トイツ場の対応

 

【戦術】トイツ場の対応

内容:

七対子になりやすい場合や手牌の中で重なりやすい牌

 

『待ちの受け方』

トイツ場だからリャンメンにするべき手をシャンポンにするのではなく、

リャンメン待ちが殺されてる可能性があるからヤミにする。

 

『役牌がトイツの時』

↓役牌とは三枚にして使うべき牌なので、シャンポンに受けるのが自然

(役牌雀頭でリャンメンにするのはドラが二枚以上ある時)

 

【役牌雀頭の安いリャンメンリーチは打たない】→シャンポンへの変化か赤やドラを引き込んではじめてリーチとシステム化

 

『ツモり三暗刻の時』

→ドラが二枚以上あるならリャンメンでもいいが、

ドラ無しならシャンポンに受けてリーチするか、リャンメンにしてヤミ(オリを念頭に)

 

【2600以下のリーチはリスクとリターンが合ってないから極力辞める】

シャンポンで、字牌の当たり牌を相手に掴ませたら、相手は振り込むかオリるしかない

デメリットはオリてる人に行った時のみ→だから役牌はシャンポンでいい

 

一枚切れの役牌ならシャンポンヤミにするか、リャンメンにしてもいい

 

 『七対子にするのは?』

①    りきれない牌がメンツ手で使えない (ドラやダブ東や役牌や当たり濃厚な端牌の時)

②メンツ手にすると安い時 (2600リーチよりリーチ七対子のが高い)

③場がトイツ場で、トイツが四つ以上ある

 

私は、たとえトイツ場でも【タンピン系テンパイはリャンメン】

ただし待ちが場に合ってないトイツ場のリャンメン受けは怖いからヤミ

 

【対子系の手役の時はシャンポン】

シャンポンかリャンメンか迷わないようにする

①片割れが役牌ならシャンポン

②対子系手役が絡むならシャンポン

③ピンフなら必ずリャンメン

これなら裏目でもシステムだから諦めがつく

 

和了をとるために枚数重視でリャンメンに受けたのに、裏目になった時はすごく後悔するから【高目に受けるようシステム化】

しかし場況を見て明らかにリャンメンの方が自信ある

このシャンポンは使われてて空だと確信あればリャンメンに受ける

 

 

 序盤の判断(トイツ場かと疑うのは?)

①配牌でトイツが三つ以上ある

②筋でトイツがある

③一件飛び(二二四四や4466など)のトイツがある

④並びトイツがある(五五六六など)

⑤3467の二度受け形や三面張形に、3や4などメンツ作りの邪魔をする縦のツモ

⑥序盤5巡目までの捨て牌を見て、同じ牌がたくさん切られている

これら当てはまっていたら《トイツ場を疑ってみる》

麻雀牌は4枚ずつあるから

Aさんが33355667と持っていたら

Bさんは、445 からなかなか36は入らない。

4をひく可能性が普段よりも多少高くなります(Aさんが持ってないから)

 

こんな感じで数牌のトイツや暗刻が一人に入れば相手はピンフが作りにくく、ツモがトイツ傾向になりやすい

まあトイツ場っぽくても、タンピンテンパイからシャンポンにしなくてもいいが、リャンメンに受けるにしても場にマッチしてない受けだからヤミに構える

 

無理やりシャンポンや七対子にするよりも、横に伸ばしたいが自分の待ちが薄いかも?と疑問を持ちながら相手の動向にいつもより気をつけて打つべき

 

 

 

押し引きの章

 

【戦術】勝つ為のデジタル的押し引き

自分は押し引きはほとんどデジタル思考

 

勝ち組の人は手順は悪くても押し引きだけはうまいベテランもいる

勢いで押し引きする人でも強い人もかなりいます

 

しかし、南2局以降は、着順と点差で押し引きするのが基本

 

 《リスクがない時は押し、二人が争ってる時は引く》

(例) 自分が四万点のトップ争いの時や一万点の三着争いなど、上と下が大差の時

 

自分のライバルとめくりあいに負けようが、ツモられようが着順は一緒(二つ以上は落ちない)

振込みにリスク無しだから、和了がある手牌なら安くても押す

 

《引くべきとき》

離れた点差同士の争いに自分がしゃしゃり出るのは、振ればライバルが喜ぶだけだからやめる

これも押し引きのセオリーの一つ

ライバルに振り込ませて棚ぼたトップや二着をとるなど引く部分をうまく使う

 

《少しレベル高い押し引き》

①相手の待ちを出易くするように切る

②テンパイに見せてライバルの焦りを誘う

①    リてるように見せてテンパイ料で逆転する

↑ 中級者脱出するにはこれらは特に大事

 

『引く場面をうまく使えるとラスはかなり減る』

あと、焦って前に出たり焦る鳴きをしちゃう人は麻雀よりも精神鍛えるべき

 

 《ターツ選択》

ターツ選択で裏目をひいて、アガリを逃した場合回った方がいい

(嫌った方のターツを残したら、相手からロンできていた場合)

特に、ロン牌を打ってきて助かってる相手とのめくりあいは避ける

 

《後手を踏んでも、うまく押すために》

→ある程度スリムに構えないと後手踏んだ時に押し返せません

ブクブクのシャンテンに構えていたら、相手からのリーチ後にテンパイしてないとこからツッパるか?

リーチの瞬間にメンツ抜いたベタオリになってしまいます

『自分は安全牌か初牌の字牌を抱えながら打つことを薦める』

特に先切りするべきは

《先切りすることによって狙える》手役(ピンフ、三色、一通、チャンタなど)が見える時は先切りしてスリムに構えるべき

『単なる広さのために手役が崩れるフォローの牌より、安全牌や初牌の字牌を絞る→必要な牌』

 

《ブクブクに構えるべき手なのは?》

自分は5200以上で、鳴いても役が確定してる

手役(タンヤオ、役牌、ホンイツ)の時のみ安全牌を抱えずブクブクに構える

 

 

 《確率にもとづく押し引き》

【押し引きの基準】

①自分は何着か?

②打点はあるか?

③自分の待ちはいいか?

④相手とめくりあって得か損か?

基本的にはこの4つをトータルして考えればいい

 

自分の手と相手リーチなら一つの目安として

押すのは?

①待ちが愚形でも、5200以上あれば多少(無筋二枚くらい)押す

②役有りリャンメンテンパイなら本線以外は押してみる

③5200以上のリャンメンなら、かなりの危険牌以外は押す

④ドラ三枚以上のテンパイや12000以上の手ならば本命以外押す

 

『自分がシャンテン以下で押していいのは?』

①ターツ落としのない早いリーチ

②安いと読んだ時

③通りそうな牌

④着順が損しない時

 

押さないのは?

①相手が目に見えて高い

②相手の捨て牌にターツ落としがあって、待ちか手役を作った自信あるリーチの可能性が高い時

③自分がテンパイしていない

④相手が好調な時

⑤自分が不調な時(無駄ツモが多い)

⑥自分にドラが少ない、又は打点が2600以下の時

⑦満貫打つと飛ぶ時

⑧自分がトップ目の時

⑨リーチ者がラス目の時

⑩巡目が14巡目以降の時

⑪相手の待ちがかなりミエミエのとき

 

 

 

 

鳴きの章

 

【戦術】勝つ為の鳴きとは?

普通の人と勝ち組の人の鳴きの差はどんな時でしょうか?

鳴きは麻雀で1番難しいです

 

『鳴いてからリーチにオリていたら実力は上がらない』

私は鳴いてテンパイさせたなら、押して振り込むのは罪ではないと思う。

ただし、鳴き方や場況的に鳴きがミスだった場合はある

→『その時は振込みの痛さと共に、どういう状況でどんな鳴きをしたら痛い目に合うかを経験するチャンス』

痛い経験をしたら自分の経験値は上がるはず

 

しかしリーチにヒヨリアガりを逃すのは罪だと思う。

『アガるために鳴いたのにリーチにオリるって一貫性がない』→【オリるくらいならば最初から鳴くな】

もちろん南場トップ目なら1鳴きテンパイから危険牌でオリる場合はある。

しかし『鳴いて、リーチにすぐオリるのを自分のフォームにしてはいけない』

なぜならそのフォームでは悪い鳴きをしても振り込まなければ痛みを感じないから、何度でも悪い鳴きが直らず強くなれない

リーチにいつもオリる人は強くなる機会を放棄して、更にリーチしたらオリると相手に弱点を晒してるようなものだ

リーチすればオリる、こんな楽な敵はいない.

 

『鳴く前に考えるべきことは?』

私は鳴く前に、『この手を鳴いたら相手三人はどう思うか?』

『この局が私の鳴きによって、どういう展開の局になりそうか?をまず考える』

 

特にトップ目ならば普通に進むはずの局を自分の鳴きのために歪ませて(鳴きによってオリる人やツモが変わったために手が進んだり)、

相手に高い手をアガらせてしまったら、私にとっては振り込まなくても大失態だと思う

 

トップ目で鳴くならば、【打点よりもまずはアガり切れるか?】

次に、【自分にとって不利な状況を引き起こさないか】を考えてから、動くか考える

 

そして『相手三人に対して』

①誰に対してどの牌でオリるか?

②どこまで押すつもりか?

③どの牌をツモったら待ち変えをするか?』

この三つはあらかじめ考えておく

 

鳴いてから何かをツモり、長考や手が止まるようでは一流になれません

鳴いた以上はノータイムで打てるようにしたいものです

 

 トップ目の鳴きは?

よくトップ目になるとよく鳴く人を見ます。 合ってるのでしょうか?

『南場でトップ目ってすでに普通の局面じゃないですよね?』

ってことは? 鳴いても攻撃を受けたらさすがにオリるべき場合も多いです。

つまり鳴いても→オリてしまう可能性が高い。

【悪い鳴きになる可能性が高いということです】

 

だから、【私のシステムでは好調時やトップ目では、目先のアガリたい欲からくる軽い鳴きはタブー】

鳴くなら最低でもリャンメン待ちになるポンテンかチーテンが基本

 

もちろん南場でトップ目でも鳴いた以上は攻めるつもりはある

オリるのはかなりの危険牌をひかされた時だけにしたいですね。

 

あと、重要なことを一つ。

【鳴きはリーチを誘発する】

特にトップ目の鳴きは相手にリーチする理由を与えるので注意!

 

鳴く前に、相手の動向を読む。相手から仕掛けやリーチがきたらどう対処するか?

『誰にどの牌なら辞めるか?誰に対してどこまで押すか?位はあらかじめ考えてから鳴きましょう』

 

ただアガリたいから鳴く、満貫あるから鳴いてみるでは中級者にもなれない。

あくまでも『鳴く目的はテンパイではなくアガリである』

 

しかも『ネックさえ鳴いて解消すればアガれそうな時に鳴く』 これが上級者の鳴きだ。

 

ネックを鳴けばアガれるならば満貫でも2000でも鳴く

ただし、面前でもアガれそうな手は満貫でも鳴かない

 

あと、フーロしてもベタオリすれば危険じゃないと言う考え方は私は危険だと思います。

 

麻雀にはツモがあり、自分が鳴いたためにツモられた

自分が鳴いたのにオリたためにアガりを逃した上に更にツモられた

ではオリ打ち以上に最悪

 

これは好調者を作り出してしまう原因になり、自分はアガリを逃し不調になるかも

麻雀では一度や二度テンパイしてる状態から真っすぐ振り込んでもいい。

しかしテンパイから弱気によるオリでツキが一日落ちることがよくある。

そこをよく考えていただきたい.

 

 麻雀は13枚の状態が有利

 

対戦相手が上級者だと

一つ鳴くだけで相手の手の傾向がわかり、

二つ鳴くと打点と待ちがわかります(100%ではないが)

三つ鳴くと手牌4枚とも読まれることもかなりあります。

 

では、そんなリスク背負ってまで鳴くべき時とは??

 

私がオススメするのは、『鳴きの基本はアガれる鳴きしかしないこと』

 

1番大切なのは

【鳴いてカンチャンになり、リーチきてオリるような鳴きは【絶対】に辞めるべき】

鳴いてオリるくらいなら最初から鳴かないのが基本です。

 

実戦で、鳴いてリーチいれておいてオリると↓

『リーチ者の独壇場になり、高い手をツモらせて決定打を生む原因になる』

(なぜならば鳴きが入ると安手や遅い手の打ち手が回ったり諦めたりする場合が多いから、

リーチがきた時に鳴いた者しか戦える手になってない場合が多い)

 

鳴くならば安くてもいいからアガれそうな待ちになるように鳴き、

リーチがきても押し返してしっかりアガりきることが大事。

 

心構え『リーチくるのを想定内とし押し返すつもりで鳴く感覚』

 

リーチの章

 

勝ち組のリーチとは?

リーチに行くのはどんな時か?

 『リーチ巡目』

(例)早い巡目にリャンメンテンパイした時。 3~7の中張牌は6巡目以内にはあまり出ない。

それならばすぐには出アガリを期待できないので、とりあえずヤミテンにしておいて、赤や手がわりを待った方が得。

(つまり相手との間合いを計ります)

 

早過ぎるリーチは、場に噛み合わないことが多いため、さっさとツモらない限りメリットはない。

 

そこで、7、8巡目まで引っ張ってから、リーチの方が相手から一発で出たり、安全牌がないから即メンツから抜いてオリてもらえるなど得。

 

もし、早い巡目に端牌待ちのテンパイしたら?

序盤はみんな端牌を切ってきます。

端牌が待ちに絡んでいる時は、リーチのみじゃない限り早い巡目にリーチするのも有り

 

 自分は赤麻雀ではあまりリーチしない方がいいと思っています。(ピンは祝儀比率高いからリーチが得)

なぜなら?

役、ドラ、赤があればリーチしなくても満貫くらいはいつでも作れる。

 

中盤以降オリることができるヤミテンの方が、裏ドラが見れるリーチよりも優位です

 

それでは・・・迷わずリーチした方がいい時とは?

①ツモれそうな待ち

(リャンメンって意味ではなく、ツモる自信がある待ち)

②点棒状況的にリーチするべきな時

③河がいい場合(めくりあいに勝てる待ちや場況の時)

④相手の手が遅いと読める時

⑤子なら2600~3900、親なら2000~5800の時(点効率がいい時)

上の5つのうち3つ以上満たしてる手はリーチ

 

赤麻雀はリーチしなくても充分高いのだから、あまりリーチしないひとほど勝てると思います

 

※ リーチのみの補足

リーチのみやリーチドラ1の手は『リーチしてアガってもたいしたリードにならない』

しかし『追いつかれてリーチ棒込みで満貫以上に振込むとかなり苦しい半荘になる』

基本的にはたとえテンパイ巡目が少し遅くても、リーチのみやリーチドラ1程度のテンパイにならないように手を作るようにします。

(できるだけ役有りテンパイを目指す)

もしどうしても役がつく可能性が少なく、役無しでテンパイしてしまったら?

こんな手になってしまったからこの局は無理してアガれなくてもいいと諦めぎみに役無しヤミテンに構え、

相手から追いつかれる前にツモるのを期待しながら相手の動向に気をつけて、

相手に追いつかれたらオリるのがトータルでは好成績に繋がる

もちろんこれは基本的な場合

親ならばリーチするべきだし、待ちがかなり山にあり優秀な時はリーチする

すでにラス目の時もリーチ

 

『これらシステムは普通の局面の時の判断に使ってください』

. 【リーチの巡目について】

自分は基本的に7~10巡目のリーチが成功率の高さと危険度のバランスがとれていると思います。

 

5巡目以内のリーチは、安全牌が少ないので手が良ければ真っすぐきます。

もちろん麻雀は通る牌のが多いので、追いつかれたら危険

(自分は何枚も通されて待ちがわかりやすく、追いついた相手の待ちはわかりにくいため)

序盤にリーチすると河がヌルくなった時中盤以降危険すぎるので。

リーチ後無防備になることを考えると自分はリーチしなくてもいい手(ヤミテンにできる手)は7巡目以降にリーチすることにしている

 

もし自分が、5巡目以内にリーチ打つとしたら

『序盤に出やすい字牌待ち』か、

『ヤミテンにできない、役無しのドラ2枚以上持っているリャンメン』の時くらいです。(親なら役無しならドラ1でもリーチ)

 

あと、【リーチのみはリャンメンでもまずリーチしない】

1000点出して1300をアガりに行きオリられない手にしてしまうのでは、メリットをほとんど感じない上にデメリットはたくさんあります。

 

次に、1番大事かもしれない判断の仕方

打点効率ではないリーチ判断

これはある程度相手の手牌読みと場況や相手の実力やタイプを読む力がないとできない判断の仕方もある

①ツモれそうな待ち→リーチ

(単なるリャンメンではなく、山に4枚以上いるか?経験即上この待ちをツモりそうか?などを考えて)

②相手にオリてほしい上に、相手がオリを選択しそうな状況→リーチ

(相手の点棒状況や相手の雀風、性格も読みの材料です)

③自分の河を見て、自分の現物でテンパイしている人がいない時→リーチ

④相手が2、1シャンテンくらいで安全牌が切れそうなタイミング→リーチ

(基本的には7~9巡目くらいがリーチ成功率高い)

⑤南場で点差をあわせなくてはならない時にリーチ (これは当たり前)

これらの逆の時がヤミテンにすべき時

①山に少ない待ち

②相手が向かってくる

③自分の現物で待たれてる

④巡目が、5巡以内や14巡目以降

⑤逆転の点数をヤミテンでも満たしてる

 

まず、場や点棒状況がない場合に、リーチを打つべき手をシステム化するべきです。

いいシステムが確立できていればリーチ成功率は高くなり、それは好成績につながります。

(システム自体がマズイと成績は良くないので注意)

 

では、システムを紹介します。

 

Ⅰ、打点から考えるとき

【打点で使い分けるなら】

①『ヤミ2600、2900、3900、5800はリーチ』

『ヤミ1000、1300、5200、6400、7700、9600はヤミテンにする』→点数が倍にならない時と安くて倍になってもたいして増えない手牌は基本的にヤミテンを薦めます。

②ヤミで満貫以上なら→基本的にはヤミテン。

③満貫以上でも自分がそこそこ状態良くて、山に山に4枚以上いそうな待ち(場に出てない枚数でないので注意!)ならば→リーチ

④メンホンやチャンタなど河がヌルイ(見え見えな)時は→ヤミテン

 

 

 

読みの章

【戦術】勝ち組の読み

《読み》

読むことで経験が増え読みの精度が上がる

 

リーチに対して、待ちはなかなか読めないが、無筋でも通る牌は何枚か読めるので【読む努力はした方がいい】

読みは外れてもいい。 読む努力が大事。 努力をすれば精度は高くなっていくが読むことを諦めた人は成長しない

手役で一番読みやすいのが→七対子

 

【メンツ手ならば空切りしたら手のうちの牌が見える】

中盤の手出し牌、例えば⑤を手出しならば、手の内に⑤が残り0か1枚か?(隣の牌は?)と、手牌を推理する

 

《早いリーチは無視》

6巡目までの棒テンリーチは無視して戦える手なら安全牌が増えるまでいらない牌を押してみる

ある程度押して安全牌が増えてから、また対処を考えればよい

 

《危険でも押すのは?》

三色の安めになりそうな牌は押すべき (例)3が四枚見えたらマンピンの1~3は押す

 

《七対子には?》

七対子と読めている

➀体勢悪い人のリーチには【ドラ以外押す】

②体勢いい人のリーチには【待ち頃の牌も打たない】

 

上手い人のリーチには、そばテンのマタギは少なくいい待ちが多い

 

 《捨て牌から読むには?》

(フリーなら8割以上の人の打牌は信用できないかもしれないが)読める局面も必ずある以上常に読みは入れるべき。

そして、8割の相手に通用しにくい捨て牌読みよりも実戦的なのが人間観察。これはかなり有効。

 

だから(よく打つ相手ならば)仕草から相手の手を読める私はフリーなら大抵連対率60~70%くらい出せる。

しかし、仕草で読むことができないネット麻雀では、55%ちょいといった所に落ち着きます。

つまり仕草で読めると連対率が10%くらい良くなると言うことです

 

麻雀慣れてない人や気が弱い人は仕草に出やすいです

上級者もそこまで露骨じゃないけどやはりでます

いくら麻雀はうまくても、人間だから隠そうとする微妙な空気はでちゃうのです。

これらの気配を消すには精神力の強さが必要で、仕事や普段の生活を大切にしている方が強くなる

 《手出し(空切り)から安全牌を読む》

手だしを見て、空切りを読めると、出来メンツがわかり安全牌が広がります。

例 ⑨②西27白①4八 (5巡目以降全て手だしの時)

相手がメンツ手で、①が安全牌として手の中に残ってないとしたら7巡目の①は①②③の出来メンツに④をツモり①を切ったと読める

これが読めると大抵④⑦が安全牌になり(②③④を持ってる人が①を切る=④⑦はフリテンになるから)③⑥も結構安全と読める。(長くなるから省略)

 

《自分の目からたくさん見えている中張牌は危ない?》

麻雀牌は四枚ずつだから自分がたくさん持っている牌は相手が持ってない可能性が高い。

【だから待ちに残っている可能性が高く、当たり牌の可能性が高い】

 

しかし、自分が暗刻でも三枚殺している程度なら他の危険牌と大差ないのです(自分の目に見えなくても他の人も違う筋を殺しているから)。

しかし、場に出ている牌合わせて五枚以上見えているとかなり危険度が高いと思います

 

 《麻雀では捨て牌と空気の流れから相手の手を推理する》

まず基本的に麻雀の読みは相手のタイプや雀力から読み、次に『相手の仕種や出てる気配や空気から読むのが大事です』

だからネット麻雀ならまず読みは効かない。相手が毎回変わりどんな相手かわからないから。

しかし、フリーやセットなら何度か対戦すればテンパイとシャンテンでは、微妙に空気が違うのです。

上級者は気配をあまり出しませんが、その出さないようにしてる気配でテンパイがわかる。

これは雀力は関係なく人間の癖だから、プロでも人間である以上出る人がほとんどです。

人間って意外と正直です

 

これら癖を治すには、おそらく麻雀中のフォームをビデオでチェックして直すしかないので、普通の環境では無理。雀荘にビデオカメラ持っていって自分を写すとかできないからです。

あとは精神力を鍛えれば、気配が出にくくなります

読む時は、空気を読むことが大切になります.

 

 

『戦術』序盤の基本手順(字牌処理含む)

『序盤の切り順』

字牌の切り順と、絞りと離し時は中級者と上級者の1番差がでる部分。

 

 『字牌を中盤に切るのは?』

勝負を序盤に決着つけないより、序盤に鳴かれたらうまく対応できないから自分を有利にするために、鳴かれてもきちんと対応してぶつける事ができる形(巡目)に切るべき

 

【役牌切るのは相手に鳴かれていいなら切る、困るなら切らない】 これが切るタイミング

そして、麻雀は70%以上がアガれないゲームだと受けとめること。 よって守備重視の方が強い。

私は和了に向かう局が約50%くらいだが、ネットで成績みたら和了率24~27%くらい。

75%もアガれないゲームです(アガリに行っても半分はあがれない)だからこそ、親や高い手を簡単にアガらせないよう丁寧に

 

 『逆に親が役牌ほしそうなら絞り殺す』

《読み+絞り+切り時》をうまく使える打ち手でないとハイレベルの成績は出せない。

 

字牌を序盤にただ並べる打ち手は、状況の変化によって字牌の切るタイミングを変えるような技を使えないから、荒れ場を引き起こし誰かをツカせてしまう。

それでは成績も連対率65%(勝ち組のライン)を越えるようには思えん。

まだ場況がわからない巡目に安易に役牌を切るのは、役満とか早い巡目の高い手が出てしまうので良くない.

 

 【麻雀で雀力の差が1番出るのが字牌の扱い方と、鳴かれそうな牌を切るタイミング】

そこから目を背けてしまうと、半端止まりで一流の打ち手にはなれないのを私は見てきている。

麻雀は初心者でもアガることはできる。 しかし繊細な切り順は上級者でも難しいのだ

 

子が切った役牌は合わせ打ちで、親が切った役牌は温存が基本。

『なぜなら麻雀は親VS子方三人のゲームだから』

《子が切った役牌は、親に二枚目の役牌が重なって鳴かれることがないように合わせ打つ》

《親が切った役牌は、親に対する安全牌+子方誰かが重ねて二枚目鳴けるように温存》

 

特に自分の手が進まない時、子方の二人の手が整った頃に役牌を鳴かせるのがタイミングを計ったいい切り時

 

 

 『字牌が鳴かれることとは?』

役牌やダブ東を鳴かれたらオタ風の危険度すら飛躍的に上がる。

『役牌鳴かれてオタ風タンキや字牌狙いのシャンポンで待たれる』

【麻雀では字牌は横に使えない為、字牌が切れない状況はアガリに行けなくなる】

あと、『序盤のダブ東ポンや役牌二つ鳴かれた2ハンアップと同じ』

愚形な可能性が高く、手を変えられないダブリーと違い、ダブ東や役牌2つ仕掛けは、『相手を牽制しながら手を作り、ドラを組み込んだり待ちをよくできます』

自分は経験上、ダブリーよりも役牌の2ハン仕掛けの方が危険度も高いし怖い。

以上の理由から

①『ダブ東はギリギリの戦える形か合わせ打ちで切る』

②『役牌仕掛けには、役牌をギリギリまで絞る』

③ポンされたら満貫が確定してしまうので、『役牌のドラを切るならば、役有りリャンメンテンパイか、満貫クラスのテンパイからが基本』

 

 『字牌鳴かれた時、対処しやすい巡目について』

『1~3巡目に。ダブ東とか役牌のドラ鳴かれたら?』

捨て牌に情報が少なく対処のしようがないから、読みが鋭い人でも読めない具合悪い振込みをしてしまいます。

だからダブ東や役牌のドラは『ギリギリまで止めて、自分が戦える形(役有り好形の1シャンテン)になって初めて切り出すか?テンパイで切り出す』 これが基本。

 

中盤以降ならば、『たとえダブ東やドラが鳴けても捨て牌から待ちを絞りやすいからオリることもできるし、巡目が残り少ないからツモられる可能性も低くなり流局しやすい』

 

逆に『早い巡目に鳴かれるほどツモられやすくアガりが発生しやすいのは当然の結果』

序盤にダブ東やドラが鳴かれては

【子方二人が早いうちにオリはじめるのも、鳴けた人の和了率がかなり高くなる理由の一つ】

 

 あと絞るのが損と思い込んでる人が必ず言うのが、「切り遅れて役牌がロンになる」という

しかし『役牌でロンを嫌がる人は、役牌鳴かれてリャンメンなどのいい待ちに振り込んだり、役牌鳴かれてサッとアガられてしまうこと』は気づかない

 

私から見れば、【役牌を先に鳴けると有利→相手を有利にしては損で、役牌のバックは待ちが見え見えだから、役牌抑えたら相手はまずアガれない】

→役牌をしっかり止めれば相手のチャンス手を殺したことになるから、ロンになりそうなら切らなければいいんです。

ネックの役牌からポンできたら→あとは自在だから、リャンメンの当たり牌止めてもツモられるし、何より役牌ポンでは待ちがなかなか絞れません。

 

 

【役牌処理と基本の手順は】

①『役牌を鳴かれたあといらない浮き牌がなく押し返せる手から』

②『自分の面前手をアガる為に、役牌を簡単に鳴かせないように手を進める』

③『わかりづらい待ちに振り込まない為に役牌は絞る』

これが基本である.

 

 最近早い巡目に、ダブ東やドラを鳴かせておいてオリる人が増えた。 

→これは間違った打ち方

 

『私の知っている真の強い打ち手にそんなレベル低い麻雀を打つ人はいません』

もし鳴かせた本人がアガリにいかないようでは→『ダブ東やドラを鳴けた相手の独壇場です』

 

誰かが振り込んでもトップと12000差がつきますし、ツモられたら16000差。

これはハネ満アガリ返してやっと並べるほどの大差です。 安易にダブ東やドラを切っただけでこの大差がついていたらなかなかトップとれません。

【責任とらないとダメという考え方ではなく、相手に簡単な満貫をアガらせない方が自分に得と考えるべきです】

4000オールクラスをツモらせる原因を自分が作ったなら→自分がトップをとるためにもアガリに行き食い止めないとダメです。 オリれば問題ないという人は、いつもトップと16000差ついて不利になってるのがわからない人。

 

親がホンイツやトイツ手の捨て牌していたら、序盤から安易に役牌切るのはダメ。

早くに鳴かれるほど、子方(自分も)は対応に苦しみ親の高い手を防げなくなる。

「役牌3種類以上あればすべて切らないつもりのチートイ含みで行く。2種類以下でも序盤には切らず、できるだけ愚形を先に処理してから、鳴かれても自分が押し返せる形で初めて切るのが基本」

あまりに早い巡目だと北家が絞りきれなくて鳴かせてしまう場合もよくあるのです。

 

 

基本手順とは

東場南場限らず基本手順は

《ピンフや手なりの時》

①浮いてる1、9牌

②オタ風 

③浮いてる2、8牌  (手によっては②と③逆)

④ペンチャンや対子落とし(構想上いらない場合役牌より先に切るべき)

⑤役牌 (ただし誰かが切った時は③④より先に合わせる場合有り)

⑥手を進める

⑦イーシャンテンくらいで、鳴かれても戦う手になったら初牌の場風牌を打ってもいい

【ただし場風牌は子方の誰かが切ったら必ずあわせうち】

(注)配牌でドラ二枚以上の早い手ならば役牌を先に切りペンチャンを残す場合はある

(注)メンツが足りない時28牌を残して役牌を切りたい時もあるが、残りの形次第。

しかし、『やはり役牌を鳴かれてから28や愚形ターツ外しは間に合わない可能性が高い』

【いらない数牌がなくなってから役牌を切りたい】

ちなみに役牌のドラは自分から切るなら役有りテンパイで切るべき

【相手が切った時は合わせ打ち】

《注意》ただし親が切った時は合わせると、親が楽になるからわざと合わせないのが基本。

 

 

     何鳴くの続き「いい待ち」にする鳴き 2016 5/28

ドラ七 親番
七七②③④⑤⑤246678

八と④を自分で切ってる状態という問題でした。

この手牌を見るとテンパイはできるがアガりまでは難しそうという印象です

(④切ってあってピンズがフリテン含みなのが痛いから)

仕掛ける時大事なのは、

「テンパイまでのスピードではなくアガりまでのスピードです」

早くアガるということは「いい待ち」になるよう仕掛けないといけません

(まあ受け入れの狭いこの手なら愚形テンパイになる牌も渋々鳴くけど)

「いい待ち」とは出アガりもツモアガりも期待できる待ち

そのいい待ちになるように鳴くと仕掛け倒れが減ると思います。

ということで、ここから私が鳴く牌は七、④、⑤、3、5、7

この手は受け入れが狭いので愚形になろうが七、⑤、5が鳴ければ当然テンパイとります。

しかし私にとってはテンパイになる七や5より、シャンテン数の変わらない④と7が一番鳴きたい牌です

そして巡目に余裕があるうちならばカン3はチーしてもテンパイとらずの打②とするつもりです

 

 

          何を切る「下家から仕掛け入ってどうしよう」 2016 9/23

メンゼン祝儀(金⑤あり)

東3局西家9巡目 ドラ発

私の手にドラも赤も1枚もないが手の形は悪くない

二三九九②③④⑥⑥⑧34東 ツモ西

(東は生牌、西は共通安全牌)

二、④、⑧が下家に現物(スジの九もほぼ通る)

17000持ちの北家である下家が4巡目に9を切っていて、

8巡目に8をポンして手出しで六

特に役を狙ったわけでなくテンパイにまっすぐ進めた河をしている

これだけの情報ではシャンテン数も打点も読めない!と、ツッコミが入りそうだが、

1つ情報としては、ポンテンの雰囲気が出た(感覚だから理論では説明できない)

この仕掛けに対して考える一番のポイントは「ドラの有無である」

・ドラ暗刻(又は王手飛車)の勝負手か?

・ドラの発ではなく、赤を2枚以上使った3900点以上か?

・タンヤオのみやタンヤオ赤1の2000点以下のかわし手か?

私は西家でドラもないので北家の仕掛けが3900以上なら無理する局面ではない

・・・というよりこんな2シャンテンから3900以上に放銃したら、

同卓者に「コイツ激ヌルだな」と思われても仕方ない所だ

だが、下家の手が安いかわし手だとしたら?

子方の安手に対して手を崩した挙句親に連荘されては放銃以上の重罪になるかもしれない

自分の手にドラが1枚もないため相手のドラ枚数を読むのは難しい

だが、わからないと思考を拒否するくらいなら麻雀をやる必要がない

卓についたら常に思考するべきなのだ

 

 

         仕掛けを制する者は世界を制す  2016 10/29

ボクシング界には「左を制する者は世界を制す」という言葉がある

麻雀には「リーチ」「仕掛け」「押し引き」「牌効率」「人読み」「手牌読み」「場況読み」「絞り」

など色々な技術があるが、

「仕掛けを制する者は卓上を制す」と私は考えている

仕掛けというのは何でも鳴いて早くテンパイすれば成功というほど簡単なものではない

それで勝てるならみんな鳴いて誰もメンゼンで打たないから

つまりメンゼンを理想としつつ、効果的に鳴いてアガる

この効果的な鳴きというのが難しい

鳴きのデメリット

1、守備力低下によるオリ打ちや渋々ゼンツによる放銃率増加

2、打点がメンゼンより低い(ことが多い)

3、待ちが読まれやすくロン牌のみ止められるケースがある

 

特に守備力低下する仕掛けと待ちが読まれやすい仕掛けが損だと思う

つまり損な2つの要素を減らすには

・鳴いても守備力の高い手牌になってる仕掛け

・待ちが読みにくく、出アガりできる

この2つを同時にできる仕掛けがベストであると考える

これを同時に満たす手牌と局面を待っていたらなかなか仕掛ける局面がこないので、

工夫をして仕掛ることによって守備力の低下と出アガり率を下げないようにしたい

簡単に言うと、 「1鳴きリャンメンテンパイ」

手牌が10枚あり、相手もそこまでケアしない(ケアしても待ちが絞れない)

オタ風など安全そうな牌が雀頭もしくは役牌暗刻が守備力的にもベスト

例外は 

「明らかに高そうで相手がオリてくれる仕掛け」・・・ダブ東ポンやドラポンである

相手が3人がオリてくれる状況ほど守備力が高い状況はない

ダブ東を鳴いて1人くらい前に出てきたとしても、1人だけマークすればいいならどうにでもなるので手詰まりによるオリ打ちはめったにないであろう

だから当ブログでは戦えない手牌からのドラ切りやダブ東切りは損としている

鳴かせてもオリればいい?

打てるメンツの場合誰も親に放銃してくれないよ?

トップのみ美味しいフリー麻雀で4000オールひかれる原因を自分から作っておいて、仕方ないってことがあるとは私には思えない

 

 

             字牌の扱いとサシコミ 2016 12/10

読みについて

昨日無筋たくさん押したのにロン牌のみビタ止めした局が5局(違う牌でオリた局は2局)

だが実戦で1点読みなどする必要はない。

待ちの色を読むか、ロン牌らしきスジを2~4本に絞る(結果的に1点になるケースはよくある)

当然ヒントが少なく全く読めない手牌も多いし、こちらの読みの効かない相手も当然いる

 

読みなど外れるとか読めないと言う人もいるが

少なくとも色読みくらいはしないと後手を踏んだ時なかなかアガることはできないし放銃も多いだろう

もちろん色が読めるケースは違う色の無筋をどんどん切り飛ばしてシャンテン以下での押しも可能だ

 

昨日3半荘打って同卓4人で最も無筋を押した私だが、放銃は0回である

リーチに対してほぼベタオリの人なら放銃0回も可能だが、読んでシャンテン押しやテンパイからでもロン牌をビタ止めができるとアガり率にも放銃率にも差が出るはず。

 

サシコミについて

昨日宮本プロが役牌の鳴かせ、親の現物温存、差し込みの3つを組み合わせて親の勝負手を完璧にかわした局があったのでここで紹介しよう

1回戦東4局 親は前局アガって29000持ちのサラリーマン ドラは三

アルティマの上ヅモは中張牌が多く下ヅモはヤオチュー牌が多いので現代のフリーでは西家の手が悪い時が最も危険な状況と言える

西家の私はトップ目で無理したくないが、上ヅモの自分がある程度アガりに行く必要があると考えていた。

親は2巡目に南、3巡目に中と切ってきて4巡目以降は中張牌の連続手出しと勝負手の気配も感じた

 

東場の基本は親VS子方3人の戦いの連続と考えていい

そう考えると連続手出しで手の動いている親に対して子方3人がどう対処して親を落とすかが焦点となる

 

7巡目私の手牌は

三五七②③④899発発南南

南は親の現物で場に1枚切れ、他に親の安全牌は②のみとなっている

普通トップ目なら点棒のない南家と北家に任せようと1枚目の発はスルーして、ポンテンのタイミングで発が鳴けた時のみ動くのが攻守兼用の仕掛けとなる

だがアルティマの場合ツモ山の問題があるので多少強引でも南家か北家から出た発は動かないとダメだと私は思う(親から鳴くと親は上山のままだからスルー)

これに呼応したのが宮本プロだった

元々北家なので親の現物は手に残し守備的に手組みしていたようで、親の現物の南と生牌の役牌は最初から手牌に残していたそうだ

 

親がタンピン系で勝負気配ということで、温存しておいた生牌の発をここで切り、私は発を仕掛けて打七とする

ここで打8としないのは2000点にしたいからではない

完全安全牌の南をポンして待ちがカンチャンになるような仕掛けをする気がないからである

南が2枚切れになった場合の9と南のシャンポン待ちは弱すぎるのでソーズは899と持っておきたい

つまり発を仕掛けたこの手で仕掛けるのは四と7のチーと9のポンのみである

三五②③④899南南 発ポン

あと、メンゼン祝儀のこの店で七先切りのカン四チーを見たら、同卓者は赤を持っていない2000点仕掛けと読むはず

両脇からの差し込みを考えたら最終手出し8での9と南のシャンポン待ちは優秀と見たのだ

発を仕掛けると同巡に上家が四を切りチーテン

さらに即下家の宮本プロが南を切り、発ポンから親に1枚しかツモらせない光速の仕掛けが決まった。

 

今回光ったのは仕掛けた私でなく、宮本プロの字牌の扱い方である

最近流行りの1打目から三元牌切っていき、オタ風も次に切り、手牌は数牌だらけでパンパンの打ち方ではこのアガりは存在しない

 

親の現物でシャンポンの待ちとして優秀な南が序盤に2枚切れていたら私は発を仕掛けない

発の出るタイミングもこの愚形だらけのドラ1枚では、1~5巡目だと2枚目すら100%仕掛けない

つまり同卓者が現代風の切りをして字牌が全て河に出ていれば私は七対子にしているのだ

 

確かに「役牌を序盤に並べれば鳴かれにくい」・・・よほど早いか高い時しか鳴かれない(序盤の役牌が鳴かれた時は最悪だけど)

だが、役牌をスルーさせることで親やドラを固めた大物手をツモらせる結果にしてることに気づいている打ち手は、役牌連打の打ち手の中にはいないだろう。

 

子方で自分の手がたいした事ない時は役牌を少し温存し様子見しておく。

自分の親番やドラ3枚以上の勝負手の時のみ字牌を連打して前に出る人数を減らすのが正しい序盤の切り方だ。

 

宮本プロ「親がメンゼンの勝負手気配だから南家か西家に鳴かせるために配牌から温存してた発を鳴かれやすいタイミングで切った。

発ポンの瞬間思ったことは、みぎみぎが下山の打ち手から1鳴きする以上赤は持っていないし、親の現物を2枚以上は持っている。つまり親の現物の南はトイツの可能性が高い。  

だがみぎみぎは安手で親の現物の南をポンすることは100%ないので、シャンポンの狙い目である南が2枚切れにしてはならない。

南を切るのはみぎみぎの仕掛けが100%テンパイと読めた時だ。

ドラ側のカン四チーをみると2000点のテンパイと読めたので当たるなら当たれと思って南を切った」

と完璧な内容の答えが返ってきた

自分の手が良くない時の生牌発の温存

1枚切れの南を西家がテンパイするまで温存しておいて、テンパイと同時にサッと切る

打てる人なら当たり前のことだけど、実際できる人はほとんどいないんじゃないか?

 

 

             初心者に最短の教え 2017 11/23

ちなみにマネージャーは初心者なのになぜ戦えるのか?というと、

他の麻雀知識が全くないため悪い癖がついていなく、私が教える最適と思える打ち方をそのまま受け入れてくれるからだ。

 

攻撃面

3~7の浮き牌を切るくらいならペンチャンを切っていけ

2枚切れのカンチャンはすぐはずせ

3445と3456など連続形を大事にしろ

子方で1ハンのリーチ禁止

タンキ待ちは字牌で待て

数牌同士のシャンポン待ちリーチ禁止

 

守備面

端の浮き牌は1,9→風牌→三元牌の順に切ること

悪い配牌やドラのない手は受け駒を持て

ドラや連風牌を1シャンテンまで切らない

ドラのない手は役有りのヤミテンに

字牌の合わせ打ちしていい場合とダメな場合、親に対して役牌を絞れ

これだけで充分戦える。

 

 

            宮本さん小四喜あがれず 2017 12/8

南2局

7巡目親の宮本プロが2枚目の西をポン

親の焦った鳴きの可能性もあるが風牌が1枚も切れていない。

点棒がない私はアガりにいきたい局面であったが、さすがに役満をアガらせるわけにいかないので東を絞り七対子へ

終盤宮本プロが対面から南をポンをしたが、直後上家さんがアガりきる。

宮本プロの手は東と北のシャンポン待ち小四喜!!! 東鳴かせてたらアガられていた。

 

最近三元牌や東場の東(南場の南)から切る人増えたけど、やはりオタ風から潰していった方が大物手は出ないし、自分にとって得である。

相手がオタ風のポンから入ってくれれば、こっちも切っても平気か絞るか選択ができる!

これが役牌ポンから入った仕掛けに、オタ風絞れって言ってもほぼ無理!

実際私はオタ風から切っているから大三元や小四喜や字一色の遭遇率が異常に少ない。

 

 

              麻雀教室大物手を消す 2017 12/22

現段階で大切にしてるのは序盤の不要牌の処理をする順番 特にヤオチュー牌の処理の順番だ。

「1,9牌→自風→オタ風→2,8牌→三元牌→1シャンテンになったら場風」

これが昔からのセオリーとされている。 受けとのバランスを重視した切り順なのでぜひオススメしたい。

 

ただし1つだけ例外のパターンも覚えて欲しい。

「表示牌の役牌は場風だろうと一打目に切る!」

すでに表示牌にめくれている牌は1巡目にトイツにされている可能性は低いからだ。

相手にトイツにさせる猶予を与えずすかさず1種類役牌を殺す。

これは得するセオリーなのでぜひ覚えてもらいたい」

 

従来のセオリーのいい所は、

役牌がなかなか出ないのだから、ホンイツトイトイや字一色、小四喜などの大物が入ってる人が、

オタ風から「ポン」をすることになることだ。

オタ風から鳴いてくれれば、他3人は役牌を切りこんでまでアガりに行くか絞るかを自分の手牌と相談できる。

勝負手の人は切りこむかもしれないが、たいした手じゃない人は絞るので、

全員が安易に字牌を切って行くより、遥かに役満が出にくいというわけだ。

これがもしセオリーの逆に役牌から先に切る打ち手が混ざっていて役牌から「ポン」されると、

全然勝負手でない人まで安易に次々字牌を切っていくことになり、字牌の3つ目を鳴かれて青ざめても遅く役満のツモアガり!

なんてことがおきやすい。

 

 

            アガリ連荘のタブー 2018/3/16

今回のポイントはやはり「アガり連荘」。ここではアガり連荘のタブーをいくつか紹介しておこう。

 

アガり連荘のタブーその1

「ポンされてオリるような手から、親にダブ東や役牌の2つ目を鳴かせるな」

アガり連荘は4000オール1発で決定打になることが多いので、ダブ東をあっさり切るとか論外!

基本的に子方は5200以上のテンパイにならないなら絞り潰す。

打点が2000点以下ならテンパイでも切らない場合があるくらい。

アガり連荘で他人がダブ東を鳴かせた場合、

普通他の2人は即オリるので、鳴かせた本人がアガりに行かないと簡単に4000オールをツモられトップが決まってしまう。 安手で責任を取りに行くのは損なので、親に鳴かせず流局狙いの方が得。

タブーその2

「親のホンイツやラス目の親に役牌を鳴かせるな」

親のホンイツとか絞ればほとんど親が流れるので、わざわざ切ってやるとかない。

タブーその3

「ピンフのみや役牌のみなど1ハンからのリーチは損」

これ親でもダメ。

親リーチすれば勝負手でない限り子方はおりるので、ツモれず親が流れるとかホント損!

ヤミでサッとアガって次局高い手が入るのを期待するか、赤やドラを引き込んで、リーチして3ハン以上のリーチにすると打点上昇効率がいい!

タブーその4

「薄い待ちの役有りリーチは打つな」

まあこれはテンパイ連荘でも基本は同じ、 親も子もツモれないリーチは打たないのが基本。

タブーその5

「ヤミでアガると38000点を超える手は基本ヤミテン」

アガり連荘は4万点超えれば7~8割トップとれるので、リーチして相手をおろすより確実にダメ押ししたい。

リーチするとしたら山に4枚以上いると確信がある待ちの場合位。

山読みにそこまで自信がない人は、まず4万点に照準を合わせる方が簡単。

タブーその6

「安手でリーチに勝負するな」

アガり連荘はマンガン1回放銃するだけでラスになることが多いので、放銃するとマンガンになるような時は基本そういう牌は打たないのが基本。

ただし、先に鳴いてテンパイしてる場合は、リーチにある程度押した方がいい。

 

パッと思いついたのが6つでした。アガり連荘はタブーをしないだけでかなり好成績が見込めます。

 

この日一番大きな2着が6回戦私の34000点の2着。 3着はいずれも25000~20000点

つまり38000点超えていればトップの可能性がかなり高く、

2万点を割るとラスの可能性が高いことがわかる。

小場が多いので放銃が非常に痛く、デカいトップなど必要ない。

だからタブーの中に、リーチや親に役牌を絞ることに関するタブーが多いのです。

「読み」「守備」「絞り」「ヤミテン」など地味なテクニックが勝負に直結するルールと言えます。

 

アガり連荘が嫌いという方が多いですが、アガり連荘の方が実力差が出やすいので私は好きです。

麻雀の技術を向上させるにはアガり連荘で鍛えた方がいいのでぜひ試してもらいたいです。

 

                作戦の使い方 2018/8/6

南1局 ドラ八 6万点近く持っているダントツの親が四を切って14巡目リーチ

8000持ちの北家の手牌が下の手で、親の安全牌が②⑨東中の計5枚

五六七②④⑦⑨456東東中

14巡目上家から⑧が出たので形テンのチーで打中。

まあこれはまだいいのだが・・・(この段階で私にはいいと言えないが)

 

15巡目親がツモ切った三を2着目の南家がチーして打2と押した。

オリていればぶらさがりの2着がとれそうな南家がこの巡目に押すということは最低マンガン以上と読める。

そこに同巡、上家から出た③をこの北家はチーして打東とする。 五六七②④456東東→五六七456東

これは絶対にいけない!

親にハイテイを回すからというのではない。(それも充分良くない) 安全牌が3枚ある手牌から、一気に残り1枚にしてしまう鳴きだからだ。

 

この北家のプロはおそらくどこかで、流局間際チーして安全牌の字牌の雀頭を切って形テンをとりにいけば無筋を2枚掴まない限り安全にテンパイがとれるとどこかで教わってきたのではないだろうか?

しかし、残り3巡で2枚危険牌を掴んだら2枚押さないとならないことまできちんと考えていないなら、③をチーできる事をボーっと見逃してオリている方がマシだ。

 

こういう形テン狙いのチーを教える場合は、

1、まず点棒状況的に形テンがそこまで大事な局面か?

2、流局まで安全にテンパイ維持できそうなのか?

3、チーしたために自分に具合悪い現象が起きるデメリットはどれくらいあるか?

4、チーして枚数を減らすことで、流局まで絶対手詰まりしない枚数の安全牌が手牌に残されているのか?

最低でもこの4つをきちんと説明しないと、よくわかっていない人は損な局面でもチーをしてしまう。

局面と手牌と残り巡目から確実にチーするメリットが勝る時、形テンをとるようにと薦めるべきではないだろうか?

これを使いこなすのは相当打ちこんできた人限定だと思うのでほとんどの人はやらない方がいい。

 

今回のようにどこかで読んだり聞いたことを理解せずそのまま実戦で使う人は、デメリットの部分や損しいてる部分に気づかないまま使っていると思う。

麻雀は実力がない人が他人に教えるのは罪だが、教える講師の技量の低さを見抜けない生徒も罪である。

 

          初心者への押し引きの教え方 2018/10/21

ノーレート雀荘での時間打ち切りの局 14巡目 ドラ?

私(女性)1着で2着と400点差。3着4700点差で4着4900点差

12334557788北北

3着目からリーチがきたんだけど、北が出たらポンをする?(8はリーチの安全牌、9が4枚切れ、6が2枚切れで、4着目が1つ鳴いている)

5も7も通っていないけどなんとなく5も7も通りそうらしい(多分ソーズが安いだけで通る保証全くない?)が、結局北を鳴いて8切りという(私にはよくわからない)謎選択をしたそうだ。

 

さあ点数計算すらできない初心者にどう説明すればいいか?

私はまずテンパイに向かい押すメリットとデメリット、オリた時のメリットとデメリットを説明した。

 

押した時のメリット

・流局かアガれば確実にトップ

押した時のデメリット

・放銃するとほぼ3着以下で4着まで落ちる可能性もある。

・待ちが悪いのでアガれる可能性は低く、そもそも自分より下の着順の相手とめくり合うのが損。

オリた時のメリット

・流局してもアガりが出てもトップの可能性がある。

・放銃さえしなければ2着以上が確定。(ダブロンが出ない限り)

オリた時のデメリット

・流局時、2着目がテンパイしていて、自分がゼンツすればトップだった場合

 

細かく書くと他にもあるがシンプルに説明。 以上のことからオリた場合のメリットである、「放銃しなければ2着以上が確定でトップの可能性も充分残されていること」を強調しておいた。

女性「でもトップ欲しいしテンパイしたい」と返信がきた。

 

初心者は放銃の痛みやデメリットを言葉で説明してもイメージができないようだ。

そこで1~4着ではなく、わかりやすいお金に例えて説明をした。

「トップをとったら400万貰え、2着をとれば100万貰える。しかし3着をとると100万払い、4着をとると200万払わなくてはならない」 (比率は、オカ有りの10-20のウマ)

放銃しなければ400万か100万を確実に貰えることが確定している。

で、放銃した時点で100万か200万払わなくてはいけないのに、そこまでして400万とるためにギャンブルしたいのか? トップとりたがりの女性だが、この現実的な例を出したらオリた方が得だとわかってくれた。

 

 

       最悪!リーチ者に海底を回すチー 2019/3/28

南1局 東家31000 南家38000 西家12000 私19000

西家のリーチに親が追っかけた

16巡目、私は役無し赤ドラの1シャンテンだが上家から形テンとれる牌が出た。(切る牌は2人に通る牌)

・この巡目なのでメンゼンでテンパイしても2件リーチに追っかけるつもりが全くないこと。

・東場から続いた悪い展開と自分が不調のラス親ということもあり、ここで西家にテンパイ料を払い点差が縮まるとラスになる予感がしていてテンパイ料が非常に欲しいこと。

・西家が海底で私のロン牌を掴んだ時の、リーチ棒2本プラス3900のアガりは不調な私にとって大きいこと。

・最悪西家が親に打って飛んだとしても、出来が悪いので3着でいいかな?という思考がよぎったこと。

上の4つの理由もあり、私としては珍しくリーチ者に海底を回すという経験上損な鳴きをした。

すると、西家は海底で超薄い親のロン牌を掴み、ハイテイがついた12000放銃で飛んでしまった。

 

   代走の打ち方 2019/8/3

世間でメンバーの打ち方や代走の打ち方が話題になっているらしいので私の経験から意見を書いてみる。

15年以上前、私の住んでいる地域(千葉の総武線沿い)では、メンバーとはお客さんが楽しめるように遊ばせるように打つべきと言う考え方が浸透していた。

メンバーがモロひっかけやアガラスや片アガリの仕掛けをする雀荘などほとんどなかったし、アガ3や東場の1000点仕掛け禁止の雀荘も多かった。 まともなメンバーの愚形リーのみやピンフのみのリーチも見たことがない。

 

代走に関しては決して鳴いてはいけない、マンガン以上アガるのも禁止! アガらず振らず鳴かせずの現状維持で戻りを待つのが当たり前だった。 これはおそらく

・席をはずしてる客を得させることが店側にデメリットがあってもメリットは全くないこと。

・鳴いて手詰まりしたり放銃して怒られる可能性がある以上余計なことはせずオリていたほうが無難。

・代走は基本アガらないので損したくないなら急いで戻ってもらうため

まあ簡単に言えば、クレームが起きにくい行動をとるようにという事だと思う。

 

今回の代走の件はおそらく現在40代以上でメンバー経験者もしくは古い時代のメンバーを知っているお客さんは、メンバーが代走で仕掛けるとか絞らずヌルい牌鳴かせるとかもってのほかと思っているはず。

 逆にメンバー規制を知らない世代や規制のある雀荘に行ったことのない人は自由な打牌を支持しているのではなかろうか?

 

ただ私の意見を言わせてもらえば、普段の本走から安易に鳴いたり愚形リーチを打つようなうざい麻雀を打たず、どっしりメンゼン構えて打って鳴く場合は3900以上のように打てばクレームもこないし給料も残る。

代走なら席を離れる客のために鳴く必要がないし真っ直ぐアガリに行く必要もない。

理由はこれから書く私の実話だが、のちにあれはまずかったなと反省する代走の打ち方だったのでここで紹介したい。

 

うざい代走その1

東4局9000点持ちのお客さんから

「みぎー、1時間位代走頼むからみぎの好きに打っていいよ、3000円ほど置いておくよ」と言われた。

みぎ「じゃあ好きに打たせてもらいます」と言って卓についた。

お客さんが戻ってきた時、私の点棒は63000点になっていた。

客「次の半荘だよね、さっきの負け分3000円で足りた?」と言われ、みぎ「いえ、先ほどの半荘の続きで南3局連荘中です」と答えた。

この時のお客さん3人はおとなしいお客さんだったが、これだけ容赦なく連荘し続けたらキレられたり、お客さんが他店に流れてもおかしくはない。

 

うざい代走その2

1997年のこと。当時には珍しく女子大生のお客さんが月に3回ほど来ることがあった。

その子は効率がわかっていないのでほとんどアガれない上に7000円ほど負けると帰ってしまう。

メンバー陣も同卓のお客さんも女子大生に長く打ってもらいたいので、その子の代走の時のみメンバーは本気で高い手をアガりに行くことにしていた。

南2局北家19000持ちラス目で、女子大生のここまでの着順は43ときていて、ここで3か4だと次あたりにラス半である。

私はメンチンに仕上げリーチツモで4000.8000をあがった!

今回女子大生を長く打たせることができたので同卓のお客さん全員に喜ばれる倍満だったが、普通倍満ツモる代走がいたらキレる客がいてもおかしくない。

 

うざい代走その3

その日は(ピン東なのに)レジ金が3万しかなかった。

このままではレジ金が足りなくなると判断した私は本走中の女流プロを東2局に無理やり食事休憩させて代走で入り調子のいいお客さんの勢いを止めた。

お客さん「なんでお前代走なのに本気で打つんだよ。 しかもなんでずっと代走のまま打ってるんだ?」と超キレられた。

 

うざい代走その4

ある大会の黒子だったが、あまりにも点棒ばらまくと他の卓に悪いので原点付近の2着か3着をとるように打つことが望ましい。

予選最終戦の南3局、全員2万点台で3着目だった私は高めタンピン三色をヤミテン

当然誰かからリーチがきて危険牌をひいたらオリるつもりだった。 そこに同順に2件リーチが入った。

オリたいのだが2件の共通安全牌がなく、ここでオリ打ちしたら「この黒子何やってんだよ!!!」と思われてしまうので、仕方ないので追っかけリーチをした。

すると無駄に一発で高めをツモって裏まで乗ってしまい倍満!

微差のトップ目だった上家のプロは倍満親っかぶりでラスまで落ちてしまい私のせいで予選敗退にさせてしまった。

手を組まず安全牌を持ってベタオリするべきだったと申し訳ない気持ちでいっぱいで、もう二度と黒子を引き受けたくないと思った。

私はこういう相手に嫌われたり恨まれてもおかしくない代走を何度も経験しているので、代走は鳴いたりリーチしたり大物手をアガらない方がいいと思っている。

もちろん違う考え方の方もいるだろうが、店内の客全員が代走は好きに打っていいと本気で思っていて、代走に役満振り込んでもニコニコして負け分を払う客しかいないという時代が来るまでは、代走はアガらず振らず絞りに徹する方が経営側にとってリスクも少ないと思うのだがどうだろう?

 

 

           一発消しは損 2021/3/16

最近一発消した方が収支的に得って思われているけど、それは果たして本当なのだろうか?

西家のリーチに一発消しチーして、18巡目のツモ+海底を回す方がリーチ者のツモアガリ率を上げてしまい西家のリーチに一発消しは明らかに損だと言える。

北家のリーチも一発消しと思わずテンパイとりに行く鳴きと見て、「お前が鳴くなら俺も形テンとるぜ」ってもう1人チーしたら、北家に18巡目のツモ+海底が回るからやはり損

東家のリーチの時も3つチーが入って19巡目のツモ回る事が結構ある。

俺は親にツモ1回多く回す可能性がある行為は絶対したくない。

南家のリーチの時はめったに19巡目のツモ回らないけど、代わり全員メンゼンなら誰かがアンカンして18巡目のツモを無くしてくれるかもしれない。その可能性を消す行為なのでやはりリーチ者のツモアガリ率を上げる損な行為に見えてしまう。

俺は高打点が必要な人が終盤海底一発ツモ狙いのリーチしてきた時以外一発消しなどやらない。得すると思わない!

 

ホンイツに対する絞り 2012.5/30

親がホンイツやトイツ手の捨て牌していたら、序盤から安易に役牌切るのはダメ。

早くに鳴かれるほど、子方(自分も)は対応に苦しみ親の高い手を防げなくなります。

「役牌3種類以上あればすべて切らないつもりのチートイ含みで行く。

2種類以下でも序盤には切らず、できるだけ愚形を先に処理してから、鳴かれても自分が押し返せる形で初めて切るのが基本」

あまりに早い巡目だと北家が絞りきれなくて鳴かせてしまう場合もよくある

 

現物待ちはヤミ 2012.6/1

「強い牌を押したら現物は出ない」とか「強い牌押すくらいなら追っかけリーチ」と耳にするがそうは思わない。

出るか出ないかは両脇二人の手牌次第。

少なくとも数巡両脇の出方を見てからでもリーチは遅くない。

実戦ではヤミにすると手詰まりしかけている相手から「2件目のリーチが来る前に」とむしろ当たりそうな牌を先に切ってくることが多い

つまり現物待ちはヤミならばすぐにアガれる

二人の完全安全牌が豊富なら確かに現物も出ない。 出ないからリーチが上手く行く場合ももちろんあります。

しかし、私の経験上は2人をケアするとなると大抵安全牌は少ない

2件リーチにしてしまうと、次に切ろうと思った牌が止まってしまいます。

麻雀は1牌の後先でアガリ番が振り込みになり、得失点やトップのはずが3着や4着になることを考えたらとんでもない差が出てきます。

リーチの現物待ちだと、多少強い牌を押してもドラすらすぐに出てくる

2件リーチがきた時、私は追っかけリーチの現物や通りそうな牌を切ります。安易に先制リーチの現物は切りません。

先制リーチに振り込んでも仕方ないと考えます。

「普通追っかけリーチは安いことが少ない」

「2件目のリーチに振り込むのは相手の注文に嵌まった形になるので避けたい」

これが理由です

現物待ちはやはりヤミテンがその巡目に即決着があるので得なのではないでしょうか?

 

マジョリティーは正解と限らない 2012.6/26

麻雀の雀力とはリーグ戦のリーグと同じようにピラミッドのようになっていて、上に行くほど人数が少ない

「難しい何切るや判断の時に、プロレベルで意見が分かれるときはむしろマジョリティーが間違いの場合が多い」

だから多くの支持を受けている意見よりも、本当にレベルが高い打ち手の答えの方が正しいのが麻雀ではないか?

もし最近の流行戦術が正解ならばAリーグにベテランがいるのはおかしいでしょ?

(麻雀は頭を使うので本来は若い人が有利になるはず)

そうならないのは麻雀は効率よりも、経験や読みや押し引きが勝負を分けるからだと思います。

 

親に対する役牌の絞り 2012 7/15

トップ目は役牌を序盤から切るべきではない上に、東だけは簡単に切り出すべきではないと思う

「東が役牌になるのは親だけだから三元牌切るのはまだいいが東だけは絞るべき」

競技麻雀では序盤に親が役牌を鳴くと子方は苦しいので親が連荘する可能性が高い。

フリーと違い親には振らないよう打つ人が多いからだ

こういう東切りがダントツトップを逃す敗着になることが多い。

牌効率よりずっと大事な事なのになぜ若手は真剣に役牌の切り順を考えないのだろう?

 

役牌絞れば相手のスピードは落ちる 2012 8/6

例題 親番 ドラ8   一二三七八九2488⑤中中  

1巡でも早く中鳴きたい。しかしなかなか中が鳴けないとこれほど難しい手はない。 アガれそうでアガれないイライラする。

カン3からチーはオススメできない

中が持ち持ちでアガリ目ない時や、1枚はオリてる人残りは王牌でアガれないケースがある。

ドラ2の勝負手を運しだいにはしたくない。だから急所の3が出ても動きたくても動けない・・・

中が鳴けないうちに3がパッと薄くなることも考えられるので、中張牌の⑤を浮かせている。「⑤がリャンメンにならないかな?」と

でも中盤過ぎまで中が出ないと持ち持ちの可能性がある

中盤④や⑥ツモったら 一二三七八九2488⑤中中 ツモ④(ツモ⑥)

ここで打2とするか打中とするか迷う。

まして3が1枚でていたら? これだけでも打牌が変わるかもしれない・・・悩ましい

「中は止められて出ないのか?」 「相手の手が進めば出るのか?」 「山にいるのか?」 「山にいないのか?」

相手全員がタンヤオで前に出てきていれば当然打2。 いつもこんな簡単ならいいのだが・・・

3人ともあまり出てきていなければ役牌絞ってオリてる可能性があるから打中もある

しかし問題は、「相手2人は前にきているが、残り1人がオリていそうな時だ。」

オリている相手が役牌を止めていてもそれが中とは限らない ←これが一番難解 

「オリている人が白と発は止めているが、中は2枚山の時もあれば、中がトイツの時もある」

「前にでてきてる人に中トイツすらあるのだ」

字牌だけは読もうとしても見えない部分だから難しすぎる・・・

迷うツモは他にもある・・・マンズが伸びた時だ

一二三七八九2488⑤中中 ツモ四 (又は六)

一二三七八九2488⑤中中 ツモ五

一二三七八九2488⑤中中 ツモ三 (又は七)

ツモ四(六)の時、一通狙いで打⑤か、打2(少数意見となりそうだが、強い人の中では一番多い?)が有力

中が鳴けない時のタンヤオ移行で打一(打九)もある

ツモ五の時は打⑤とするか?打2と2シャンテン戻すか? 

ツモ三(七)の時もマンズの一盃口があるので打⑤か打2。

いずれも子方ならば打2が3割はいそうだが、親なら打⑤が6割超えるかな?

あるいは打中とする人もいるかもしれない。

前に出ているが中を絞っているものにとって「親にこの中トイツ落としをさせてしまえば、親の手はかなり遅くなり絞り作戦大成功」だ (もちろん自分が親でゆっきり手を作りたい時に、子方に役牌トイツ落としさせた時も絞って正解) 

そして最も迷うツモは2、4、6だ。

一二三七八九2488⑤中中 ツモ2

一二三七八九2488⑤中中 ツモ4

一二三七八九2488⑤中中 ツモ6

⑤を切るとピンズは全て無駄ヅモとなる(だからとソーズをツモ切るのも難しく悩ましい)

246のリャンカンや224(244)に固定してしまうと、次のツモがマンズの時

一二三七八九24688中中 ツモ四(六)

一二三七八九22488中中 ツモ五

一二三七八九24488中中 ツモ三(七)

イッツーの目を残しソーズを切るか、マンズを切り受け入れをソーズのみに決めるか、かなり迷いが生じる。

一二三七八九24688中中

「おそらくツモ四(六)ならば→打一(九)が多いのでは?」

「ツモ三、五、七ならば→打6が多いだろう(?)」 

これが 一二三七八九22488中中 又は 一二三七八九24488中中

これなら ツモ三~七ならば、ソーズをカンチャンに決める打2や打4が多いのではないか?

いずれにしても役牌トイツでカンチャンがあるメンツ手の1シャンテンは悩ましいのだ

これが簡単に役牌が鳴ければポンテンとれて1本道

絞りは、相手のスピードを上げないだけでなく、相手を悩む手に持って行くことで相手のアガリのがしを誘発、自分がアガリやすくなったり、振り込みを避ける防御になる。

序盤から役牌連打せず、役牌が出るか出ないかわからない場にすることが、相手の和了率を下げ自分の放銃率を下げられると思うのだがいかがでしょう?


            ドラポンは局面を変える 2012 8/13

序盤にドラポンや役牌ポンの仕掛けが入ると局面を全く変えてしまうことがある。

その牌が打たれるのが中盤以降ならば3人がきちんと対応できるのに、早い巡目だと情報も現物も少ないので絞りに回る2人が対応を間違えやすい。

自分が効率では完璧と思える巡目に役牌やドラを切っても、

自分の打牌の対応を相手が間違えて、相手がひどい場況を作りだしてしまう・・・

このように、相手にミスの手順を踏ませてしまうことも、

自己都合で序盤に切ってしまった自分の手順ミスと考えられないと上達しない。

 

ラス前は意味のあるあがり 2012 8/14

南3局西家 29300 ドラ八

状況は東家が31700北家が27400南家が11600

三四六七八③③⑤⑦67中中

6巡目1枚目の中をポンするか???

ここで2000アガってもトップに立てない上に、オーラス下家にもまだチャンスが残る

メンゼンでマンガンクラスになる手を2000にしてもう1局勝負はヌルくないか?

それとも鳴けばアガれそうな中をスルーする方がヌルいのか?

デジタルと呼ばれる打ち手は2000でアガる人が多いのだろうか?

アナログな打ち手ならここでこの手ならスルーでは?

 

アガラスについて 2012 8/22

麻雀は着順を4人で争うゲーム。

4着の者が4着確定でアガるのはゲームを壊す行為と考える方が多く、メンツによっては即嫌われてしまう。

もちろんラス目で誰かに簡単に鳴かせたり振り込む、まして大物手に振り込んで着順を変えてしまうのは、アガラス以上にマズイ。

麻雀は4人で打っているので他3人(もしくは2人)の争いをおとなしく見て邪魔しないように打つ技術も必要だと思います。

他3人は着順を意識して高くしたり、オリたり、安手をアガらないようにして南3局までゲームを積み上げてきているのに、自分だけ着順無視してアガる事しか考えていないならば、他3人とは違うゲームをしています。

麻雀は4人で打つゲームなので嫌われたら同卓拒否されて打てなくなったり、

自分が逆転狙っている時に、さっき邪魔されたからと邪魔されてしまうかもしれません。

しかし、どんな場合でもしないわけでない。 そのアガりを見た相手が、「それはアガるよね」と思える状況やアガり形の時だ。

①ハネマン以上の時(場合によってはマンガン確定以上)

②役満やドラポンなど大物手がいる状況や2件以上のリーチがきていて、オリきれないと判断した時。

(オリ打ちで着順変えてしまうくらいならば私はアガった方がマシだと思います)

③好調者の流れや誰かの連勝を止めたい時。

②や③に関しては「それでもダメじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、

私は好調者が次の半荘以降もノビノビ打てるようになるくらいならばアガってもいいと思います。

大三元のテンパイやチンイツドラ3のテンパイがいる時も、自分がアガらないことによって大逆転が起きてしまうことがマズイと判断すればアガる時もあります。 いずれも同卓者の中で2人以上が納得するならいいと思う。

 

バックをあがらせるな 2012 9/5

最近絞ると自分のスピードが落ちて損と考える打ち手が増えたが、

相手に役牌鳴かせたら、相手の手が自分より遥かに進んでしまうので相対的にスピード落ちてる

確かに自分が親の時や好調時で、仕掛けた相手が不調者ならば鳴かせて相手を前に出しておいてリーチで被せる作戦は確かにある。

しかし親の仕掛けや好調者の仕掛けに対して、先に鳴かせて得をするようにはどうしても思えない。

親や好調者に対して辛く打つべきだと思う(流れを意識しない人にはわからないと思うが・・・)

バックの仕掛けに対して、抑えていた役牌で振り込む可能性よりも、役牌を先に鳴かせた方が、

相手はいい待ちになりやすい上に待ちが絞りきれないので振り込みやすい。

どちらが失点しやすい切り順なのか、麻雀長く打ってきた人ならわかるはず・・・

こういう間違った考え方を正していくのもプロの大事な仕事です。

 

相手を読む 2012 11/7

麻雀は状況や対戦相手によって打ち方を変えるべきゲームだ。フリーでかなり勝っている人は大抵押し引きが長けている

意味のないところで無理はしないし、振り込んでも痛みが少ない局面では前に出てくる。

点棒状況や対戦相手によってリーチとヤミだけでなく、仕掛けや押し引きも使い分けます

逆に負けている人の思考はとても読みにくい

本来損だからしないはず?って選択をいつもしているから負けている可能性があるからだ

それはリーチしない方がいい局面でリーチするとか、鳴いて安くアガる意味がない局面で安く仕掛けて突っ張るなど・・・

東3局 ドラは②   私は西家で8600点しかない苦しい状況

私は2巡目に親から白が出てポン、5巡目下家から発が出てポンした所です。

捨牌 9二⑥中六8

私は手牌が7枚で、白と発をポン

ツモ切りは4巡目の中だけであとは全て手出し。 ここに宮本pがピンフ赤2のリーチをしてきました。

「中を自分で切っているから大三元はない?」 はたしてそうでしょうか?

普通大三元やっていて中アンカンする人いませんよね? 中切ってるのは中暗刻を否定する材料とはいえません。

そして一番の問題は、点棒状況です。

8600しかないのに、白と発のトイツがあって中を序盤にツモ切ると思いますか?

8600しかないなら大三元の可能性捨ててまでマンガン欲しい状況じゃないですよね?

点棒状況が、飛ぶリスク背負ってまで8000とりに行く状況じゃないんです。

まだ南場の親が残っているのに、たかがマンガンクラスの手なら三元牌は2つも鳴かないと思いませんか?

もしマンガン程度の手なら白と発トイツならば1枚目はスルーするはずと読める

ちなみに私の1巡目の手牌が 

二六⑥23689白白発発中中

6巡目の手牌は1236中中中  白ポン 発ポン

この局面現代の麻雀ではリーチが主流っぱいです(中暗刻を読めないのか読まないのかは知りませんが)

最近大三元(や小四喜や清老頭)仕掛けがいても、全く気にせずリーチする人がすごく増えました。

現代風なのは確かでしょうが私は損な気がします。(統計はとれませんが、そういうリーチ打つ人がいると役満は出やすい)

それは場を荒らすと同卓者に嫌われるので勝ちにくくなったり、卓が割れやすいという麻雀以外の部分から考えて得と思えないからです。

では「対打てる人への読み方」です。

①   方でダンラスの状況で2つ以上鳴いてきた→これは高いことがほとんどです。

目安としては持ち点8000以下で仕掛けてきたならならマンガンクラス、1万点台時は3900以上。

②トップ目でリーチをかけてきた(微差のトップ目は除外)→これはマンガン以上の高い手か、よほど待ちに自信ある手

トップ目でオリられないリーチを打つ以上、アガれば2着目とかなり差がつけられる自信ある手と読むことができます。

②   リーチに対してポンで対抗してきた

リーチ後に通った牌は安全牌。それをポンしてまで前に出てきてるということは?→これはほとんど高い手です。

現物待ちの安い手では?と思うかもしれませんが、リーチに対してポンからはいれば両脇は警戒してリーチの現物すら打たない

それがわかる打ち手ならば、リーチ後にポンなどするわけがないのです。

③   マンガン振り込むと飛ぶ状況で2つ以上仕掛けてきた(又はリーチしてきた)→打つとゲーム終了のリスクを背負って出てきたのでまず高い手です。

①~④のような状況の時に攻められたら、はたしてラス目と喧嘩する意味があるのか?

もし振り込んだら両脇が喜ばないか?を考えて押し引きすると成績が安定すると思います。

あと、古いセオリーで間違ってるものもあるのでそこは自分で選んでいきましょう。

ラス目のリーチは高い・・・ラス目だとピンフのみでも、手変わりないとリーチしますよ?七対子のみで裏期待のリーチとか

 

ミスをした 2012 11/14

東場の南家 ドラ南 七七八九九②②②4577発発

発のみの1000点狙って七切りもいいし、四暗刻まで狙い4切りもいい。

ここはどちらを切って裏目が出ても私はミスとは思わない(発切りや7切りや②切りは明らかな手順ミス)

ただし、南場の点棒が必要な局面で七を切るのはミスだと思う。点棒状況にマッチしない手作りはミスと言える。

ここから七を切った場合、発は1鳴きしないとミスだと思う。

これに異論ある人もいるだろうが、トイツ手の大物から七対子も捨ててまでリャンメンを重視したわけだから、発が出る数巡の間に36がよほど薄くならない限りポンテンとらないのは一貫性がない。 発を鳴かないくらいならなぜ七を切ったのか?

鳴かないならなぜ七対子や四暗刻を捨ててまで早い手にしたのか?もう一度手牌を見つめなおすべきではないか?

だが最速を目指すといっても36チーからは入らない。 残り2枚の発に全てを賭けて1000点のバックは私はオススメしない。

この手は367と発以外使えないわけではなく、ドラそばの⑤⑥⑦あたりをツモってメンゼンで手を作りなおせる。

36チーから入る人は現在の有効牌しか見えてない。 今ない1メンツを想定することも麻雀では大事なので仕掛けるなら発から入るべきだ

問題は4を切った時だ。

4切りは5200から32000まで見た打牌で、かわしに行くための七対子も視野に入っている。

だから1枚目の発から鳴く場合も鳴かない場合もあるだろう。

この鳴く、鳴かないの選択が裏目に出ても自分はミスとは思わない。 ベストに見えた選択が裏目に出ただけだ。

しかし4切りの後、八チーや九のポンから入るのは私から見れば悪い鳴きだと思う。

なぜか?というと、この手は鳴くとしたらポンから入るべき手であり、七か発ポンから入るべきだと思うからだ。

九からは2枚目でも鳴くべきでない。

九を鳴けば発が絞られる可能性が増える上に、たとえ発が鳴けても残りが七と7のシャンポンではアガれる可能性が低い割に防御力が弱すぎる。 打点が5200ではとても釣り合わない

発や七より先に九を2枚打たれた意味を考えて、もう発も鳴かず一盃口か七対子にするべきだろう

7からポンするのもポンしたときの手出し八で七や九が止められる可能性を考えるといい鳴きとは思えない。

アガりにくくなるとわかってる鳴きで動いてしまい、裏目にでればやはりミスの鳴きだと思う。

 

西家トップ目 親は2着目 ドラ七

南家からリーチがきた時のことだった

ヒドイミスとは安全牌の六を安易にツモ切ってしまったことだ

私が六を切ると下家は六を合わせてしまう可能性がある。

4枚目の六は対面がタンヤオならばキーになる牌だ。

私は北家の時こういう牌は鳴かせないが、誰もが下家に絞るわけではない。

いつも「私が切ったために北家が合わせ打ちをして親がチーできた」

こんな牌を切ることも自分のミスと思っているので、自分が北家じゃない時も親の捨て牌にはすごく気を使って打つようにしている

 

字牌の切り順 2012 11/20

字牌の切り順

私としてはシステム通りに、「正しい順序で切る」 「止める」 「相手との間合いをはかりながら切る」 

「鳴かれてもいい相手にだけ切って鳴かれたくない相手の欲しそうな牌だけ止める」

などを普通に使い分けている

「牌効率は練習と知識で誰でもできるようだが、この字牌の切り順だけは複雑すぎる」

手牌の何切ると違い、字牌の切り順は場況と持ち点と体勢の差なども考慮して切り順を変える必要があるため、あとから教えるのが難しい。質問されて丁寧に教えてあげたくても、対局中にしゃべるわけにはいかないからなかなか教えてあげられる場とタイミングがないのだ

 

絞る派対絞らない派 2012 11/25

絞らないとわかっている相手には、その出てくると思われる役牌を咎めにいく仕掛けが有効なのと、

序盤に役牌から切っているのに初牌の役牌がある時、その初牌の役牌は山にいる可能性が高いことになる(絞らないのだから手に残っていない)

つまり七対子のタンキ待ちや役牌シャンポンでテンパイした時、ためらいなくリーチといけるのだ。

同卓者のうち字牌を絞るタイプが2人いたら、絞る打ち手が手が悪い時に字牌をたくさん抱え込んでいる可能性がかなりあるので、字牌待ちのリーチが打ちづらくなるものだ。

字牌タンキにしろシャンポンにしろ待ちの枚数が少ないのでリャンメンとのめくり合いに弱い。

オリていて絶対字牌を切らない打ち手の手の中に自分の欲しい字牌があればほとんどめくりあいに負けるから、本来得とされる字牌待ちリーチが損にできるのだ。

相手が字牌待ちをしなくなると打ちやすくなるからだんだん自分は有利になってくるだろう。

麻雀では誰でも字牌は切りたい、持っていたらメンツが作りづらいからだ。

絞る相手が2人以上いると字牌を狙ったリーチが打ちづらくなり、

絞らない相手が2人以上いると、その切りたくなる字牌を狙ったリーチをどんどん打てる。

字牌待ちで自信持ってどんどんリーチできるってかなり有利だ

絞らない打ち手はほとんどそこまで考えていない。自分が気づかないうちに強い相手は字牌を狙っている

 

宮本pはメンホン赤でダブ東と9のシャンポン待ち。 強引にリーチといき8000オールをツモった。

宮本p「いつも東切り早い二人が東切っていないからダブ東山にいそうと思ったの

普通はそんなメンホンの捨て牌されたらダブ東は絞られているので、ヤミに構えて手が進んだ相手からの出アガり期待か9のこぼれるのをヤミで待つべき手牌だ。

宮本pは今日のメンツをみてリーチとした、これがあるので東切りはダメだな

 

ツモを飛ばすポン 2012 11/30

トップ目は私で、2着目の親番の下家が1つアンカンして高そうなリーチをしてきた。

全員がベタオリで流局濃厚な17巡目、海底1つ前の北家私の切り番

ここで私がやるべきことは南家か西家がポンできる牌を切るのがこの局面の最善手である。

ポン材を切っても相手が気づいてくれるかわからない。 わざわざ鳴かなくても親がツモれる確率なんて低いのは承知だ。

ほんの些細なことだが、麻雀が自分が得するように効率を考えるゲームだとするならば、

私はよーく考えて捨てる牌を選ぶべきだと思っている。

もちろん両脇はオリているので、「流局かー」と場に集中せず、私が切るポン材に気づかなければ私の苦労は水の泡になることもわかっている。(最近ではほとんど気づかない人のが多いかも?)

しかしそれでも自分がやるべきことはきちんとやるべきだ。 上家は初対面なのでちゃんと見てくれてるかわからない・・・

私は場を見渡して1枚切れの⑤を切った

するとノータイムで上家が「ポン」と鳴いた。 下家は(やられたなーと)苦笑い・・・

 

 

いい待ちについて 2013 1/23

いい待ちってどんな待ちの事を指すかは人それぞれです。

3面待ち、迷彩、山にいる牌、相手が使えない牌って所でしょうか

私にとってのいい待ちとは

「山に3枚以上いて、相手が使いづらく出やすい河になってる待ち」

掴めば出る牌でも残り1枚で王牌にいたら終わりの地獄待ちはいい待ちと言えないし、

リャンメンでもドラ側はむしろ悪い待ちだ。

フリーでよく出てくる会話に

「いい待ちだなー」とか「その待ちでは止まらないや」なんてよく聞きます。

私はよくリーチしてアガった時「いつもいい待ちになってるね」と言われますが、

いつも「いい待ち」になるわけがありません。

悪い待ちの時はリーチせずオリちゃうのでアガれず手を開く機会が少なく、

「いい待ち」の時にリーチして手を開く機会が多いから、手を開いたとき「あの人はいつもいい待ち」に見えるのです。

もちろん「いい待ち」になるように手を作る打ち手には「いい待ち」になる機会が他の人よりも多いでしょう

リーチこようといらない牌全部切ってくるタイプや後手踏んだら現物以外切らない相手には

「いい待ち」は全く意味がなく先にテンパイすることが重要ですが、

ある程度待ちを読んでくる相手にはこの「いい待ち」にすることがめくり合いやギリギリの勝負を制するカギになる。

つまり駆け引きが有利になるメンツもいれば、早さや手数が多いと有利になるメンツもいると言うことです。

逆に宮本pはツモアガりが多い打ち手です。

なぜツモアガりが多いのか前から気になっていたので後ろから観戦することに。

抜けた直後の東1局 親 ドラ8

三四五八八④⑤445678

14巡目に3が入って4切りリーチ、一発で③をツモり8000オールとなったのですが、

私ならばこの手牌で中盤以降まで4を持つことはありません。

4は先に切り安全牌を持ちます。

これについては異論がある方もあると思いますが、

この時観戦してたお客さんとプロはみんな「4はさすがに先に切らないと」と共通の見解でした。

4を残すメリットの4や八が暗刻になる確率と三メンチャンが入り結局4が出ていく確率
・4の危険度(ドラ表示牌のスジで自分から4枚見えて危険)
・4を早く切ると、相手が3か9どちらを押すか迷った時に高目の3が出やすくなる

など考慮して4は先切りするべきだと思います。

 

 

ダブ東はやはり絞るべき 2013 5/26

1回戦、33000持ちの東2局親で好配牌が入った

ドラが③

二三四②④⑤378東東北北白

ダブ東がトイツの早そうな手だが・・・

こういうダブ東がトイツの手で考えておかなければならないことがある。

ダブ東は絞られやすいので東が鳴ける前に北が2枚切れてしまった時、どう手をまとめるかを序盤から考えておくべきだ

ダブ東が鳴ける前に北が2枚切れてしまった時の選択は簡単なようで結構やっかいな選択だと私は思っている

中盤まで東が鳴けないようなら持ち持ちや東を握り潰されてることも考慮しなくてはならないし、

ただ単に誰も持ってない場合もあるから、なかなか鳴けないトイツの東の扱いはミスしやすい選択なのだ。

そういえば新人時代A1を観戦していてこんな局があった

親が白をポンしてダブ東雀頭の一四待ち2900テンパイしていた。

東をポンするかシャンポンにして東でアガれば11600の大物手だが、

東が出ないまま二と三が切られていく。

中盤以降に東をツモったのでとりあえずタンキに受ければ12000のテンパイになるがそのトッププロは東をツモ切って数巡後2900をアガった。

(私は勿体ないなーと思ったがA1はさすがに隙がないなと思った)

これが早い巡目に誰かが東を切ればポンして11600のテンパイに受けていたのだろうが巡目が深いだけに打点よりアガりやすさを重視したのだろう。

私はフリーデビュー当時から東を絞っていたが、このアガりに衝撃を受けやはり東はギリギリまで絞ったほうが親がチャンス手を逃しやすいなと再確認したものです。

今回の手も北が2枚切れたら

「東のトイツ落とししてピンフ狙いに切り替えるか?」

「最悪ダブ東雀頭のリャンメンリーチになっても構わないから北をトイツ落としするか?」

「どうしてもダブ東を生かすために2枚切れ北と東のシャンポンを残したままにするか?」

本来ダブ東トイツはチャンス手なのに、ダブ東がなかなかでないとこんなに悩むことになる。

私がこのブログで東場の東は絞った方がいいとよく書くのは、

東を鳴かせないことにより相手のスピードを殺すという手牌レベルだけの話ではない。

東を鳴かせず中盤以降に突入させることによって親の選択をミスを誘う。

東に限らずネックの牌が鳴けないと外す人も多いので、できるだけ鳴かせない方が自分有利になる。

今回の実戦譜では

3巡目にダブ東が鳴けて次巡⑥をツモり4巡目2900のテンパイ

「まだ出すなよー」と思っていたら

6巡目ドラの③をツモリ5800

8巡目赤⑤をツモり12000になったところで9が出るというタイミングの良さで12000のアガりとなった


 

融通が利かなくなる鳴きはしない方がいい 2013 7/18

若いメンバーがこんな手で仕掛けた

状況とルールは東戦(積み棒は1500点)の鳴き祝儀ルール

前回トップで迎えた東1局親番 ドラ七 5巡目

七八九④⑤⑧⑨4789南南

メンゼンで6000オールが見える関連牌が1枚も見えない1シャンテンからまだ5巡目なのに⑥のチーテンをとった

確かに早いが、まだ5巡目なのに2900止まりにしていいの?

しかもこの手は三色しか役がないから⑦が死んでいたらアガリ目がないし、

敵のリーチを受けて回ったらほぼ役無しになってしまう。

(たとえば敵リーチに九が現物で六が危険でも、役を付けるには六を切らなくてはならないし六を止めたらほぼ役がつかない)

つまり融通が利かず手牌を殺してしまう可能性が高い鳴きなのです

今回のように三色や一通やチャンタのような回ると役がなくなるような鳴きや片アガリになるような鳴き方はオススメできません。 (終盤14巡目以降に形テンのつもりで鳴くならいいけど)

鳴く時は役が確定して、待ちが好形になるように鳴くといいと思います

ちなみに

七八九④⑤⑧⑨4南南中中中

こんな手だったら、中盤以降⑥のチーテンも有り

これも2900だが、この手は中の暗刻があるからたとえ⑦を暗槓されたり、リーチ受けて回ってもアガり目が残るから別に悪くない

ちなみに中暗刻の手が子方ならばかわし手と考えるので、ペン⑦は5巡目ならばほぼ鳴きます

 

 

2件リーチは両脇次第 2013 8/28

後ろからずっと黙って見ていたがお客さんから1つ質問を受けた局があった。

私の手牌はタンピンのみの⑤⑧待ちテンパイ (⑤⑧は下家が1枚ずつ切っている)

私は2連勝中と好調でずっとリーチツモが続けていたのにこの局だけヤミに構えた

この局の直後そのお客さんは初めて口を聞いた

「すみません、今の⑤⑧待ちなぜヤミにしたのですか?」と。

私は「下家からリーチきそうだし、⑤に金が入ってるこの店でピンズ待ちのめくり合いはしない方がいい」と答えた。

他にも

1、打点が安い

2、ドラや赤がない

3、⑤⑧待ちはツモ筋にいないと感じた

そして一番の理由は、

下家との2件リーチになった時、下家の待ちがピンズ以外だった時手詰まりした相手が下家に振り込む可能性が高いと読んだからだ。

この局は結局読み通り下家が次巡リーチをしてきて下家のアガりとなる。

次の局、ピンフ赤ドラの69待ちテンパイが入り今回は即リーチを打つ。

この局も下家に手が入っている気配がありすぐに追っかけリーチが入りそう、

だが前局との決定的な違いはソーズが場にかなり安い。

読み通りすぐに下家から追っかけリーチが入るが、

2件リーチに手詰まりした対面から9が出てマンガンのアガり

(8が場に3枚切れでいかにもソーズは通りそう)

私は「この待ちならば2件リーチになった方がアガれそうだからリーチだよ」と言った。

 

 

欲張っていい牌と悪い牌 2013 8/31

本八幡の某店 赤はメンゼンで5000点相当のチップがつく

ウマは20-30で、トップ2着の差よりも2着3着の差の方が大きい店だ。

メンバーが2人体制の店なので私はとりあえず友人とメンバーの間で観戦していた


東3局 南家 7巡目 ドラ6 45000持ち

五六④⑤⑦⑧⑨22345北  ツモ三  

この赤2枚の手は絶対アガりたい所、345の三色は見切り安全牌を抱え三をツモ切る方がバランスいい構え。

私がこの手でブクブクに構えるとしたら、2の暗刻くらい。 あとはせめて五と⑤だけにしておく。

暗刻ができた時赤が出て行きこの勝負手が2600リーチになってしまうような

六や④などノータイムツモ切り。 

そしてこの赤2枚の手で受け入れが広くならない三など全くの不要牌で、安全牌の北の方がはるかに価値の高い。
この友人が北を切った巡目に

西家に一盃口のみのペン三待ちのテンパイが入り、

さらに北家が中を切り東家がポンテン

1巡の間に状況が劇的に変わってしまった。

そして、その巡目の友人のツモは⑥で

「リーチ」と言って切った三が東家の5800と西家の1300のダブロンに当たってしまう

この放銃はかなり痛い。

四七はかなり山に濃く、三は薄いので

三を先に処理していれば友人はおそらくアガっていただろう。

赤2枚以上に欲張った為にもったいないことをした。

東4局 ドラ⑦ 5巡目

三四五五六七②④⑦44888

友人はドラを切ってリーチをしたが、終盤西家の追っかけリーチに打ちこんでしまう。

まだトップ目だし、アガっても2000ならばドラを見せずに②を切ってとらずが正解だと思うし、

ドラ切ってテンパイとるならリャンメンにならない限りヤミにするべきだと思う。

実際すぐに⑧をツモっていて、⑥⑨待ちならば追っかけリーチの対面から⑨を捕まえていたし、

ヤミに構えていれば放銃だけはなかった。

友人は結局3着になってしまいこの半荘で席を立った

次の半荘私はその友人の座っていた席で東3局で6万点オーバーのトップをとる。

そう、この席は手がずっとよかったのだ。
この日私は勝って帰ったのだが、

友人があの三を先に処理していればこの日大勝ちしたのは友人だっただろう。

そしてメンバーの席に案内された私は大負けしていたかもしれない。

一打の手順ミスが自分だけでなく他の人の収支まで大きく変えてしまうとは麻雀恐ろしいものだ

 

 

どの牌を何巡目に鳴くか考える 2013 10/7

麻雀は上家が甘いか、絞りがキツいかによって全く打ちやすさが違う。

(例) ドラが二
二三四七八②③④3488西

ハネマンの1シャンテンで上家から5や九が出る

「こんなの鳴くわけないじゃん」ってとこだが、

これが南3局ノーテンできない3着目の親番で14巡目以降でも鳴くわけない?

状況によって違うのが当たり前なので、

何巡目以降チーするか人それぞれ違うが、自分なりに考えておくべきだ

たとえば

(A)どの牌も親番維持の為12巡目以降は必ずチー

(B)どの牌が出ても15巡目までは鳴かない

(C)2と六なら5800の可能性が残るからチーする

(D)もしかしたらテンパイチャンスを広げるために8をポンする人もいるかもしれない。

ちなみに私の場合

11巡目以降に5800になる牌は鳴く

他の牌を鳴くのは14巡目以降

しかし、上家が絞りのキツイ相手ならどの牌が出ても12巡目にはチー

逆に上家が絞りの甘い打ち手ならば六や2が出ても14巡目までスルーしてハネマンの可能性をギリギリまで追いたい。

下家に「この上家絞りがキツイ」と思わせることができれば

鳴きたくない牌をチーさせて親のメンゼンを早めに崩せるかもしれない。

 

        ベタオリする時もしっかり考えて打て 2013 11/9

手順の話

仕掛けに対する読みの話

相手の心理を読む話

北家の時親に対して絞る話

捨て牌から相手の手牌や速度を読む話

 

今日1番の焦点は最終戦南1局

東場に3メンチャンの先制リーチしていて、私の国士に放銃した箱下のМ君が9巡目に親リーチした局面

(私が6万点、BプロとCプロは2万点台の2着争い)

問題は完全ベタオリしていた北家Cプロ

16巡目に打中(場に1枚切れ)

そして次巡全員に通っている場に3枚切れの3を手出ししたのだ。

全員がメンゼンの時、17巡目に北家が南家のポン材を打ってポンさせれば親の最後のツモ(18巡目のツモ)を飛ばすことができる。

今回親がリーチしていて子方3人がオリているので、

北家は南家のポン材候補を持っていたら17巡目に切るべきだ。

しかし北家のCプロが安易に16巡目にポンがかかる可能性のある1枚切れの中、

17巡目に絶対ポンのかからない3を切ったのを見て、

私はこの瞬間 「ベタオリの南家が中トイツの可能性結構ある捨て牌してるのに、Cプロはなぜ3→中の順に切らないかな?」と思った。

そして、18巡目親のМくんは4000オールをツモる。

確かに最後のツモでツモアガる可能性は少ない

1枚切れの牌を切っても南家が鳴いてくれるかはわからない。

可能性はいくら低くても、南家の私は「17巡目に北家が中を切る」というわずかな可能性のために中のトイツを温存し、ベタオリの牌を並べる順番を考えて切っていた。

しかし北家はベタオリの牌を安易に並べた。

これは北家がやるべきことをきちんとやってないことになる。(と私は思う)

この半荘の結末はオーラスCプロがМくんに5巡目の6400放銃となり、Мくんが微差で逆転3着、Cプロは4着落ちとなった。

南1局МくんとCプロの点差は約3万点差あったのに、Cプロの16巡目と17巡目のオリる牌の並べ方のミスが、大きなしっぺ返しになるとは麻雀は恐ろしい

 

 

セット第4弾 2014 2/2

今日は得と思えないスピード優先の鳴きについて

例1 「ダメなバック」

東1局西家 ドラ六

12367③⑦南南発発

場は異常に字牌が高く、しかも南家が国士か七対子狙い

ここに3枚目の④が出たらチーして発バックにする

これは南家の捨て牌が変則なので発持ち持ちの可能性があるから発以外鳴いてはならない

今回の場況なら鳴き祝儀でも私は鳴かない

 

例2 「ドラを焦ってチー」

南2局親番 ドラ4

三四五六七②③④23西西北

ラス目の北家が8巡目にドラをツモ切ったのを見てチーして二の三色片アガりに

この手はメンゼンに仕上げるべき

親がメンゼンを放棄してむしろ子方3人は気が楽になる。

実戦でも南家からリーチ、北家にもヤミで押し返された

 

例3 「安くなってしまう」

ドラ四

五六⑥33445588西

7巡目、13000持ちラス目の親リーチを受けたので⑦をチーテンにとり最後まで突っ張る

ラス目の親とめくり合うのがそもそも損、

ここはメンゼンで勝負するつもりでスルー、なかなかテンパイしないようならばオリがバランスいい

せっかくの勝負手を2000にして親リーチに真っ向勝負するメリットは、アガった本人より力を使わず見ていた両脇の2人の方が遥かに得

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「いいバック」

南場トップ目

三四五七七七①③⑤55発発

トップ目でドラもないからメンゼンでテンパイしてもリーチする気ない

そこで④のチーで発バック

アガれないツモ5ならタンヤオの移行もできるし、所詮1000点だから持ち持ちでアガれなくても構わないのでチーしてもいい

 

             悪い男 2015 2/17

アガり連荘だから簡単にダブ東切らない方がいいと思うぞ

アガり連荘では役が確定していることがかなりの強みになる。

オタ風やヤオチュー牌から切って役牌を後回しにした方が放銃率も減るだろう

ってかテンパイでも打点が低く巡目が深ければ、ダブ東を切らない方がいい局面も結構ある

 

 

              不調時の選択 2015 3/9

「正しい手順とは?」

勝ってきた打ち手と言っても、麻雀のレベルとは相手によってかけ離れているもの。

「俺Aって雀荘で勝ってるよ」と言っても、そのAという雀荘が弱い人ばかりなのかもしれない。

他の店に行けば、こいつ弱いなと思われるかもしれないのだ。

初心者から出やすい河とそこそこ打てる相手から出やすい河というのもまた違う

これはたくさんの雀荘で多くの相手と打ちこんできた経験で覚える物で打ち手にとって財産だ。

自分では正しい手順、雀風と思っていても自分の勘違いなのかもしれない。

これは私自身にも言えることだ

私は場変え無しの同一メンツで長く打つ時

自分の考えとは裏目の連続になる状態を悪い状態と考えている。

もちろん他の人が同じ配牌同じツモで打てばアガっているかもしれない

実際観戦者に「私ならアガれてるよ」と言われることもある。

でも打ってるのは自分自身である。

自分の自信がある山読みや打牌がことごとく裏目に出るようでは、

自分にとっての普通の手順でずっと打っていてはその日ズブズブのままだ

そんな時は難しい選択の場面でいつもとは違う手順に変えて打つようにしている

 

 

            久しぶりの勝利とAKB総選挙 2015 6/8

私にとってのミスとは

1、終盤親にテンパイさせる牌を鳴かせる

2、なんとか回避できたはずのオリ打ち

3、ドラポンさせたり一色手に鳴かせるなど、大物手ができるような牌を鳴かせる

4、あとで後悔するリーチや鳴き

これらをミスだと考えている。(手順ミスとか切り間違いは論外)

勝負しての放銃や勝負に値しない安手やトップ目からオリてのアガり逃しは全くミスだと思わない。結果が悪かっただけだ

もちろん調子が悪いままずっと同じような放銃やツモられを繰り返し

今日はツカないんでトータル大きくマイナスしましたでは話にならない。

同一メンツで回数打つ以上、今日の調子を考えながら立て直したり、相手の心理を読みミスを誘ったり自分有利に打たせるなど

調子が今一つでも最終的に勝ちにつなげる技術はたくさんあるはず

 

 

              昭和雀士VS鳳凰民 2015 10/10

南1局

親番でトップ目名人と2着8段の差が約17000点差

2着8段と私の差が10200点差で、Jさんは残り2500点の飛び寸前

ここに8段がリーチ

この点棒状況でリーチを打つとしたらハネマンか、ドラが2枚以上で役無しリャンメン以外は絶対ダメな局面だ。

打てる昭和雀士ならここでリーチするなら間違いなく高いリーチしかあり得ない

しかし、局面に全く合わないリーチでは?

棒テンに見える捨て牌と打牌のトーン、自分の手に赤があることから私は安いリーチだと感じた。

ここに飛び寸前ということもありヤミにしてたJさんがツモ切り追っかけリーチ

8段にとってはこれが最悪な展開なんだよね

飛び寸とめくり合いでは、打ちとっても着順そのままのアガ2だ。

しかしラス目に打てば3着や4着と近くなり、もつれればラス落ちまでありうる

さらにトップ目の名人も親満アガれば6万点終了なので高いテンパイが入れば追っかけてくるだろう。

親満刺されば8段は3着落ちである。 つまりここは勝負かける場面ではないってこと。

私は1回戦から8段の打ち筋がフリーでは強い相手と遭遇したら通用しない打ち方なので色々アドバイスしたかったのだが初対面なのでずっと黙っていた。

唯一この局面だけ

「それ多分安いリーチだよね? 飛び寸がいて親がダントツだからハネマン以外リーチしたら損。

ラス目や親に追っかけられて失敗したと思ったでしょ? だから絶対リーチしてはならない局面だよ」

とアドバイスしておいた。

このアドバイスでホンの少しでも致命的な弱点が解消すれば私は嬉しい。

実戦では親で大物手テンパイした名人がリーチ宣言牌でJさんに放銃という結果であった。

そして次局、前局見ていただけで親番が回ってきた私に早いメンホンのカン四テンパイが入る

・22700点差でトップ目の名人は点差的に親リーにはオリる

・8段は今風なので親リーチにはいつもオリてる

・Jさんは親満打つと飛ぶのでまず前に出てこない

つまりここはリーチといえば3人がオリることが見えている局面だ

私は当然のようにリーチをして終盤に6000オールをツモった。

(苦しい待ちをツモったのは偶然だが全員がオリたのは必然)

リーチ判断とはこういうものだ

「リーチとは形で打つモノではない」

相手が必ずオリる局面なら愚形で打っていいし、

相手が腹括って前にくる局面ではリャンメンだろうと安易に打つモノではない。