名づけの経緯 | 朱色の関係

朱色の関係

毒喰らわば皿まで。この不倫、どこまで行くのだろう?

”ちぃ”の時には、それはそれは悩みました。

私の母が。

私のこだわりと、母のこだわりと、で。

殿は「sakiの好きにしていいよ」でした・・・


・名前をフルで呼んでもらえる

・電話でその漢字が説明しやすい

・名簿で見たときに、性別が判りやすい


以上を満たし、かつ名前の画数がOKなもの、となり、

文字にして落ち着く漢字というあたりで決めました。


幾つかの候補を殿に打診したときに

「この名前は不幸なお客さんをたくさんしっているから駄目。

この名前はお水のお姉さんみたいだから、何だかな~。

この名前は一発で読めないし、言いにくい。」

で、残った名前が”ちぃ”になりました。

そのとき、携帯でその字をどうやって出せばよいのか

分からず、殿はその字の説明をしてくれたのですが、

その説明の中に、「こういう意味なんだね?」と

確認の意味で教えてくれました。

その説明で、その字には私の知らなかった意味もあって、

その意味が、とても素敵な意味でした。

だから、殿がその意味を見つけてくれたということを

”ちぃ”にはしっかり伝えなくては!なのです。


逆に”びぃ”は”ちぃ”の余りものだったりします。

”ちぃ”のときの条件外で「こんなのもいいね」という名前があり、

でも余りにもベタだったのと、顔を見たときに「違うかも」で

却下された名前でした。

でもお腹の中に居るときから、もうすでにその名前。

フルでは読んでもらえないけど、でも呼びやすい。

こんな子になりそうっていう先入観に満ちた名前です。

ただ難点は、電話で説明しにくい。

今時、こんな字は使ってないよ~な、

殿曰く「戦前・戦後ぐらいの雰囲気が漂う」です。

でも殿はOKだったし、実際産まれてきて、

顔の雰囲気から「やっぱりこの名前」しかなくて、

今に至っては「この名前どおりの性格」としか言いようのない。


でも”びぃ”の名前に使っている漢字は、

私の思い入れたっぷり。

殿のもっている私が何よりも尊敬する才能、

それを引き継いで欲しい、という想いが

この漢字にはあります。

殿はそんな私の思いは知らないけど。

現時点ではその才能を継いでいるかどうかは

分からないけど、でも確かに”ちぃ”よりも殿に

基本的性格・思考回路が似ていた。

だから殿は「跡継ぎとは言わなくても、

同じ職業になってもらって、仕事の話が出来る子に

なりそう」だと夢を見ています、”びぃ”に対して。

また殿は「”びぃ”の愛称は自分の父親が母親を呼ぶときの

愛称に似ているから、父親は”びぃ”をそういう風に呼んで

可愛がるだろうな」などと言っています。

そこら辺は・・・知らないけど・・・


”ちび殿”もすでに初期で一応決まってはいるのですが、

私的に、似たような漢字に間違われそうなのと、

現時点で画数がイマイチ、というのが引っかかっています。

”ちび殿”は殿念願の子なので、殿がメインで決めるという

ことになっています。それは男でも女でも。

「最後ぐらいいいでしょ?」だそうです。

で、”ちび殿”最大の条件は

私の苗字と殿の苗字の両方でOKな画数ってことで、

コレが最大の難関です。どこかの運を譲らないと

いけません。ま、それは上の子たちと同じなんだけど。

殿は「周りにいないし、イニシャル的にも被らないし、

何よりも”日”が入っているからいいじゃん。」です。

極め付けが「この”日”は自分ね」だそうで、

そんなんでいいのか!!です。

普通「親を超えろ」っていう意味でつけないか?


でも実際私が呼んでいる名前はその名前で

もう馴染んじゃっているし、”ちぃ”も舌足らずな呼び名で

呼んでいるし、その呼び名が私は気に入ってしまった・・・

後は画数ほどほどの別の字に変えるしかないな・・・


どの子にも名づけの苦労を語れます。

親の願いも思いも全部、それぞれ過ぎて。

いつ話せるのでしょうね、楽しみです。

そしてどの子もその名前を気に入ってくれますように。