2020年9月文楽東京公演の演目!文楽にも麒麟が来る!4部制です。 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫



こんにちは

人形浄瑠璃文楽の太夫、豊竹咲寿太夫です。

さきじゅと呼んでください。









9月公演演目





第一部
(午前11時開演)

寿二人三番叟 (ことぶきににんさんばそう)

嫗山姥 (こもちやまんば)


廓噺の段





第二部
(午後1時45分開演)


鑓の権三重帷子 (やりのごんざかさねかたびら)


浜の宮馬場の段
浅香市之進留守宅の段
数寄屋の段
伏見京橋妻敵討の段





第三部

(午後5時開演)


絵本太功記 (えほんたいこうき)




夕顔棚の段
尼ヶ崎の段






第四部

(午後7時45分開演)

文楽入門~Discover BUNRAKU~

解説 文楽をはじめよう

壺坂観音霊験記 (つぼさかかんのんれいげんき)




沢市内より山の段











時間とお値段は!?




初の試みとなりました、四部制。



日にちは
2020年9月5日(土)~2020年9月22日(火)


開演時間は
第一部 午前11時開演(12時35分終演予定)
第二部 午後1時45分開演(午後3時55分終演予定)
第三部 午後5時開演(午後6時30分終演予定)
第四部 午後7時45分開演(午後9時終演予定)


となっています。

各部の間は消毒と換気を徹底するため、1時間ございます。

入替時間に、2階食堂・お休み処をご利用いただけるそうです。




お値段は


《第一部・第二部・第三部》(各部)
1 等席  5,500円 (学生3,900円)
2 等席  4,600円 (学生2,300円)

《第四部》
1 等席  4,500円 (学生3,200円)
2 等席  3,800円 (学生1,900円) 


とこのようになっています。

四部は12月にいつも行っている社会人のための文楽鑑賞のような位置づけになるわけですね!






座席の数はコロナ対策のため、大変少なくなるそうですが、少しでも大勢の方にお越しいただければ、と思います。





ああ、このまま何もなければ、実に半年ぶりの公演!!

この公演の実現に向けて今も動いてくださっている、劇場の皆さんに感謝してもしきれません。



そして、お客様皆さま、大変お待たせいたしました。



ちょうど光秀の話もございますし、
切ない鑓の権左も
めでたい再出発を彩る三番叟も
観音さまのご利益で目が治る奇跡の壷坂もございます。



どの部をとっても再出発にしっかりと彩りを添えることになるよう努力いたします。




みなさま、9月に東京でお会いしましょう!!










とよたけ・さきじゅだゆう
:人形浄瑠璃文楽
ぶんらく
太夫

国立文楽劇場・国立劇場での隔月2週間から3週間の文楽
ぶんらく
公演に主に出演。


その他、公演・イラスト(書籍掲載)・筆文字(書籍タイトルなど)・雑誌ゲスト・エッセイ連載など
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