再臨の隠された秘密 | 【広い心】

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五島勉著者
【ノストラダムスの大予言最終解答編】
1998年6月末発行本より

文章を加筆編集して
五島氏の話を私なりに紹介します
(ご本人からの許可は手紙で頂いています)

【恐怖の大王には名前がある】 の続きです



ビノ師が指差したそこには、l'advent(ラドヴァン)という言葉、
つまり「(イエス・キリストの)再臨」という言葉がはっきり記されていた。

「そんな言葉知らないよ、聞いたこともない」という方は、
辞書を引いてみてください。

フランス語ならアドヴァン(定冠詞をつければラドヴァン)、
英語ならアドヴェント
綴りはどっちもadvent
意味も大きな辞書なら必ず「(イエス・キリストの)再臨」と出ているはず。

キリスト教徒の信仰では、
「神の七番目の日(人類文明の7000年目=西暦2000年辺り)に、
世界は墜落と汚染と戦乱で最悪の状態になり、
イエスが天から再臨して信徒を救ってくださる。
だからわれわれ(アドベンチスト)は、
ひたすらその日のために祈って清らかに生きよう」

ということのようである。

それを信仰をしている
「セブンスデイ・アドヴェンチスト(Seventh Day Adventist)」という
「イエスの再臨」意味を表す名前の協会が実在している。

しかし古くからの一番正しい言い方としては、「再臨」は、
あくまでも「Advent」または「l'advent」になる。

そんな明確な言葉が1568年のノストラダムスの原本に載っていた。

今まで私以外のノストラダムス研究家とか通訳家とか、
誰1人この単語の重要性を正確に公表した者はいなかった。

何故このキーワードを隠してしまったのか?
私はそこのところをビノ師と話し合った。

「イエスはいつ再臨するか」その謎を解くこと自体が最大のタブーで、

聖書によると、
「天の父(宇宙の唯一の神ヤーウェ)だけが知っている」となっていて、
再臨の時期を人間が知ろうとすることは、
神の領域を踏みにじることになり、
それは許されないことになっていた


このため、そのことに触れたノストラダムスは、
徹底的に警戒され制圧された。

ジャンヌ・ダルクと同じように火あぶりにしようとした人さえいた。
彼の死後もいかがわしいものとして異端の予言者として
正統のキリスト教会とは何ら関係のない存在だったとして扱ってきた。

ただ、ノストラダムスに協力し、再臨と破滅の秘密を解こうとした
いくつかの修道院だけがそうでなかった。

ノストラダムスは、異端どころか、
イエスやヨハネやペテロに欠けている部分を補完した人、
だから当然聖書に組み込まれるべき人と考えられている。
聖書は『ヨハネの黙示録』で終わっているが、
本当はそのあとに、もう一章『ノストラダムスの大予言』が
キリスト教の真の結論として加えられるべきだと。


しかし、そう考えるのは少数派。
ビノさんたちも、公然とノストラダムスのことを語れば咎められる。

今回のように彼の予言の真意を語ったのも、
今まで、欧米人に対しては特別な二・三の場合を除いてない
日本の研究者になら、明かしてもいいだろうと思って明かした

というのだ。

そんなわけだから、
彼の「恐怖の大王」についても、欧米の多くの研究者は、
できるだけ聖書やキリスト教と切り離して解釈しようとする。

「ラドヴィン」については、
もっと露骨に、わざと誤訳したり、無視したりする。
しかし、それが再臨の意味であるのは誰が見ても明白。

したがってそのとき、世界がいろんな意味で
かつてない破局に見舞われる可能性も大。


立ったままの埋葬 に続く