文楽若手会の恒例?オリジナル見台。今年は「お福」を配置してみました。 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫

 若手会

 

 

 

 

 

 

若手会の1日目が無事に終了いたしました。

 

今年から国立劇場の建て替えのスケジュールのために若手会は大阪公演のみとなりました。

 

 

\当日券もあります/

 

 

今回の若手会では「釣女」の醜女のお役を頂戴しております。

 

醜女は南部太夫師匠や嶋太夫師匠、呂勢太夫兄さんなど、本公演で名だたる方々がつとめてこられたお役です。

 

この釣女は狂言の「釣針」をもとに明治期に常磐津で新作としておこされた「釣女」をベースとして、昭和初期に人形浄瑠璃化したものと聞いています。

 

 



去年は摂州合邦辻で、見台には辻の戒名をほどこしました。

 

 

去年の見台

今年は醜女なので「お福」のデザインにしてみました。

 

 

 

おかめの能面と、西宮えべっさんの鳥居、盃の吸筒を配置してみました。

 





中央には紋や紋様を施すスペースがあり、新しく「寿」の字を入れました。

この字はホームページでも使っている字で、逆さまにしたら「幸」になります。

 

 

 

 

 

 

明日も若手会張り切ってまいります。

 

今日は盛況で、大勢のお客さまがいらっしゃいました。

明日もたくさんお越しいただけますように。

 

お待ちいたしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



とよたけ・さきじゅだゆう:人形浄瑠璃文楽
 太夫
国立文楽劇場・国立劇場での隔月2週間から3週間の文楽
公演に主に出演。


その他、公演・イラスト(書籍掲載)・筆文字(書籍タイトルなど)・雑誌ゲスト・エッセイ連載など
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豊竹咲寿太夫
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