“酒毎”をご覧の皆さん、こんばんは。1度はご当地ラーメンは塩4杯目、愛媛発のラーメン。実は愛媛県は養殖マダイ漁獲量日本一で、その中でも宇和島は代表的な産地。今回はそんな感じの地域からリリースされた塩ラーメン。※店舗は東京都新宿区にあります。

 

 

 

 

 

 

宇和島は佐伯市と同じリアス式海岸で養殖するには持って来いの環境。そんな宇和島のマダイだけで抽出したスープ、鯛塩そば灯花の“愛媛宇和島鯛塩そば”。

 

 

 

 

 

 

まず、マダイで出汁を取るってコストの方はどうなっているのだろうと心配になる。※宅麺ドットコムでは結構安めの価格設定930円(令和6年4月現在)。

 

 

 

 

 

 

おそらく生産量が多い地域故、廃棄物の骨、アラを使用しているであろうことは想像に難くないが、豚骨、鶏ガラがそうであるように、本来なら捨てるだけの物をこのような繊細な味に仕立て、価格も抑えられているって素晴らしいことだと思う。

 

 

 

 

 

 

上品なマダイの旨味と塩ダレが丁度良いバランスを保っているから最後の一滴までやり切れる。

 

 

 

 

 

 

 

でっ、トッピングの甘めのメンマと……

 

 

 

 

 

 

味わい的にシッカリ目のチャーシュー。素人の私が言うのは失礼だが宇和島の鯛を表現するのなら別のアプローチがあっても面白かったかのではなかろうか?らあめん元でご紹介した“鶏塩ラーメンに鶏つくね”的な、メンマじゃなく竹輪とか蒲鉾とかツミレとか、思いっきり鯛を前面に出し切る感じ。※あくまでもコスト等々理解していないド素人の戯言です。

 

 

 

 


 

まあ、やっぱり“ラーメン”と謳うからにはチャーシュー等のレギュラーメニューも入れて安定感を出さざるを得ないことも理解できるし、この鯛塩そば自体は塩ラーメンとして凄く旨く、取説にあるように途中で柚子胡椒で味変を考えられている点も商品としてお見事。

 

 

 

 

 

 

もう一度ズバるなら、先日アップした“鯛焼湯霜の鯛骨出汁茶漬け”よろしく焼湯霜造りした鯛の刺身をトッピングとしてあしらってみたい。きっと魚介だけに“タコ”ならぬ“マダイメーター”がレッドゾーンまで振り切れるに違いない。