ホンイツに対する絞り 2012.5/30
親がホンイツやトイツ手の捨て牌していたら、序盤から安易に役牌切るのはダメ。
早くに鳴かれるほど、子方(自分も)は対応に苦しみ親の高い手を防げなくなります。
「役牌3種類以上あればすべて切らないつもりのチートイ含みで行く。
2種類以下でも序盤には切らず、できるだけ愚形を先に処理してから、鳴かれても自分が押し返せる形で初めて切るのが基本」
あまりに早い巡目だと北家が絞りきれなくて鳴かせてしまう場合もよくある
現物待ちはヤミ 2012.6/1
「強い牌を押したら現物は出ない」とか「強い牌押すくらいなら追っかけリーチ」と耳にするがそうは思わない。
出るか出ないかは両脇二人の手牌次第。
少なくとも数巡両脇の出方を見てからでもリーチは遅くない。
実戦ではヤミにすると手詰まりしかけている相手から「2件目のリーチが来る前に」とむしろ当たりそうな牌を先に切ってくることが多い
つまり現物待ちはヤミならばすぐにアガれる
二人の完全安全牌が豊富なら確かに現物も出ない。 出ないからリーチが上手く行く場合ももちろんあります。
しかし、私の経験上は2人をケアするとなると大抵安全牌は少ない
2件リーチにしてしまうと、次に切ろうと思った牌が止まってしまいます。
麻雀は1牌の後先でアガリ番が振り込みになり、得失点やトップのはずが3着や4着になることを考えたらとんでもない差が出てきます。
リーチの現物待ちだと、多少強い牌を押してもドラすらすぐに出てくる
2件リーチがきた時、私は追っかけリーチの現物や通りそうな牌を切ります。安易に先制リーチの現物は切りません。
先制リーチに振り込んでも仕方ないと考えます。
「普通追っかけリーチは安いことが少ない」
「2件目のリーチに振り込むのは相手の注文に嵌まった形になるので避けたい」
これが理由です
現物待ちはやはりヤミテンがその巡目に即決着があるので得なのではないでしょうか?
マジョリティーは正解と限らない 2012.6/26
麻雀の雀力とはリーグ戦のリーグと同じようにピラミッドのようになっていて、上に行くほど人数が少ない
「難しい何切るや判断の時に、プロレベルで意見が分かれるときはむしろマジョリティーが間違いの場合が多い」
だから多くの支持を受けている意見よりも、本当にレベルが高い打ち手の答えの方が正しいのが麻雀ではないか?
もし最近の流行戦術が正解ならばAリーグにベテランがいるのはおかしいでしょ?
(麻雀は頭を使うので本来は若い人が有利になるはず)
そうならないのは麻雀は効率よりも、経験や読みや押し引きが勝負を分けるからだと思います。
親に対する役牌の絞り 2012 7/15
トップ目は役牌を序盤から切るべきではない上に、東だけは簡単に切り出すべきではないと思う
「東が役牌になるのは親だけだから三元牌切るのはまだいいが東だけは絞るべき」
競技麻雀では序盤に親が役牌を鳴くと子方は苦しいので親が連荘する可能性が高い。
フリーと違い親には振らないよう打つ人が多いからだ
こういう東切りがダントツトップを逃す敗着になることが多い。
牌効率よりずっと大事な事なのになぜ若手は真剣に役牌の切り順を考えないのだろう?
役牌絞れば相手のスピードは落ちる 2012 8/6
例題 親番 ドラ8 一二三七八九2488⑤中中
1巡でも早く中鳴きたい。しかしなかなか中が鳴けないとこれほど難しい手はない。 アガれそうでアガれないイライラする。
カン3からチーはオススメできない
中が持ち持ちでアガリ目ない時や、1枚はオリてる人残りは王牌でアガれないケースがある。
ドラ2の勝負手を運しだいにはしたくない。だから急所の3が出ても動きたくても動けない・・・
中が鳴けないうちに3がパッと薄くなることも考えられるので、中張牌の⑤を浮かせている。「⑤がリャンメンにならないかな?」と
でも中盤過ぎまで中が出ないと持ち持ちの可能性がある
中盤④や⑥ツモったら 一二三七八九2488⑤中中 ツモ④(ツモ⑥)
ここで打2とするか打中とするか迷う。
まして3が1枚でていたら? これだけでも打牌が変わるかもしれない・・・悩ましい
「中は止められて出ないのか?」 「相手の手が進めば出るのか?」 「山にいるのか?」 「山にいないのか?」
相手全員がタンヤオで前に出てきていれば当然打2。 いつもこんな簡単ならいいのだが・・・
3人ともあまり出てきていなければ役牌絞ってオリてる可能性があるから打中もある。
しかし問題は、「相手2人は前にきているが、残り1人がオリていそうな時だ。」
オリている相手が役牌を止めていてもそれが中とは限らない ←これが一番難解
「オリている人が白と発は止めているが、中は2枚山の時もあれば、中がトイツの時もある」
「前にでてきてる人に中トイツすらあるのだ」
字牌だけは読もうとしても見えない部分だから難しすぎる・・・
迷うツモは他にもある・・・マンズが伸びた時だ
一二三七八九2488⑤中中 ツモ四 (又は六)
一二三七八九2488⑤中中 ツモ五
一二三七八九2488⑤中中 ツモ三 (又は七)
ツモ四(六)の時、一通狙いで打⑤か、打2(少数意見となりそうだが、強い人の中では一番多い?)が有力
中が鳴けない時のタンヤオ移行で打一(打九)もある。
ツモ五の時は打⑤とするか?打2と2シャンテン戻すか?
ツモ三(七)の時もマンズの一盃口があるので打⑤か打2。
いずれも子方ならば打2が3割はいそうだが、親なら打⑤が6割超えるかな?
あるいは打中とする人もいるかもしれない。
前に出ているが中を絞っているものにとって「親にこの中トイツ落としをさせてしまえば、親の手はかなり遅くなり絞り作戦大成功」だ (もちろん自分が親でゆっきり手を作りたい時に、子方に役牌トイツ落としさせた時も絞って正解)
そして最も迷うツモは2、4、6だ。
一二三七八九2488⑤中中 ツモ2
一二三七八九2488⑤中中 ツモ4
一二三七八九2488⑤中中 ツモ6
⑤を切るとピンズは全て無駄ヅモとなる(だからとソーズをツモ切るのも難しく悩ましい)
246のリャンカンや224(244)に固定してしまうと、次のツモがマンズの時
一二三七八九24688中中 ツモ四(六)
一二三七八九22488中中 ツモ五
一二三七八九24488中中 ツモ三(七)
イッツーの目を残しソーズを切るか、マンズを切り受け入れをソーズのみに決めるか、かなり迷いが生じる。
一二三七八九24688中中
「おそらくツモ四(六)ならば→打一(九)が多いのでは?」
「ツモ三、五、七ならば→打6が多いだろう(?)」
これが 一二三七八九22488中中 又は 一二三七八九24488中中
これなら ツモ三~七ならば、ソーズをカンチャンに決める打2や打4が多いのではないか?
いずれにしても役牌トイツでカンチャンがあるメンツ手の1シャンテンは悩ましいのだ
これが簡単に役牌が鳴ければポンテンとれて1本道
絞りは、相手のスピードを上げないだけでなく、相手を悩む手に持って行くことで相手のアガリのがしを誘発、自分がアガリやすくなったり、振り込みを避ける防御になる。
序盤から役牌連打せず、役牌が出るか出ないかわからない場にすることが、相手の和了率を下げ自分の放銃率を下げられると思うのだがいかがでしょう?
ドラポンは局面を変える 2012 8/13
序盤にドラポンや役牌ポンの仕掛けが入ると局面を全く変えてしまうことがある。
その牌が打たれるのが中盤以降ならば3人がきちんと対応できるのに、早い巡目だと情報も現物も少ないので絞りに回る2人が対応を間違えやすい。
自分が効率では完璧と思える巡目に役牌やドラを切っても、
自分の打牌の対応を相手が間違えて、相手がひどい場況を作りだしてしまう・・・
このように、相手にミスの手順を踏ませてしまうことも、
自己都合で序盤に切ってしまった自分の手順ミスと考えられないと上達しない。
ラス前は意味のあるあがり 2012 8/14
南3局西家 29300 ドラ八
状況は東家が31700北家が27400南家が11600
三四六七八③③⑤⑦67中中
6巡目1枚目の中をポンするか???
ここで2000アガってもトップに立てない上に、オーラス下家にもまだチャンスが残る
メンゼンでマンガンクラスになる手を2000にしてもう1局勝負はヌルくないか?
それとも鳴けばアガれそうな中をスルーする方がヌルいのか?
デジタルと呼ばれる打ち手は2000でアガる人が多いのだろうか?
アナログな打ち手ならここでこの手ならスルーでは?
アガラスについて 2012 8/22
麻雀は着順を4人で争うゲーム。
4着の者が4着確定でアガるのはゲームを壊す行為と考える方が多く、メンツによっては即嫌われてしまう。
もちろんラス目で誰かに簡単に鳴かせたり振り込む、まして大物手に振り込んで着順を変えてしまうのは、アガラス以上にマズイ。
麻雀は4人で打っているので他3人(もしくは2人)の争いをおとなしく見て邪魔しないように打つ技術も必要だと思います。
他3人は着順を意識して高くしたり、オリたり、安手をアガらないようにして南3局までゲームを積み上げてきているのに、自分だけ着順無視してアガる事しか考えていないならば、他3人とは違うゲームをしています。
麻雀は4人で打つゲームなので嫌われたら同卓拒否されて打てなくなったり、
自分が逆転狙っている時に、さっき邪魔されたからと邪魔されてしまうかもしれません。
しかし、どんな場合でもしないわけでない。 そのアガりを見た相手が、「それはアガるよね」と思える状況やアガり形の時だ。
①ハネマン以上の時(場合によってはマンガン確定以上)
②役満やドラポンなど大物手がいる状況や2件以上のリーチがきていて、オリきれないと判断した時。
(オリ打ちで着順変えてしまうくらいならば私はアガった方がマシだと思います)
③好調者の流れや誰かの連勝を止めたい時。
②や③に関しては「それでもダメじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、
私は好調者が次の半荘以降もノビノビ打てるようになるくらいならばアガってもいいと思います。
大三元のテンパイやチンイツドラ3のテンパイがいる時も、自分がアガらないことによって大逆転が起きてしまうことがマズイと判断すればアガる時もあります。 いずれも同卓者の中で2人以上が納得するならいいと思う。
バックをあがらせるな 2012 9/5
最近絞ると自分のスピードが落ちて損と考える打ち手が増えたが、
相手に役牌鳴かせたら、相手の手が自分より遥かに進んでしまうので相対的にスピード落ちてる
確かに自分が親の時や好調時で、仕掛けた相手が不調者ならば鳴かせて相手を前に出しておいてリーチで被せる作戦は確かにある。
しかし親の仕掛けや好調者の仕掛けに対して、先に鳴かせて得をするようにはどうしても思えない。
親や好調者に対して辛く打つべきだと思う(流れを意識しない人にはわからないと思うが・・・)
バックの仕掛けに対して、抑えていた役牌で振り込む可能性よりも、役牌を先に鳴かせた方が、
相手はいい待ちになりやすい上に待ちが絞りきれないので振り込みやすい。
どちらが失点しやすい切り順なのか、麻雀長く打ってきた人ならわかるはず・・・
こういう間違った考え方を正していくのもプロの大事な仕事です。
相手を読む 2012 11/7
麻雀は状況や対戦相手によって打ち方を変えるべきゲームだ。フリーでかなり勝っている人は大抵押し引きが長けている
意味のないところで無理はしないし、振り込んでも痛みが少ない局面では前に出てくる。
点棒状況や対戦相手によってリーチとヤミだけでなく、仕掛けや押し引きも使い分けます
逆に負けている人の思考はとても読みにくい
本来損だからしないはず?って選択をいつもしているから負けている可能性があるからだ
それはリーチしない方がいい局面でリーチするとか、鳴いて安くアガる意味がない局面で安く仕掛けて突っ張るなど・・・
東3局 ドラは② 私は西家で8600点しかない苦しい状況
私は2巡目に親から白が出てポン、5巡目下家から発が出てポンした所です。
捨牌 9二⑥中六8
私は手牌が7枚で、白と発をポン
ツモ切りは4巡目の中だけであとは全て手出し。 ここに宮本pがピンフ赤2のリーチをしてきました。
「中を自分で切っているから大三元はない?」 はたしてそうでしょうか?
普通大三元やっていて中アンカンする人いませんよね? 中切ってるのは中暗刻を否定する材料とはいえません。
そして一番の問題は、点棒状況です。
8600しかないのに、白と発のトイツがあって中を序盤にツモ切ると思いますか?
8600しかないなら大三元の可能性捨ててまでマンガン欲しい状況じゃないですよね?
点棒状況が、飛ぶリスク背負ってまで8000とりに行く状況じゃないんです。
まだ南場の親が残っているのに、たかがマンガンクラスの手なら三元牌は2つも鳴かないと思いませんか?
もしマンガン程度の手なら白と発トイツならば1枚目はスルーするはずと読める
ちなみに私の1巡目の手牌が
二六⑥23689白白発発中中
6巡目の手牌は1236中中中 白ポン 発ポン
この局面現代の麻雀ではリーチが主流っぱいです(中暗刻を読めないのか読まないのかは知りませんが)
最近大三元(や小四喜や清老頭)仕掛けがいても、全く気にせずリーチする人がすごく増えました。
現代風なのは確かでしょうが私は損な気がします。(統計はとれませんが、そういうリーチ打つ人がいると役満は出やすい)
それは場を荒らすと同卓者に嫌われるので勝ちにくくなったり、卓が割れやすいという麻雀以外の部分から考えて得と思えないからです。
では「対打てる人への読み方」です。
① 方でダンラスの状況で2つ以上鳴いてきた→これは高いことがほとんどです。
目安としては持ち点8000以下で仕掛けてきたならならマンガンクラス、1万点台時は3900以上。
②トップ目でリーチをかけてきた(微差のトップ目は除外)→これはマンガン以上の高い手か、よほど待ちに自信ある手
トップ目でオリられないリーチを打つ以上、アガれば2着目とかなり差がつけられる自信ある手と読むことができます。
② リーチに対してポンで対抗してきた
リーチ後に通った牌は安全牌。それをポンしてまで前に出てきてるということは?→これはほとんど高い手です。
現物待ちの安い手では?と思うかもしれませんが、リーチに対してポンからはいれば両脇は警戒してリーチの現物すら打たない
それがわかる打ち手ならば、リーチ後にポンなどするわけがないのです。
③ マンガン振り込むと飛ぶ状況で2つ以上仕掛けてきた(又はリーチしてきた)→打つとゲーム終了のリスクを背負って出てきたのでまず高い手です。
①~④のような状況の時に攻められたら、はたしてラス目と喧嘩する意味があるのか?
もし振り込んだら両脇が喜ばないか?を考えて押し引きすると成績が安定すると思います。
あと、古いセオリーで間違ってるものもあるのでそこは自分で選んでいきましょう。
ラス目のリーチは高い・・・ラス目だとピンフのみでも、手変わりないとリーチしますよ?七対子のみで裏期待のリーチとか
ミスをした 2012 11/14
東場の南家 ドラ南 七七八九九②②②4577発発
発のみの1000点狙って七切りもいいし、四暗刻まで狙い4切りもいい。
ここはどちらを切って裏目が出ても私はミスとは思わない(発切りや7切りや②切りは明らかな手順ミス)
ただし、南場の点棒が必要な局面で七を切るのはミスだと思う。点棒状況にマッチしない手作りはミスと言える。
ここから七を切った場合、発は1鳴きしないとミスだと思う。
これに異論ある人もいるだろうが、トイツ手の大物から七対子も捨ててまでリャンメンを重視したわけだから、発が出る数巡の間に36がよほど薄くならない限りポンテンとらないのは一貫性がない。 発を鳴かないくらいならなぜ七を切ったのか?
鳴かないならなぜ七対子や四暗刻を捨ててまで早い手にしたのか?もう一度手牌を見つめなおすべきではないか?
だが最速を目指すといっても36チーからは入らない。 残り2枚の発に全てを賭けて1000点のバックは私はオススメしない。
この手は367と発以外使えないわけではなく、ドラそばの⑤⑥⑦あたりをツモってメンゼンで手を作りなおせる。
36チーから入る人は現在の有効牌しか見えてない。 今ない1メンツを想定することも麻雀では大事なので仕掛けるなら発から入るべきだ
問題は4を切った時だ。
4切りは5200から32000まで見た打牌で、かわしに行くための七対子も視野に入っている。
だから1枚目の発から鳴く場合も鳴かない場合もあるだろう。
この鳴く、鳴かないの選択が裏目に出ても自分はミスとは思わない。 ベストに見えた選択が裏目に出ただけだ。
しかし4切りの後、八チーや九のポンから入るのは私から見れば悪い鳴きだと思う。
なぜか?というと、この手は鳴くとしたらポンから入るべき手であり、七か発ポンから入るべきだと思うからだ。
九からは2枚目でも鳴くべきでない。
九を鳴けば発が絞られる可能性が増える上に、たとえ発が鳴けても残りが七と7のシャンポンではアガれる可能性が低い割に防御力が弱すぎる。 打点が5200ではとても釣り合わない
発や七より先に九を2枚打たれた意味を考えて、もう発も鳴かず一盃口か七対子にするべきだろう
7からポンするのもポンしたときの手出し八で七や九が止められる可能性を考えるといい鳴きとは思えない。
アガりにくくなるとわかってる鳴きで動いてしまい、裏目にでればやはりミスの鳴きだと思う。
西家トップ目 親は2着目 ドラ七
南家からリーチがきた時のことだった
ヒドイミスとは安全牌の六を安易にツモ切ってしまったことだ
私が六を切ると下家は六を合わせてしまう可能性がある。
4枚目の六は対面がタンヤオならばキーになる牌だ。
私は北家の時こういう牌は鳴かせないが、誰もが下家に絞るわけではない。
いつも「私が切ったために北家が合わせ打ちをして親がチーできた」
こんな牌を切ることも自分のミスと思っているので、自分が北家じゃない時も親の捨て牌にはすごく気を使って打つようにしている
字牌の切り順 2012 11/20
字牌の切り順
私としてはシステム通りに、「正しい順序で切る」 「止める」 「相手との間合いをはかりながら切る」
「鳴かれてもいい相手にだけ切って鳴かれたくない相手の欲しそうな牌だけ止める」
などを普通に使い分けている
「牌効率は練習と知識で誰でもできるようだが、この字牌の切り順だけは複雑すぎる」
手牌の何切ると違い、字牌の切り順は場況と持ち点と体勢の差なども考慮して切り順を変える必要があるため、あとから教えるのが難しい。質問されて丁寧に教えてあげたくても、対局中にしゃべるわけにはいかないからなかなか教えてあげられる場とタイミングがないのだ
絞る派対絞らない派 2012 11/25
絞らないとわかっている相手には、その出てくると思われる役牌を咎めにいく仕掛けが有効なのと、
序盤に役牌から切っているのに初牌の役牌がある時、その初牌の役牌は山にいる可能性が高いことになる(絞らないのだから手に残っていない)
つまり七対子のタンキ待ちや役牌シャンポンでテンパイした時、ためらいなくリーチといけるのだ。
同卓者のうち字牌を絞るタイプが2人いたら、絞る打ち手が手が悪い時に字牌をたくさん抱え込んでいる可能性がかなりあるので、字牌待ちのリーチが打ちづらくなるものだ。
字牌タンキにしろシャンポンにしろ待ちの枚数が少ないのでリャンメンとのめくり合いに弱い。
オリていて絶対字牌を切らない打ち手の手の中に自分の欲しい字牌があればほとんどめくりあいに負けるから、本来得とされる字牌待ちリーチが損にできるのだ。
相手が字牌待ちをしなくなると打ちやすくなるからだんだん自分は有利になってくるだろう。
麻雀では誰でも字牌は切りたい、持っていたらメンツが作りづらいからだ。
絞る相手が2人以上いると字牌を狙ったリーチが打ちづらくなり、
絞らない相手が2人以上いると、その切りたくなる字牌を狙ったリーチをどんどん打てる。
字牌待ちで自信持ってどんどんリーチできるってかなり有利だ
絞らない打ち手はほとんどそこまで考えていない。自分が気づかないうちに強い相手は字牌を狙っている
宮本pはメンホン赤でダブ東と9のシャンポン待ち。 強引にリーチといき8000オールをツモった。
宮本p「いつも東切り早い二人が東切っていないからダブ東山にいそうと思ったの」
普通はそんなメンホンの捨て牌されたらダブ東は絞られているので、ヤミに構えて手が進んだ相手からの出アガり期待か9のこぼれるのをヤミで待つべき手牌だ。
宮本pは今日のメンツをみてリーチとした、これがあるので東切りはダメだな
ツモを飛ばすポン 2012 11/30
トップ目は私で、2着目の親番の下家が1つアンカンして高そうなリーチをしてきた。
全員がベタオリで流局濃厚な17巡目、海底1つ前の北家私の切り番
ここで私がやるべきことは南家か西家がポンできる牌を切るのがこの局面の最善手である。
ポン材を切っても相手が気づいてくれるかわからない。 わざわざ鳴かなくても親がツモれる確率なんて低いのは承知だ。
ほんの些細なことだが、麻雀が自分が得するように効率を考えるゲームだとするならば、
私はよーく考えて捨てる牌を選ぶべきだと思っている。
もちろん両脇はオリているので、「流局かー」と場に集中せず、私が切るポン材に気づかなければ私の苦労は水の泡になることもわかっている。(最近ではほとんど気づかない人のが多いかも?)
しかしそれでも自分がやるべきことはきちんとやるべきだ。 上家は初対面なのでちゃんと見てくれてるかわからない・・・
私は場を見渡して1枚切れの⑤を切った
するとノータイムで上家が「ポン」と鳴いた。 下家は(やられたなーと)苦笑い・・・
いい待ちについて 2013 1/23
いい待ちってどんな待ちの事を指すかは人それぞれです。
3面待ち、迷彩、山にいる牌、相手が使えない牌って所でしょうか
私にとってのいい待ちとは
「山に3枚以上いて、相手が使いづらく出やすい河になってる待ち」
掴めば出る牌でも残り1枚で王牌にいたら終わりの地獄待ちはいい待ちと言えないし、
リャンメンでもドラ側はむしろ悪い待ちだ。
フリーでよく出てくる会話に
「いい待ちだなー」とか「その待ちでは止まらないや」なんてよく聞きます。
私はよくリーチしてアガった時「いつもいい待ちになってるね」と言われますが、
いつも「いい待ち」になるわけがありません。
悪い待ちの時はリーチせずオリちゃうのでアガれず手を開く機会が少なく、
「いい待ち」の時にリーチして手を開く機会が多いから、手を開いたとき「あの人はいつもいい待ち」に見えるのです。
もちろん「いい待ち」になるように手を作る打ち手には「いい待ち」になる機会が他の人よりも多いでしょう
リーチこようといらない牌全部切ってくるタイプや後手踏んだら現物以外切らない相手には
「いい待ち」は全く意味がなく先にテンパイすることが重要ですが、
ある程度待ちを読んでくる相手にはこの「いい待ち」にすることがめくり合いやギリギリの勝負を制するカギになる。
つまり駆け引きが有利になるメンツもいれば、早さや手数が多いと有利になるメンツもいると言うことです。
逆に宮本pはツモアガりが多い打ち手です。
なぜツモアガりが多いのか前から気になっていたので後ろから観戦することに。
抜けた直後の東1局 親 ドラ8
三四五八八④⑤445678
14巡目に3が入って4切りリーチ、一発で③をツモり8000オールとなったのですが、
私ならばこの手牌で中盤以降まで4を持つことはありません。
4は先に切り安全牌を持ちます。
これについては異論がある方もあると思いますが、
この時観戦してたお客さんとプロはみんな「4はさすがに先に切らないと」と共通の見解でした。
4を残すメリットの4や八が暗刻になる確率と三メンチャンが入り結局4が出ていく確率
・4の危険度(ドラ表示牌のスジで自分から4枚見えて危険)
・4を早く切ると、相手が3か9どちらを押すか迷った時に高目の3が出やすくなる
など考慮して4は先切りするべきだと思います。
ダブ東はやはり絞るべき 2013 5/26
1回戦、33000持ちの東2局親で好配牌が入った
ドラが③
二三四②④⑤378東東北北白
ダブ東がトイツの早そうな手だが・・・
こういうダブ東がトイツの手で考えておかなければならないことがある。
ダブ東は絞られやすいので東が鳴ける前に北が2枚切れてしまった時、どう手をまとめるかを序盤から考えておくべきだ。
ダブ東が鳴ける前に北が2枚切れてしまった時の選択は簡単なようで結構やっかいな選択だと私は思っている
中盤まで東が鳴けないようなら持ち持ちや東を握り潰されてることも考慮しなくてはならないし、
ただ単に誰も持ってない場合もあるから、なかなか鳴けないトイツの東の扱いはミスしやすい選択なのだ。
そういえば新人時代A1を観戦していてこんな局があった
親が白をポンしてダブ東雀頭の一四待ち2900テンパイしていた。
東をポンするかシャンポンにして東でアガれば11600の大物手だが、
東が出ないまま二と三が切られていく。
中盤以降に東をツモったのでとりあえずタンキに受ければ12000のテンパイになるがそのトッププロは東をツモ切って数巡後2900をアガった。
(私は勿体ないなーと思ったがA1はさすがに隙がないなと思った)
これが早い巡目に誰かが東を切ればポンして11600のテンパイに受けていたのだろうが巡目が深いだけに打点よりアガりやすさを重視したのだろう。
私はフリーデビュー当時から東を絞っていたが、このアガりに衝撃を受けやはり東はギリギリまで絞ったほうが親がチャンス手を逃しやすいなと再確認したものです。
今回の手も北が2枚切れたら
「東のトイツ落とししてピンフ狙いに切り替えるか?」
「最悪ダブ東雀頭のリャンメンリーチになっても構わないから北をトイツ落としするか?」
「どうしてもダブ東を生かすために2枚切れ北と東のシャンポンを残したままにするか?」
本来ダブ東トイツはチャンス手なのに、ダブ東がなかなかでないとこんなに悩むことになる。
私がこのブログで東場の東は絞った方がいいとよく書くのは、
東を鳴かせないことにより相手のスピードを殺すという手牌レベルだけの話ではない。
東を鳴かせず中盤以降に突入させることによって親の選択をミスを誘う。
東に限らずネックの牌が鳴けないと外す人も多いので、できるだけ鳴かせない方が自分有利になる。
今回の実戦譜では
3巡目にダブ東が鳴けて次巡⑥をツモり4巡目2900のテンパイ
「まだ出すなよー」と思っていたら
6巡目ドラの③をツモリ5800
8巡目赤⑤をツモり12000になったところで9が出るというタイミングの良さで12000のアガりとなった
融通が利かなくなる鳴きはしない方がいい 2013 7/18
若いメンバーがこんな手で仕掛けた
状況とルールは東戦(積み棒は1500点)の鳴き祝儀ルール
前回トップで迎えた東1局親番 ドラ七 5巡目
七八九④⑤⑧⑨4789南南
メンゼンで6000オールが見える関連牌が1枚も見えない1シャンテンからまだ5巡目なのに⑥のチーテンをとった
確かに早いが、まだ5巡目なのに2900止まりにしていいの?
しかもこの手は三色しか役がないから⑦が死んでいたらアガリ目がないし、
敵のリーチを受けて回ったらほぼ役無しになってしまう。
(たとえば敵リーチに九が現物で六が危険でも、役を付けるには六を切らなくてはならないし六を止めたらほぼ役がつかない)
つまり融通が利かず手牌を殺してしまう可能性が高い鳴きなのです
今回のように三色や一通やチャンタのような回ると役がなくなるような鳴きや片アガリになるような鳴き方はオススメできません。 (終盤14巡目以降に形テンのつもりで鳴くならいいけど)
鳴く時は役が確定して、待ちが好形になるように鳴くといいと思います
ちなみに
七八九④⑤⑧⑨4南南中中中
こんな手だったら、中盤以降⑥のチーテンも有り
これも2900だが、この手は中の暗刻があるからたとえ⑦を暗槓されたり、リーチ受けて回ってもアガり目が残るから別に悪くない
ちなみに中暗刻の手が子方ならばかわし手と考えるので、ペン⑦は5巡目ならばほぼ鳴きます
2件リーチは両脇次第 2013 8/28
後ろからずっと黙って見ていたがお客さんから1つ質問を受けた局があった。
私の手牌はタンピンのみの⑤⑧待ちテンパイ (⑤⑧は下家が1枚ずつ切っている)
私は2連勝中と好調でずっとリーチツモが続けていたのにこの局だけヤミに構えた
この局の直後そのお客さんは初めて口を聞いた
「すみません、今の⑤⑧待ちなぜヤミにしたのですか?」と。
私は「下家からリーチきそうだし、⑤に金が入ってるこの店でピンズ待ちのめくり合いはしない方がいい」と答えた。
他にも
1、打点が安い
2、ドラや赤がない
3、⑤⑧待ちはツモ筋にいないと感じた
そして一番の理由は、
下家との2件リーチになった時、下家の待ちがピンズ以外だった時手詰まりした相手が下家に振り込む可能性が高いと読んだからだ。
この局は結局読み通り下家が次巡リーチをしてきて下家のアガりとなる。
次の局、ピンフ赤ドラの69待ちテンパイが入り今回は即リーチを打つ。
この局も下家に手が入っている気配がありすぐに追っかけリーチが入りそう、
だが前局との決定的な違いはソーズが場にかなり安い。
読み通りすぐに下家から追っかけリーチが入るが、
2件リーチに手詰まりした対面から9が出てマンガンのアガり
(8が場に3枚切れでいかにもソーズは通りそう)
私は「この待ちならば2件リーチになった方がアガれそうだからリーチだよ」と言った。
欲張っていい牌と悪い牌 2013 8/31
本八幡の某店 赤はメンゼンで5000点相当のチップがつく
ウマは20-30で、トップ2着の差よりも2着3着の差の方が大きい店だ。
メンバーが2人体制の店なので私はとりあえず友人とメンバーの間で観戦していた
東3局 南家 7巡目 ドラ6 45000持ち
五六④⑤⑦⑧⑨22345北 ツモ三
この赤2枚の手は絶対アガりたい所、345の三色は見切り安全牌を抱え三をツモ切る方がバランスいい構え。
私がこの手でブクブクに構えるとしたら、2の暗刻くらい。 あとはせめて五と⑤だけにしておく。
暗刻ができた時赤が出て行きこの勝負手が2600リーチになってしまうような
六や④などノータイムツモ切り。
そしてこの赤2枚の手で受け入れが広くならない三など全くの不要牌で、安全牌の北の方がはるかに価値の高い。
この友人が北を切った巡目に
西家に一盃口のみのペン三待ちのテンパイが入り、
さらに北家が中を切り東家がポンテン
1巡の間に状況が劇的に変わってしまった。
そして、その巡目の友人のツモは⑥で
「リーチ」と言って切った三が東家の5800と西家の1300のダブロンに当たってしまう
この放銃はかなり痛い。
四七はかなり山に濃く、三は薄いので
三を先に処理していれば友人はおそらくアガっていただろう。
赤2枚以上に欲張った為にもったいないことをした。
東4局 ドラ⑦ 5巡目
三四五五六七②④⑦44888
友人はドラを切ってリーチをしたが、終盤西家の追っかけリーチに打ちこんでしまう。
まだトップ目だし、アガっても2000ならばドラを見せずに②を切ってとらずが正解だと思うし、
ドラ切ってテンパイとるならリャンメンにならない限りヤミにするべきだと思う。
実際すぐに⑧をツモっていて、⑥⑨待ちならば追っかけリーチの対面から⑨を捕まえていたし、
ヤミに構えていれば放銃だけはなかった。
友人は結局3着になってしまいこの半荘で席を立った
次の半荘私はその友人の座っていた席で東3局で6万点オーバーのトップをとる。
そう、この席は手がずっとよかったのだ。
この日私は勝って帰ったのだが、
友人があの三を先に処理していればこの日大勝ちしたのは友人だっただろう。
そしてメンバーの席に案内された私は大負けしていたかもしれない。
一打の手順ミスが自分だけでなく他の人の収支まで大きく変えてしまうとは麻雀恐ろしいものだ
どの牌を何巡目に鳴くか考える 2013 10/7
麻雀は上家が甘いか、絞りがキツいかによって全く打ちやすさが違う。
(例) ドラが二
二三四七八②③④3488西
ハネマンの1シャンテンで上家から5や九が出る
「こんなの鳴くわけないじゃん」ってとこだが、
これが南3局ノーテンできない3着目の親番で14巡目以降でも鳴くわけない?
状況によって違うのが当たり前なので、
何巡目以降チーするか人それぞれ違うが、自分なりに考えておくべきだ
たとえば
(A)どの牌も親番維持の為12巡目以降は必ずチー
(B)どの牌が出ても15巡目までは鳴かない
(C)2と六なら5800の可能性が残るからチーする
(D)もしかしたらテンパイチャンスを広げるために8をポンする人もいるかもしれない。
ちなみに私の場合
11巡目以降に5800になる牌は鳴く
他の牌を鳴くのは14巡目以降
しかし、上家が絞りのキツイ相手ならどの牌が出ても12巡目にはチー
逆に上家が絞りの甘い打ち手ならば六や2が出ても14巡目までスルーしてハネマンの可能性をギリギリまで追いたい。
下家に「この上家絞りがキツイ」と思わせることができれば
鳴きたくない牌をチーさせて親のメンゼンを早めに崩せるかもしれない。
ベタオリする時もしっかり考えて打て 2013 11/9
手順の話
仕掛けに対する読みの話
相手の心理を読む話
北家の時親に対して絞る話
捨て牌から相手の手牌や速度を読む話
今日1番の焦点は最終戦南1局
東場に3メンチャンの先制リーチしていて、私の国士に放銃した箱下のМ君が9巡目に親リーチした局面
(私が6万点、BプロとCプロは2万点台の2着争い)
問題は完全ベタオリしていた北家Cプロ
16巡目に打中(場に1枚切れ)
そして次巡全員に通っている場に3枚切れの3を手出ししたのだ。
全員がメンゼンの時、17巡目に北家が南家のポン材を打ってポンさせれば親の最後のツモ(18巡目のツモ)を飛ばすことができる。
今回親がリーチしていて子方3人がオリているので、
北家は南家のポン材候補を持っていたら17巡目に切るべきだ。
しかし北家のCプロが安易に16巡目にポンがかかる可能性のある1枚切れの中、
17巡目に絶対ポンのかからない3を切ったのを見て、
私はこの瞬間 「ベタオリの南家が中トイツの可能性結構ある捨て牌してるのに、Cプロはなぜ3→中の順に切らないかな?」と思った。
そして、18巡目親のМくんは4000オールをツモる。
確かに最後のツモでツモアガる可能性は少ない
1枚切れの牌を切っても南家が鳴いてくれるかはわからない。
可能性はいくら低くても、南家の私は「17巡目に北家が中を切る」というわずかな可能性のために中のトイツを温存し、ベタオリの牌を並べる順番を考えて切っていた。
しかし北家はベタオリの牌を安易に並べた。
これは北家がやるべきことをきちんとやってないことになる。(と私は思う)
この半荘の結末はオーラスCプロがМくんに5巡目の6400放銃となり、Мくんが微差で逆転3着、Cプロは4着落ちとなった。
南1局МくんとCプロの点差は約3万点差あったのに、Cプロの16巡目と17巡目のオリる牌の並べ方のミスが、大きなしっぺ返しになるとは麻雀は恐ろしい
セット第4弾 2014 2/2
今日は得と思えないスピード優先の鳴きについて
例1 「ダメなバック」
東1局西家 ドラ六
123567③⑤⑦南南発発
場は異常に字牌が高く、しかも南家が国士か七対子狙い
ここに3枚目の④が出たらチーして発バックにする
これは南家の捨て牌が変則なので発持ち持ちの可能性があるから発以外鳴いてはならない
今回の場況なら鳴き祝儀でも私は鳴かない
例2 「ドラを焦ってチー」
南2局親番 ドラ4
三四五六七②③④23西西北
ラス目の北家が8巡目にドラをツモ切ったのを見てチーして二の三色片アガりに
この手はメンゼンに仕上げるべき
親がメンゼンを放棄してむしろ子方3人は気が楽になる。
実戦でも南家からリーチ、北家にもヤミで押し返された
例3 「安くなってしまう」
ドラ四
五六⑤⑥33445588西
7巡目、13000持ちラス目の親リーチを受けたので⑦をチーテンにとり最後まで突っ張る
ラス目の親とめくり合うのがそもそも損、
ここはメンゼンで勝負するつもりでスルー、なかなかテンパイしないようならばオリがバランスいい
せっかくの勝負手を2000にして親リーチに真っ向勝負するメリットは、アガった本人より力を使わず見ていた両脇の2人の方が遥かに得
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「いいバック」
南場トップ目
三四五七七七①③⑤55発発
トップ目でドラもないからメンゼンでテンパイしてもリーチする気ない
そこで④のチーで発バック
アガれないツモ5ならタンヤオの移行もできるし、所詮1000点だから持ち持ちでアガれなくても構わないのでチーしてもいい
悪い男 2015 2/17
アガり連荘だから簡単にダブ東切らない方がいいと思うぞ
アガり連荘では役が確定していることがかなりの強みになる。
オタ風やヤオチュー牌から切って役牌を後回しにした方が放銃率も減るだろう
ってかテンパイでも打点が低く巡目が深ければ、ダブ東を切らない方がいい局面も結構ある
不調時の選択 2015 3/9
「正しい手順とは?」
勝ってきた打ち手と言っても、麻雀のレベルとは相手によってかけ離れているもの。
「俺Aって雀荘で勝ってるよ」と言っても、そのAという雀荘が弱い人ばかりなのかもしれない。
他の店に行けば、こいつ弱いなと思われるかもしれないのだ。
初心者から出やすい河とそこそこ打てる相手から出やすい河というのもまた違う
これはたくさんの雀荘で多くの相手と打ちこんできた経験で覚える物で打ち手にとって財産だ。
自分では正しい手順、雀風と思っていても自分の勘違いなのかもしれない。
これは私自身にも言えることだ
私は場変え無しの同一メンツで長く打つ時
自分の考えとは裏目の連続になる状態を悪い状態と考えている。
もちろん他の人が同じ配牌同じツモで打てばアガっているかもしれない
実際観戦者に「私ならアガれてるよ」と言われることもある。
でも打ってるのは自分自身である。
自分の自信がある山読みや打牌がことごとく裏目に出るようでは、
自分にとっての普通の手順でずっと打っていてはその日ズブズブのままだ
そんな時は難しい選択の場面でいつもとは違う手順に変えて打つようにしている
久しぶりの勝利とAKB総選挙 2015 6/8
私にとってのミスとは
1、終盤親にテンパイさせる牌を鳴かせる
2、なんとか回避できたはずのオリ打ち
3、ドラポンさせたり一色手に鳴かせるなど、大物手ができるような牌を鳴かせる
4、あとで後悔するリーチや鳴き
これらをミスだと考えている。(手順ミスとか切り間違いは論外)
勝負しての放銃や勝負に値しない安手やトップ目からオリてのアガり逃しは全くミスだと思わない。結果が悪かっただけだ
もちろん調子が悪いままずっと同じような放銃やツモられを繰り返し
今日はツカないんでトータル大きくマイナスしましたでは話にならない。
同一メンツで回数打つ以上、今日の調子を考えながら立て直したり、相手の心理を読みミスを誘ったり自分有利に打たせるなど
調子が今一つでも最終的に勝ちにつなげる技術はたくさんあるはず
昭和雀士VS鳳凰民 2015 10/10
南1局
親番でトップ目名人と2着8段の差が約17000点差
2着8段と私の差が10200点差で、Jさんは残り2500点の飛び寸前
ここに8段がリーチ
この点棒状況でリーチを打つとしたらハネマンか、ドラが2枚以上で役無しリャンメン以外は絶対ダメな局面だ。
打てる昭和雀士ならここでリーチするなら間違いなく高いリーチしかあり得ない
しかし、局面に全く合わないリーチでは?
棒テンに見える捨て牌と打牌のトーン、自分の手に赤があることから私は安いリーチだと感じた。
ここに飛び寸前ということもありヤミにしてたJさんがツモ切り追っかけリーチ
8段にとってはこれが最悪な展開なんだよね
飛び寸とめくり合いでは、打ちとっても着順そのままのアガ2だ。
しかしラス目に打てば3着や4着と近くなり、もつれればラス落ちまでありうる
さらにトップ目の名人も親満アガれば6万点終了なので高いテンパイが入れば追っかけてくるだろう。
親満刺されば8段は3着落ちである。 つまりここは勝負かける場面ではないってこと。
私は1回戦から8段の打ち筋がフリーでは強い相手と遭遇したら通用しない打ち方なので色々アドバイスしたかったのだが初対面なのでずっと黙っていた。
唯一この局面だけ
「それ多分安いリーチだよね? 飛び寸がいて親がダントツだからハネマン以外リーチしたら損。
ラス目や親に追っかけられて失敗したと思ったでしょ? だから絶対リーチしてはならない局面だよ」
とアドバイスしておいた。
このアドバイスでホンの少しでも致命的な弱点が解消すれば私は嬉しい。
実戦では親で大物手テンパイした名人がリーチ宣言牌でJさんに放銃という結果であった。
そして次局、前局見ていただけで親番が回ってきた私に早いメンホンのカン四テンパイが入る
・22700点差でトップ目の名人は点差的に親リーにはオリる
・8段は今風なので親リーチにはいつもオリてる
・Jさんは親満打つと飛ぶのでまず前に出てこない
つまりここはリーチといえば3人がオリることが見えている局面だ
私は当然のようにリーチをして終盤に6000オールをツモった。
(苦しい待ちをツモったのは偶然だが全員がオリたのは必然)
リーチ判断とはこういうものだ
「リーチとは形で打つモノではない」
相手が必ずオリる局面なら愚形で打っていいし、
相手が腹括って前にくる局面ではリャンメンだろうと安易に打つモノではない。