匂い | 朱色の関係

朱色の関係

毒喰らわば皿まで。この不倫、どこまで行くのだろう?

いつもよりも甘えん坊な子ども達を抱きしめつつ、

殿は「前妻との間の子ども達もこうして抱きしめて

育てたかったのにな」とつぶやきました。

その気持ちの延長に今の生活があるわけですが、

その殿の希望が叶っていたら、

おそらくはもっと生活臭のする殿だったりするのでしょうね。

私は多分、全く生活臭のしない殿なのに、

意外なほど父親になりたがっている気持ちに

ほだされたのです。母性本能を刺激されていたのかも?

ま、私自身の思いも強くないと、こんな生活してませんけど。


そして殿にハグされてさっさと寝てしまった”ちぃ”。

その後、両親を独り占めできる嬉しさから

遊んでしまう”びぃ”でしたが、それでも眠気に勝てず、

お気に入りのお布団のくぼみにはまって寝てしまいました。

”ちぃ”も”びぃ”ぐらいだった頃、そこがお気に入りでした。


その後、殿から昨日のリベンジがありました。

そのための秘策?

殿は私の言葉を覚えていました。

私は殿の体臭が好きです。

だから、子ども達とのお風呂は短時間に、

しかも石けんをつけて洗わない。

そうして残った殿の体臭を満喫して、

何とか私の中の「オンナ」を引き出したというところでしょうか?

でも「まだこの体位でエッチできるお腹の大きさなんだね」という

殿の感想は笑えますが・・・


エッチが終わったあとは、殿にハグされてうとうと。

軽い運動をした後ですので、殿の体臭はより香ってきます。

そんな中・・・

今年の夏は3匹の子ども達の汗臭い匂いを満喫できるんだな、と

そんなことを想像すると、とても幸せな気分になります。

本当、ただ汗臭いだけなのに、

あの自分の子ども達のすっぱい汗臭い匂いって、

どうしてあんなにいい匂いなんだろう?って。

殿の体臭もいい匂い・・・


なんてことを考えている私。

そんな私をハグして、仕事のことを考えて頭を走らせている殿。

「燃え尽きてしまいそう」と愚痴っていますけど、

多分半々で、殿自身がそうさせているようにも思えますが?

”ちび殿”がこの世に出てくるとき、

少しぐらいは殿、落ち着いているといいのだけど、

でも、慌しい毎日の真っ只中でしょうね。

”びぃ”のときみたいに、真っ先に抱っこさせてあげたい。

殿にとって、待望の子どもだから。

・・・って、無理ですね。面子の割れている病院じゃ。


それにしても可愛い子ども達。

”ちぃ”はお気に入りのぬいぐるみを抱っこして寝ているし、

”びぃ”は私の枕に抱きついて寝ています。

それぞれの独特の匂いを満喫して、

母はこれから寝ることにします。

でも、蹴るとか、はなしにしてね。

”ちび殿”に蹴られるので充分。