secret base~君がくれたもの~ | 后バー有楽のブログ(さきバーうらく)

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交通会館地下1Fにある日本酒バーの日替わり女将が日々をつづります。

お疲れ様です。
月曜日女将のメグミです。
二十四節気の「処暑」を迎え
今日は幾分、過ごし易い陽気でしたね。

「暑さが処む(やむ)」とするこの時期、
真夏の照りつけるような熱気と違って
肺に入ってくる酸素にも微かに涼感を
得るような思いがします。

そろそろ秋と
知ると淋しくなるのが
夏の終わりですが
さすがに、こう暑い日が続くと
夜長月が待ち遠しくなります。

皆様、この酷暑で
夏バテになられた方も多いのでは?
夏場は、とにかく肝臓が疲れるようです。

飲み過ぎない
食べ過ぎない
適度な栄養
適度な睡眠
ストレスを溜めず
血行を良くする事が肝臓の為に良いとか。

なので、ビタミンやタンパク質を含む
おつまみを摂りながら
チェイサーとして、
ちゃんと水を飲みつつ
適度な量の御酒を呑む分には
ストレス解消や血流を良くするので
肝臓の回復を促す事に
繋がるそうなんです。

勿論、酷く疲れてる時とか
呑みすぎてる時なんかは
ダメですけどね。
もう休肝日が必要です。

自分の体調を鑑みた上で
「適酒適肴」を心掛けて下さい。

さて「処暑」を迎えて
今夜の「后バー有楽」隠し酒は・・・↓

↑右から
福井県の「白岳仙 吟醸 生」
和歌山県の「紀土 特別純米 夏ノ疾風」
秋田県の「まんさくの花 純米大吟醸生詰
雄町米仕込み 限定品」
同じく「まんさくの花 別格大吟醸」
新潟県の「越の白雁 吟醸おりがらみ」
新潟県の「越の初梅 純米大吟醸 雪中貯蔵酒」

中でも「まんさくの花 別格大吟醸」は
全量山田錦を38%まで磨ききって醸した
渾身の大吟醸を二年以上低温熟成させた
レアにして贅沢な御酒です。
この機会に是非、御賞味下さい。


ところで
仏教では禅寺などの門碑に
「不許葷酒入山門」
などと刻まれて、
御酒を呑む者の
入山を戒めるように
みせています。

でも実際には「般若湯」などと
称してお酒を呑まれる事もありますね。

弘法大師の御遺告の中にも
「酒は是れ治病の珍 風除の宝なり。
治病の中には塩酒を許す」
と、されています。

「塩酒」とは塩を肴に酒を呑む事で
下町や駅前ガード下などで
升酒を呑む
あの クールガイに通じます。

要は高野山などでは
酒の中に塩や梅干し等を
入れて呑む風習があるから
仏教も酒を積極的に
薦める事は有りませんが
否定する事も無いようですよ。

勿論、日本の神道からしたら
神棚には、御神酒を供えるのが
通常ですから
日本酒は、いかに正当な
賜り物であろうかと
云う話ですよね。

だからこそ日本酒は
ただ酔う為に
ガブ呑みするものでは無く
感謝しつつ、味わいつつ
有り難く楽しむものなんじゃないかなと
思う訳です。

口はばったいようですが・・・。

でも、かといって難しい事を
考える必要無いと思うんですけどね。

「いいな」と感じれば
「いいじゃん」と思います。

嗜好品ですから
とどのつまりは
美味しければ全てなのかと。

どうか、皆様が
少しでも今夜の「いいな」を
見つけられて
ハッピーなヒトトキを
過ごされていますよう・・・。

宜しければ有楽町にても
「いいな」と何か
思って頂ければ幸いです。




今夜もたくさんの御来店、
有難う御座いました。

御客様の「ありがとう」の言葉が
とても身に染みる夜でした。

「一期一会」
これからも心して皆様を
丁寧に御迎え出来たらと思います。


♪君が最後まで 心から ありがとう
叫んでたこと 知ってたよ
涙をこらえて 笑顔で さようなら
切ないよね
最高の思い出を

あぁ夏休みも あと少しで終わっちゃうから
あぁ太陽と月 仲良くして♪





「后バー有楽(さきばーうらく)」
Tel0332161610

今晩、入れなかった御客様
申し訳ありませんでした。
何分、カウンター7席の小体な店ゆえ
御迷惑を御掛けしております。
良かったら、これに懲りず
又、お越し下さいませ。

心から お待ちしております。


8/29(金)~9/7(日)
姉妹店の有ります
新丸ビル7階で「高野山カフェ」
やってるそうです。
良かったら 御立ち寄り下さいませ。