【レポ】2023年3月地方公演はこんなところに行きました!!写真たっぷり振り返り。 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫

 3月地方公演







文楽の公演は3月と10月に地方公演があります。


3月は西側南側中心に、10月は東側北側中心に各劇場1日〜2日上演します。


文楽座メンバーの半数近くの座組でまわります。




今月の公演に出演させていただいたので、早速振り返りレポ!!!





初日は北九州、福岡県の戸畑でした。


戸畑の公演は何十年と続いていて、今年もたくさんのお客さまにお越しいただきました。




藤太夫(とうだゆう)兄さんは名前にちなんで藤色の舞台道具や私物に囲まれていて、地方公演でも変わらず!

はづきルーペも藤色。


そんな藤太夫兄さんを織太夫兄さんが撮影。



しているところを撮影しました。

この公演、これがこの後流行ります。笑



終演後に玉男さんとツーショットを撮っていただきました。




せっかく福岡県にいたので、5月と9月は菅原伝授手習鑑を上演することもあり、太宰府に足を伸ばしてみました。


卒業旅行シーズンでかなりの人でした。


有名な橋。


本殿は改修中でした。




梅が至る所で満開。


菅丞相といえば牛!







次は府中。

府中も長い間公演を開催してくださっています。


府中の森芸術劇場。


この日のパープルコレクションは、ふでばこなど。

おでこピースがお茶目。




府中から移動して翌日は宇都宮。


地方公演の劇場には、文楽劇場の売店「文楽せんべい」の出張販売がきています。


新作グッズの花びらの付箋がかわいくて、写真を撮りました。


花びら1枚ずつ剥がして付箋にできるようで、切り絵デザインもあいまってオシャレな一品です。


宇都宮ではいちごをいただきました。




宇都宮から次の目的地は群馬県の高崎です。



高崎芸術劇場は高崎駅から繋がっている高架を歩いて5分、新しい建物で一階には広いカフェがあります。


2年続けて来ることができました。








高崎から関西へ戻って、次は京都。


京都公演は2日間ありました。



京都御所のすぐそばにあります。

音の反射なども心地のよい、生音が主体の劇場です。


京都のお兄さんたち。

この日は終演後晩に雨予報だったので、藤色の傘でポーズ。


京都といえば鯖寿司。

肉厚な鯖と、甘みのある酢飯の素敵なこと。


出町柳、ふたばの豆餅は外せません。


大好きなイチローズモルトを発見し、いそいそと手に取って、ほくほく顔でした。


碩太夫くんと。






京都の次は津。

津の劇場は中ホール。

中ホールでも700人ほどはいる非常に大きな劇場です。



なんとこの日は大ホールでGLAYのライブ!



まさかGLAYと隣り合って公演する日がくるとは思いもしませんでした。



パープルコレクション。




さすが三重県、ケータリングに赤福。

この赤福は白黒の餡で、通常の赤福とは異なる数の少ないシリーズだそうです。


白餡はすっきりと喉の奥に消えていって、いくつでもすいすい食べられそう。

黒餡は(赤福通常の餡よりも濃い)何重かの味が折り重なっているかのようで舌の上で味わい深さを楽しめました。





津から中1日はさんで、藤沢。


この中1日の日は鎌倉と江ノ島に行ったので、別記事でレポします。



この藤沢が千秋楽でした。

曇りでしたが、劇場前の満開の桜が美しかったです。



千秋楽なので、カメラ目線いただきました。



藤沢での文楽公演は非常に久しぶりだそうで、初めてうかがう劇場でした。


古い劇場で、過去にはドリフの放送などもあったそうです。




この公演は全くハプニングや病気もなく、初日から千秋楽まで誰もが欠けることなく過ごすことができた良い公演でした。




帰りの新幹線は鎌倉ビールと江ノ島ビールで。




次は4月の大阪公演、「妹背山婦女庭訓」でお会いしましょう。


 





 

 

 

 



とよたけ・さきじゅだゆう:人形浄瑠璃文楽
 太夫
国立文楽劇場・国立劇場での隔月2週間から3週間の文楽
公演に主に出演。


その他、公演・イラスト(書籍掲載)・筆文字(書籍タイトルなど)・雑誌ゲスト・エッセイ連載など
オリジナルLINEスタンプ販売中

 

 

 


豊竹咲寿太夫
オフィシャルサイト

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