月曜日女将のメグミです。
いよいよ寒中本番。
夜空の星々も一層
ピシピシと凍えるように
冴え渡る季節となりましたね。
しかしながら
日の暮れ時は
冬至の頃に比べて
随分、遅くなって参りました。
季語に言われる
日脚伸ぶ とは
この事かと
身に染みて
思われるこの頃です。
そんな今夜の隠し酒は
↑左から
兵庫県の「龍力」
岐阜県の「小左衛門」
石川県の「加賀鳶」
富山県の「吉乃友」
佐賀県の「七田」
新潟県の「麒麟山」
バラエティーに富みながらも
酒質のしっかりした
お酒ばかりなので
口中で弾ける
旨味とキレ具合が
それぞれ楽しいものばかり。
是非、お試しにいらして下さい。
美味しく楽しく呑んだ後
見上げる夜空で目立つのは
この時期、「オリオン座」と
そばに控える
「おおいぬ座」の「シリウス」
では、ないでしょうか。
冬の夜空の中でも
ひときわ美しく青白く輝く
「シリウス」は
地球から見る太陽系の星の中で
最も光量を誇る
マイナス1．4等星。
誰もが一番、見つけ易い星
として有名です。
でも星の光は
あまりにも遠く離れている為
その光が放たれてから
地球に届くまでに
果てしない時間を旅して
辿り着いている輝きなのだとか。
シリウスが輝く今の光は
７年前に放たれて
今、地球に到着した
過去の光だと。
そう思うと
その７年前の光が
一層、感慨深く
愛おしいような気がします。
東京から見える星は
空気の美しい地方とは違って
かすかで
その数も光も少ないものですが
月見酒 ならぬ
星見酒 なんていうのも
たまには良いものですよね。
屋台のお店に入って
熱々のおでんと
熱々のお燗なんか
戴いたりしちゃって。
そのうち星なんか
そっちのけで
杯ばかり進んじゃって。
だけど
楽しい時間は、あっという間で
楽しいお酒や
楽しい友との別れが来る時
いわゆる無常を感じます。
諸行無常
おおげさです？（笑）
♪時は 早く 過ぎる
光る 星は 消える
だから 君は 行くんだ 微笑んで
そうだ 嬉しいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな敵が 相手でも♪
人生は不思議ですね。
人の御縁も不思議です。
７年前には誰とどんな風に呑んでたか。
７年後には誰とどんな風に呑んでるか。
願わくば皆、変わらず元気で楽しく‥‥
居られると良いなと思います。
どうか お客様も
お客様も
お客様も。
「后バー有楽（さきばーうらく）」
ＴＥＬ ０３－３２１６－１６１０
今夜も たくさんの御来店
有難う御座いました。
御一緒戴ける
一合一会の奇跡に
感謝を込めて
これからも頑張りたいです。
皆様が元気で
明日も楽しく杯を傾けられますように。
お読み頂き有難う御座いました。