…タイトルは
一般的・全体的なものではなく
私の近況や卦から感じたイメージです
今日の卦は…
蒙（もう、méng）は六十四卦の第4番目の卦
内卦（下）が
坎
外卦（上）が
艮で構成される
通称「山水蒙」
蒙は
「蒙（おろか）」「物の稚（おさな）さ」という意味をもちます
今回は「上九」の爻を得ました
「上九」を変爻（入れ替えする）と
之卦「地水師（ちすいし）」となって
「トラブルの中心的存在の立場に立たされやすい時期」
を表します
蒙、亨。匪我求童蒙、童蒙求我。初筮告。再三瀆。瀆則不告。利貞。
亨る
我童蒙を求むるにあらず
童蒙我を求む
初筮は告ぐ
再三すれば瀆る
瀆るれば則ち告げず
貞に利ろし
…差し障りなく行われる
私の方から愚かな子供を探し求めて教えるのではない
愚かな子供の方から私に教えを求めるのだ
一回の筮竹の操作で出た判断は告げる
再三、筮に尋ねるならば神聖さを汚すものである
神聖さを汚すようなことをすれば答えは出ない
動機が正しい場合にのみよい
初六、発蒙。利用刑人。用説桎梏、以往吝。
九二、包蒙、吉。納婦、吉。子克家。
六三、勿用取女。見金夫、不有躬、无攸利。
六四、困蒙。吝。
六五、童蒙、吉。
上九、撃蒙。不利為寇、利禦寇。
蒙を撃つ
冦を為すに利ろしからざる
冦を禦ぐに利ろし
…（自己の）愚かさをやっつける
自己の内なる寇（欲望・本能？）を自由にさせるのはよくない
自己の内なる寇をとどめて防ぐのがよい
＊寇…あだ／かたき／外敵／あだする／危害を及ぼす／他国に攻め入る
字形の
かんむり（冖・宀）は，家や室内をあらわし
つくり（元）は「頭の大きな人・家長」
（攴）は「撃つ・たたく」
このことから
「屋敷に侵入して亭主に危害を及ぼす（もの）」
という意味になるのでしょうか？
トラブルは
「蒙」から生まれ
「師」の力で解決されます
「師」は
「軍旅」を意味しますが
この場合は
「学習」や「教育」の大切さを伝えています
日頃は
子供に無邪気さに
憧れることも良いのですが
今日は
少し「大人」を意識して
行動しましよう
易は
「予言（到達点）」ではなく
「兆し（出発点）」だと思います。
日々変化する生活の中で
その変化の兆しを感じて
活かすことが大切です
本来 易に「吉凶」はありません
吉の卦が出ても 正道を踏みはずさずに
凶の卦が出でも 正道に踏みとどまることが
自分の生活を易しく（やさしく）するコツだと感じています
そして 私は
今日も幸せです！