てたんだけど、気づいたら寝てた…
 

(エピローグの内容について観てない人に向けて説明。内容は割愛します)

あれは夏樹くんが続編を匂わせる感じで終わらせたいと言って、急遽足された
前日深夜に台本(データで?)送られてきた
1Pくらいあるけど稽古できなかったから緊張した
一応あれも撮影入ってたみたいだからDVDに入るかも?(入りますように!)
 
“築地から人がいなくなる”台詞は、御茶ノ上博士とあゆみで妄想パワーをためるシーンで日替わり台詞があるんだけど、それの
「お前のフラスコに私の試験管を~」
2回試してみたけど2回とも、直前まで笑ってた客席が急にシン…となった(そうかなー?w)
フラスコ〜のは俺が考えた
江戸さんが、あれ「スポイト」だったらいけたと言ってた(えwww)
プラスとマイナスを結合して〜っていうのとかもやった
 
マンガンとカリウムのやつと、メスシリンダーオスシリンダーのは江戸さんが考えた
 
リトマス紙云々っていうのもあった(私観れてない金曜のマチネですね)
露とか汁とか言おうかとも思ったけどさすがに露骨かなとやめた
 
あゆみに向けては、アナウンサーだから、それっぽいのにした
夜のお天気キャスターにしてやろう、予報はつゆ…とか
 
(私がしっかり聞き取れてなかった)「私の巨大化した怪獣をお前のおっぱいミサイルに」
これも築地から人がいなくなった(そうだったかなあ?w)
巨大怪獣に対抗するならなんだろう?と考えて、ミサイルだなと
 
(私は笑ったよーって皆が言ったので)
二重人格とか多重人格みたいな役やってると、ここ(頭)に恭介がいたらこっち(頭の斜め上あたり)にエレクターがいて、ここにエレクターいたらこっちに恭介が…みたいな感じで(必死だから?アドレナリンがすごいから?)正直あんまり記憶がない
客席の声も聞こえなくなる
 
日替り台詞は8割くらいは江戸さんと一緒に考えた
あとは他の人からもこんなんどう?ってアイディアもらったり
本番の合間にも考えた
休憩してるみんなのそばでブツブツ練習するふりして聞かせて、反応が良かったのを使った
 
前楽の「一周回ってシンプルにおっぱい!」はほんとはいろんなことやりつくしたところで最後に千秋楽でやろうと思ってたけど、
磯野さんが日替りでワンピースネタを楽にやる予定と直前に聞いたので、そしたら繋げた方が面白いなということで、おっぱいは昼にやることにした
稽古中に何も出てこなくなって「おっぱい!エレクト!」って言ったとこからのアレンジ
 
エレクトヘブンの後の「イッちまいそうだ」は笑うとこじゃないから静まって大丈夫
あそこは狂気を感じさせたいからいいんだよ
(下ネタが過ぎるのでここも笑いたくなってしまった私は…w)
 
ピーチピンクがリボンで叩くところは稽古の終盤で追加になった
なので予告動画には入ってないんだよね
あそこ汗で胸にリボンが胸にはりつくので今出ちゃんと笑ってた
 
最後気絶してる恭介で遊ぶ薫子ちゃんたち
実は小さい声で恭介に話しかけてきてるあゆみと茂
あゆみ「この人撫子のこと好きだったみたいだから、撫子のリボン持たせてあげるね」とか
茂(恭介に向かって)「お前…大丈夫か…」みたいな感じ
ほんとはワルモンキーのとことか見たいんだけど気絶して目つむってるから何も見れない
途中で起きることも考えたけど、前でやってる芝居の邪魔になるし、台本には目が覚めるとは書いてないし、だったら気絶したままでいようと
稽古中は服着てたからパーカーのヒモを鼻にこしょこしょされたりして、途中で起きてみたりもしたけど
(本番は裸だし)俺ずっと気絶してるので好きに遊んでくれ、と
でも草野くんの汗もたまにポタッとたれてきてウッって目を開けそうになる
あそこは暗転直前に目覚めたいと思って
 
エレクターの「オーケイ」は俺が足した台詞
最初の電波に乗せて話すところで台本にはないけどオーケイを挟んでみた
あと「皆殺しにしておけ」の『おけ』をこれオーケイとかけられる!と思い「皆殺しにしてオーケイ」にした
オーケイ言いたくて他にもちょくちょく挟んだ。ベリアルインスパイア
 
特に好きな台詞は「今の私にはお前たちすら女体に見える」
五十嵐至上最高に頭おかしい台詞で大好き(だったかな?うろ覚え)
台本見て一番衝撃だった
築地から人がいなくなった後、必ずここで戻ってくるってみんなに言われてた(笑)
 
あと「なでなでしこしこ」も好き
「なでしこしこ」ってどこかで言いたいと江戸さんに言ったら、「…なでなでしこしこ、だな」と。「それだー!」ってなった
稽古の帰り道だったんだけど、この人天才だな!!って思った
 
他の人の台詞で好きなのは、志郎の台詞「  」(なんだっけ!ド忘れ!)と、
御茶ノ上博士の、味噌こげ茶に向けて言う「マインドストーンはあなたのことも選んだんだから」っていう台詞
舞台役者も、キャスティングしてもらったことで「選んでもらえたんだから」って頑張れる(この辺だいぶニュアンス…)
 
他の役やるとしたらやりたいのはジャスティス
でもやっぱりエレクターがいい(というようなことを言ってたはず…)
 
今回観に来た役者仲間みんな、「あれ、素でしょ?」って口々に言うw
大学の友達も「いが氏、まんまじゃん」
いやいやんなわけ!ww
 
エレクトの時の指にものすごく力をこめるので、疲れる、あれで汗だくになる
ほんとに電撃出てると思ってやってるから
 
(結構筋肉質ですねというコメントを受けて)
稽古中、フォアグラとか焼肉とかいろいろ美味しいもの食べに連れてってもらえたりしたから、
これこのままだと、脱ぐのに下っ腹出そうでやばいなと思って、たまに走ってた
ささみみたいな体になりたい(!?!?)
 
冒頭の重友くんとのぐるぐるアクションは、みんなの間でメリーゴーランドって呼ばれてた
台本には「ワルモンキー、稲光をぼこぼこにする」としか書いてない
最初は○○(プロレス技?忘れた)とかくるかなと思ってたけどこなくて、気づいたらああなってた
夏樹さんに「あれもっと高くできない?」と言われ「が、がんばってみます」
二人ともきついけど特に重ちゃんは大変
重ちゃんあれのせいで太ももプルプルになって階段のぼるのもきつそうだった
ほんとはお客さんには笑ってほしいところなんだけど、どうしても「すげー」ってリアクションになっちゃうよね
(私はおなか丸見えになるので少しドキドキしていたよw)
あと、ワルモンキーが恭介の頭つかんでガンガンやるところは、これも台本にはなかったけど、俺がやりたいと言って重ちゃんにやってもらった
 
恭介と茂のシーン、最初は肩のくだりなかったけど、江戸さんが「むやみに触ってみようか」と
ストレッチするところは当初稽古中、草野くん靴の紐を結び直すし動きしてたけど、衣装付通しの時に茂の靴がスリッポンだったから紐結べないことに気づいて、そしたら草野くんストレッチ始めて(笑)それでああなった
 
続編の話(次は「エレクターの逆襲」をやってほしいというコメント)
やってほしいね
ダレンジャーズ、いろんなエピソードできると思う
1、2、3…ってDVD並んだらいいよね
みなさんの声が動かすので、プロデューサーにぜひ声を届けて
 
アンケートに書かれることって結構重要
「あ、こいつまた名前出てる」ってなる
なので帰りにお時間ある方はアンケート書いてってください
 
舞台界で一番好きな男性役者さんは図師さんだから
図師さんの次に好きって(男性視聴者さんに)言われて嬉しい
 
明日早いから寝るね(お仕事かな?)