【玉川 純米吟醸 ICE BREAKER】
このお酒のデータは…
●蔵元 木下酒造(京都府,京丹後市,久美浜町)
●特定名称ほか 純米吟醸 無濾過生原酒
●原料米 麹米「五百万石」(精米歩合60%)
掛米「日本晴」(精米歩合55%)
●酸度 1.2 ●アミノ酸度 ?
●日本酒度 +2 ●アルコール度 17-18%
●酒造年度 H21BY
【アイスブレーカー】の2つの意味
5月も第3週に入って、外を歩いているだけで汗ばむ程の陽気の日が多くなり、仕事先の赤坂界隈でも半袖姿の人達がチラホラと見られるようになってきました。
こんな初夏の季節に丁度良い、涼しげなペンギンラベルの日本酒を見つけたので、さっそく購入して呑んでみました。
その名も【玉川 純米吟醸 ICE BREAKER】です。
まずはオンザロックにはせず、冷蔵庫で5℃位までしっかりと冷やしてから飲んでみました。
香りは、「まだ熟していないメロン」のような微かな果実の香りや、「ヒノキ」を想わせる木質の香りがあり、「微かにフルーティーで穏やかさを感じさせる香り」といった印象です。
口当りはしっかりしていて、自然な甘味と輪郭がハッキリした酸,そしてどっしりとした旨味が組み合わさって、全体的な味わいに力強さをもたらしています。
ボリューム感も十分にあって後口のキレも良く、「インパクトのある濃い飲み口で、骨格のしっかりした呑み応えのある味わい」のお酒でした。
なおアルコール度数が約18%と、「食中酒」としてはやや高めに感じられたので、2杯目からは加水する感覚でオンザロックで呑んでみましたが、氷が溶けるにつれて味わいが変化してゆくのが愉しめます。
このお酒の「濃い味」を意識して、こんな洋惣菜を2品合わせてみました。
これは名前そのまんまの料理で、大きめに切ったアボガドと小海老を、バジル入りマヨネーズソースで和えたものです。
「ICE BREAKER」と合わせてみると、アボガドのネットリとしたコクのある味わいと、このお酒の味の濃さのレベルが丁度良く調和し、マヨネーズソースとお酒の相性もOKです。
またバジルについても、「フレッシュバジル」を日本酒と合わせると、苦味が強く出てきてしまって美味しくないのですが、この程度の量のバジルとの組み合せだと、バジルの風味が心地良いアクセントとなり、特に問題はありませんでした。
【小茄子のガーリック風味】です。
これは揚げた小茄子を、やや強めにガーリックを効かせた醤油ベースのソースに漬けた冷製の惣菜で、いわば洋風の「茄子の揚げ浸し」といった感覚の味わいです。
合わせてみると、料理とお酒の味わいの濃さのレベルがドンピシャで、両方の美味しさがそれぞれ口の中で持続してゆき、お酒がグイグイと進んでしまいます。
いわゆる「淡麗辛口」タイプのお酒では、この料理に対してお酒が負けてしまうと思われますjが、「ICE BREAKER」のような力強い飲み口の原酒には、こんな濃い目の味付けの料理が良く合うようです。
話は変わりますが、この蔵の杜氏のフィリップ氏は、「ICE BREAKER」に入れた氷が溶けてきて、丁度良い頃合を過ぎてしまうと、もう一度グラスにお酒を少し注ぎ足して元に戻し、再び氷が溶けるとまたお酒を注ぎ足すという呑み方で愉しんでいるそうです。
まさにこれは「終わりのない晩酌」ですね。








もちろん合わせる料理には、北海道の味を揃えました。



ところでこの蔵元、従来までは基本的に「白色系のラベル」一辺倒だったのですが、昨年春登場した「純米吟醸 華吹雪」では右のような「鮮やかな朱色」,そして今年登場させたこの「純米吟醸 華想い」では、上のような「ビビットな黄緑色」のラベルを使っています。














