あらゆる分離を⁡

愛・調和・喜びの世界へ転換させていく

祈りの活動をしている

 

虹の世界アルケミスト🌈

早紀 です✨

 

 

 

 

①の続きです!

 

 

ユングによると何らかの理由で否定されたり抑圧されたりしたエネルギーは必ず表面化してくるという。なにか心に悩みがあり深刻な問題が起きた状況というのは大抵、自分を大きく変えなくてはいけない事態になっている。自分はこういう人間だという今までの自己イメージが崩壊しかけているのである。

 

自我は変化を嫌ってあらゆる手段を使って回避しようとする。しかし、避けても最終的には自分自身と直面せざるえをえない。内部で変化が起きはじめている時に蓋をした場合、抑圧する力が強いほど対抗する力も強まってしまうものである。むしろ強く抑圧しているうちにある日突然、激しい行動表現が起きて、その人の人生が台無しになってしまう事がある。

 

そのように変容が起こった時、退行して幼児化する場合と自己超越をして意識の成長・進化をする場合がある。

変容が突発的に起きた場合は何が起きているか理解できないので幼児的な自我の水準まで下降して病的退行をしてしまう。変容が自覚的に行なわれた場合は上昇して自我の枠組みが広がり意識の進化・成長が起きるのである。

 

希望を失い、信じてきた自己の存在や価値が認められないと自我は幻滅して引き籠り始める。生きる意味や目標を見失うと現実感が喪失する。世界は意味が無く空虚に思え、「絶望」に陥る。今までに成り立っていた自我が成り立たなくなり自我の境界がゆらいでいる状態である。つまり実存的危機が起こっているのである。

 

ウォッシュバーンによると実存的変容にはいくつかの段階があり、それはJ・キャンベルが明らかにした神話の基本構造と対応する。

 

+++++

 

第一段階

「世界からの分離・引き蘢り」セパレーション

 

世界からの分離が始まり、現実感が失われる。自我はなんとか抵抗を試みて偽りの価値にしがみつこうとするが、本能的存在は容赦なく自我を崖っぷちに追い込む。自我はついに最後の抵抗をあきらめ、崖から飛び降りる。自我の境界を保つことを止めるので今までの自己イメージはついに崩壊する。

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第二段階

「本能的無意識との出会い」イニシエーション

 

自我の境界が崩れたことにより。無意識のイメージが表層意識にどっと流れ込んで来る。それまでなんとか虚勢をはって維持して来た自我の基盤が崩壊したことにより、その内的危機が投影されて世界が崩壊するように思えるのだ。自分の存在が愚かに感じ、世界は不気味で無意味に思え、悪魔や悪霊に拷問されたり、監獄に閉じ込められた感覚がする。苦痛に満ちた罪悪感や劣等感、耐えがたい恐怖や不安、孤独、虚無感に襲われることもある。

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第三段階

「心の統合と世界への帰還」リターン

 

第一段階と第二段階の危機を克服できれば、新しい自我が再生される。自我がそれまで抑圧してきた「影」としっかり直面して受容すれば分離していた影との境界で起きていた激しい葛藤は解消される。自我は影と統合して再生と救済の感覚が沸き起こる。古い自我は死に新しい自我が再生される。自由で活発な生命力を取り戻した自我は深い暗闇を通過してようやく世界に帰還するのである。

 

精神的混乱が長く続くと自我は病的退行と呼ばれる幼児的な段階に逆戻りする。現実と非現実の境界がゆらぎ方向喪失感がおとずれる。一体何が起きているのか理性で把握できない為に強い不安と恐怖にさらされるのである。自分自身の暗黒面を見つめることを拒絶しているために自分の状態を把握できず混乱したまま自我は退行して幼児化してしまうのである。

無意識から湧き上がる衝動や感情と向き合い、その葛藤の根源を洞察して意識化すると混乱した心は安定してゆく。抑圧された影が衝動となって無意識から表れている事が自覚されると影が統合されるのだ。病的症状から目をそらさずにしっかり直面すると起きている事の真の意味が体験的に理解されるのである。

 

精神的混乱の中で怯えきった人が恐怖や不安の感情と向き合い、苦痛に耐えることはきわめて困難である。誰か混乱した人を支え、援助する人が必要になってくる。共感を持って起きている事を受け入れてくれる人が側にいると混乱した人はやがて自分自身と向き合い理解を深め道を見つけだして行く。

 

人には本来、全体に戻ろうとしてバランスを回復させる内なる治癒力がある。ところが現代社会では錯乱すると回りが驚いて病院に入院させられ投薬を受ける。西洋医学の薬で症状をおさえるだけの治療では症状はなかなか回復しないようだ。

 

精神科医のペリー博士によると自我を超える体験が突発的に起きた場合は一種の錯乱状態に陥るのは普遍的な現象であるという。しかし一定期間その錯乱状態を受け入れてくれる人がいれば、必ずおさまってきて、より幅の広い自己がでてくるという。

 

+++

 

シャーマンのイニシエーションには「シャーマンの病」と呼ばれる精神的な危機がある事が知られている。その構造は神話の構造と共通している。

 

1、セパレーション(分離・旅立ち)

地下世界 天上界 異界への長く苦しい旅立ち

 

2、イニシエーション (通過儀礼)

異界で神々、悪霊、祖先霊、動物の霊と遭遇する。

精霊に出会ったシャーマンは苦痛の中で象徴的にバラバラに引き裂かれる。死と再生のプロセスを通過して シャーマンは深い人格変容をとげる。

 

3、リターン(帰還)

シャーマンは宇宙の智慧と癒しの力を得て共同体の一員として再統合する。

 

現代の、拝み屋、新興宗教の教祖などの霊媒体質のシャーマンに共通するのは人生の中で突然、極端な不幸、災難、困難に出会い、発狂寸前まで追い込まれることだ。病気や苦悩の頂点でカミサマと出会うのである。 危機状態を通過したのち霊能力を活かし、相談事を請け負う拝み屋になるのである。ただし祈祷師、拝み屋、今風にいえばスピリチュアル・カウンセラーにもピンキリがあり、無意識が浄化されていないと物質的な現世利益に走り精神を病んだり、体調を崩したりする者がいる。

 

神話に表れる英雄、シャーマン、神秘家の体験、精神分裂病患者(統合失調症)の旅には共通の構造がが見られる。

自我の境界を超えると様々な無意識のイメージやヴィジョンの洪水に襲われる。同じ無意識の海に飛び込んでも神秘家やシャーマンは泳ぎ、精神分裂病患者は溺れてしまうのである。

 

シャーマニズムの研究によるとシャーマンになるには二つのパターンがある。召命型と探求型である。沖縄と奄美には「カンカカリャ(神懸かり)」「ムンスイ(物知り)」「カンヌプトゥ(神の人)」と地域によって呼び名がことなるユタが存在する。ユタはほとんどが女性であるがカミグルイ、カンブレ、カミダーリィと呼ばれるイニシエーションを経験する。

 

シャーマンの病とはまさしく跳ぶ前に屈むことなのである。

 

実存的危機と変容「魂の暗夜」

 

 

 

  魂の変容のプロセス

 

先ほどのリンクにある

シャーマンの変容プロセスの内容のこの一連の

異界への旅立ち〜イニシエーション〜帰還

という流れは

 

「イナンナの冥界くだり」という

神話の流れに当てはまります。

 

 

    

1、セパレーション(分離・旅立ち)

地下世界 天上界 異界への

長く苦しい旅立ち

 

2、イニシエーション (通過儀礼)

異界で神々、悪霊、祖先霊、

動物の霊と遭遇する。

精霊に出会ったシャーマンは苦痛の中で象徴的にバラバラに引き裂かれる。死と再生のプロセスを通過して シャーマンは深い人格変容をとげる。

 

3、リターン(帰還)

シャーマンは宇宙の智慧と癒しの力を得て共同体の一員として再統合する。

 

 

シャーマンの通過儀礼・魂の変容プロセスとは

 

隠された自己の側面と向き合い

潜在意識・さらにその奥にある集合意識

癒し・浄化をやっていくプロセスでもあります。

 

外側の世界による

さまざまな葛藤や困難は

無意識・潜在意識が作り出した世界

でもあるわけです。

 

「気づいて欲しいから」

表面化してきているのです。

 

 

それでは、「イナンナの冥界くだり」と

人間の魂の変容のプロセスがどう絡んでくるのか

早紀的解説で見ていきましょう!

 

 

 

①セパレーション(分離・旅立ち)

にあたる部分は

イナンナの神話でいうと

地上を支配していたイナンナが初めて

冥界(地下世界)へ行くという

物語の序章と合致します。

 

🔻🔻🔻

 

人間の魂の変容プロセスに置き換えると

 

冥界という潜在意識を潜っていき

隠されたものを向き合う

内なる旅・インナージャーニーが

始まることでもあります。

 

🔻🔻🔻

 

ちなみに「すずめの戸締り」も

まさにイナンナの冥界の物語と

連動しているのがわかります。

扉の向こうの「常世」とは

「冥界」でもあります。

 

 

**********

 

 

②イニシエーション(通過儀礼)

次に冥界へ足を踏み入れた

イナンナは冥界の女王エレシュキガルから

洗礼を受けます。

7つの門を通るごとに身包みを剥がされ

最後は裸になり磔にされてしまいます。

 

🔻🔻🔻

 

このエピソードを

インナージャーニーの魂の変容プロセスに

置き換えると

 

身包みを剥がされるとは

 

どんどん自分の真の姿・

抑圧されてきたものが現れてくる段階

表していると思われます。

 

ちょっと前に気づいた事ですが

「7つの門」はおそらく...

「7つの大罪」やマグダラのマリアの

「7つの悪霊」というエピソードとも

連動するのでは、と感じました。

 

 

七つの悪霊とは、
高慢、情欲、大食(過食)、嫉妬、貪欲、
憎しみ(怒り)、怠惰

 

7つの大罪が「罪」かどうか

正しいか間違いかというジャッジは置いておいて

 

この7つの側面は「社会の観念」により

人が「悪」としていることだと思います。

 

自分の感情などで現れる時

私は違う、と

「認めたくないもの」ではないでしょうか?

 

「潜在意識」に沈んだ

隠された自分の一面と向き合うとは

 

自分の否定し続けてきた

内なる「闇」と

対峙することでもあります。

 

認めたくない自分と向き合う時間は

とてもしんどくて苦しい時間です。

 

光と闇を統合するとは

そんな「闇」と向き合い、

自分の一部だと受け入れることなんです。

 

癒されてない今世の傷や

インナーチャイルドと向き合います。

 

 

さらに!

 

深い領域に入っていく

ライトワーカー・シャーマンもいます。

 

それは集合意識の浄化です。

 

自分でも理由がわかる

今世のものであればまだいいですが

 

その出所が

「集合意識・先祖から受け継いだもの」

であればなぜこんなにも苦しいのか

理由がわからなかったりすると思います。

 

まずは

自分自身にある解消すべきものが

浮上してくると思います。

今世のものをクリアしていくことが先です。

 

かなり深いものは掘っていくと

集合意識からのものだったりします。

この集合意識レベルになると

解消していくものの最終段階だと思います。

 

自分自身の闇と向き合うことは

同時に集合意識の傷を

癒すことへもつながります。

 

過去世・土地に沈んだもの・

ご先祖さまから血で受け継いだものを

解消していくプロセスでもあります。

 

だからイニシエーションなのです。

 

過去世からやり残した事

ご先祖さまから託されたことでもあるんです。

 

魂の課題であり、

契約でもあるかもしれません。

 

間違いなく生まれる前に

ここを通ることを決めてきたと思います。

 

なぜかというと、あえてこの時代に

生まれてきたことには意味があるからです。

 

地球のアセンションで

人間も五次元世界移行(2036年〜)へ向けて

今スクラップ&ビルドが起きていっています。

このような地球の計画の流れもあり

カルマを解消しやすい時代になっています。

自分自身の闇を通して集合意識を癒し、

周波数を上げていっています。

 

 

 エゴの崩壊

このイニシエーションの期間ではさらに

「エゴ」の崩壊も起きてきます。

古い自我が死んでいきます。

 

なぜエゴの崩壊が起きてくるかというと

エゴはこれまでの慣れた生き方から

離れたくないために「抵抗」しますが

 

すでに魂は目覚めへと向かっているため

その抵抗が通用しない状態になります。

どんなに争ってもエゴの思う通りになりません。

 

あるときから「手放す」ことを認めるのです。

降参、みたいな感じです。

 

社会から離脱して

黙々と1人向き合っていきます。

 

これまで生きてきた

古い観念を手放していきます。

これから迎える「新しい地球」には

持っていけれないからです。

 

私の体験談ですが、

エゴが崩壊してくると「ニヒリズム」に

陥るのではないかと思います。

全ては無意味だと「虚無」を味わいます。

 

これら闇と向き合う時間が

「魂の闇夜」の時間であり魂の夜明け前です。

 

🔻🔻🔻

 

ちなみに「すずめの戸締り」でいうと

扉を開けて常世=冥界=潜在意識の世界へ入り

母を失った幼いころの自分と対面します。

すずめも潜在意識の旅を通して

インナーチャイルドと向き合いました。

 

「扉を閉める」とは

取り残してきた過去の記憶と向き合い

昇華していくことでもありました。

 

集合意識により揺れる大地。

すずめや草太は集合意識の浄化や

エネルギーの解放を

同時に行っていたようです。

 

 

**********

 

 

③リターン(帰還)

「イナンナの冥界くだり」の神話では

冥界で磔にされ屍のまま囚われたイナンナが

地上からの助けを受け蘇ります。

そして地上へ帰還します。

 

🔻🔻🔻

 

このエピソードを

インナージャーニーの魂の変容プロセスに

置き換えると...

 

このインナージャーニーの中で

数々の内なる光と闇が統合されていきました。

 

そして、魂の闇夜は明けていきます。

 

どんな自分も

全てまるごと受け入れ、

抵抗を手放したとき古い自我は死に、

新しい自我が再生します。

 

忘れていた本当の

自分自身が目覚めていきます。

 

これまで抑圧されてきた女性性の領域が

目覚め、癒され、

大人の女性が女神へと変容し

地上へ=社会へ戻っていきます。

 

この段階になると

 

なぜこのプロセスを

歩まないといけなかったのか紐解けていったり、

「怒り」が「許し」へ変わったり、

「無条件の愛」に目覚めたり、

これからの方向性が明確になったり・・・

 

これまでの自分とは360度違う生き方へ

移行していくと思います。

 

 

🔻🔻🔻

 

ちなみに「すずめの戸締り」でも

元の世界へすずめたちが帰還しましたね。

 

 

ポイントは

 

抵抗を手放す

 

ことです。

 

どういう状態が「抵抗」なのか

自分と向き合いながら

自我の反応に気づいてみてください。

 

起こるべくして起こる計画なので

安心してください。

 

 

 

    

 古いシステムの中で

 がっつり生きていた私にも 

 ガツンと目覚めのプロセスが

 やってきました(^^;;

 

 ゆるっとはじまったのは2018年。

 

 2022年、人生に現れた

 イナンナの冥界くだりのサイン

 来ると同時に

 

 冥界=潜在意識を潜っていく

 流れがやってきました。

 

 しかもちょうど「すずめの戸締り」が

 公開された時期です。

 この映画とも連動していました。

 

 冥界くだりは

 「魂の闇夜」でもあります。

 魂の夜明け前です。

 

 

 なぜ再びこんな話を

 記事にしているかというと

 

 

 2023.9.6 本日 

 

 冥界にいた女神が

 地上へ帰還するよ!

 

 という夢のメッセージを受けまして

 

 

 え!?ようやく!?ってか忘れてた!

 という感じなんですが

 

 昨年から始まった崩壊がいったん

 いったん落ち着いていくのかな?

 と思いましたキラキラ

 

 外側がカオスな状況になってくる中

 同時に内側の葛藤を感じてくる方が

 増えてくるかもしれませんので

 記事を改めてまとめてみたのでした。

 

 参考になれば幸いです。

 

 

ただただ、

本当の自分に戻っていくためのプロセスなので

ハイヤーセルフや指導霊の計らいで

必要な流れとして起こっていることであります。

 

宇宙の計画の一部でもあります。

 

宇宙と自分自神・真我を信頼して

流れに委ねていきましょう!

 

 

 

 

  出展&出店予定

 

◉2023年9月30日(土)11時~18時

 四つ葉フェスタ【大阪】

 大阪市天王寺区東高津町6−19 

 ※祈り絵ミニ 販売&メヘンディ

 

◉2023年11月3日(金・祝)11時〜18時

 癒しの森+in近江勧学館(近江神宮内)

 秋の田のめぐみ祭り

 滋賀県大津市神宮町1-1

 ※祈り絵ミニ 販売&メヘンディ

 

 

 

 

 

源へつながるゲートを開いてしまってる絵!?

☟☟☟

\源への入口・ハートを開こう💞/

 

 

 

虹の世界アルケミスト🌈 早紀

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