核の恐怖から逃げること | 【広い心】

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五島勉著者
【ノストラダムスの大予言最終解答編】
1998年6月末発行本より

文章を加筆編集して
五島氏の話を私なりに紹介します
(ご本人からの許可は手紙で頂いています)

【立ったままの埋葬】 の続きです 


究極の「ジュネーヴから逃げ出せ」の決定的な意味とは?

おおジュネーヴ。
スイスで、いやヨーロッパで最も美しい町のひとつジュネーヴ。
しかし繰り返すまでもなく、
ノストラダムスのあの九巻四四番の詩の一行目に、
「逃げよ逃げよ、すべてのジュネーヴから逃げ出せ」
と何か不吉な場所のように記されているジュネーヴ。

世界の主要五カ国の(日本は入っていない)
核保有国のトップまたは外相が、
核兵器について等何度も話し合った場所が
ジュネーヴで何十回も行われてきている。

「核の危険な談合から逃げ出せ」という意味なのか?

「逃げよ」の意味を掘り下げて見てみたい。

それはノストラダムスの原文では、migre'(ミグレ)と書かれている。

ミグレとは、現代フランス語ではあまり使われていない言葉で、
もともとは、「移り住む、いやな場所を捨てて、いいところへ移る」
の意味がある。

さらに、その元になっているラテン語はミグロ(migro)で、
やはり「移り住む、不必要になった場所から離れて、
新しい場所で新しい生活を始める」
の意味。

とすると、「このジュネーヴから逃げ出せ」は、
ジュネーヴが危なくなったから、
右往左往してどこかへ逃げるということではない。
もっと積極的な意味がある。

今のジュネーヴでの核談合、核体制を捨て、
核時代から離れ、核兵器と関係ない新しい時代へ移れ 、という…。

これはノストラダムスの予言としては、実に珍しい言い方だ。

他は、文法的にも、使われている動詞はすべて未来形、
または不定法(=フランス語の動詞の原形・英語のto+動詞や…ingと同じ)で、
『諸世紀』十二巻と六行詩集・予感集、予言手紙類のうち、
例外はただ一ヶ所しかない。


それがこの「ジュネーヴから逃げ出せ」なのだ。

これは、なぜか、どいうことなのか、
それは、 この一句だけが命令形・指示形・アドヴァィス形、
つまり予言ではなかった
のだ。

予言ではない詩句が持つ意味これが最後の秘密である。



別のものの世界 に続く