先週の「音 故知新」です
Tangerine Dream
「Le Parc」(’85)
14枚目のスタジオ・アルバム。
プログレ, クラウトロック, 電子音楽の大御所Tangerine Dreamも低迷期?
「Sorcerer(邦題: 恐怖の報酬)」(’77)以降サントラ関係のお仕事が増えてきて、「恐怖映画のサントラ屋」などと揶揄され始めた頃の作品。
しかし、個人的にはTangerine Dreamと言えばこの盤。
NHK-FM「クロスオーバーイレブン」でこの盤から選曲したTangerine Dream特集があり、意識してTangerine Dreamを聴き始めたのはこの盤から。
世界中の公園をテーマにした9曲。(枯山水で有名な京都の龍安寺がテーマの曲も)
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・Tangerine Dream / Gaudi Park
Various Artists
「Remix Trax vol.1 - New Jazz and Soul Issue」(’93)
雑誌「REMIX」の企画で、テーマに沿ったアーティストの楽曲をコンパイルするというCDマガジンのシリーズ。
この盤は、ヒップ・ホップ, ファンク, アシッド・ジャズ的な内容に。
12アーティストの13曲を収録も、D*Note, Pressure Drop, DJ Krushぐらいしか知らない。
’96までにvol.14と怒涛のリリース。
ちなみに、他の盤のコンパイルのテーマは以下。
vol.6とvol.10以外のテクノ系, ハウス系は買ってたのでまた復習しよう。
vol.2 「House not House Issue」(’93),
vol.3 「Disco House Issue」
vol.4 「House Issue」(’93)
vol.5 「Jazz & Latin House Issue」(’94)
vol.6 「Japanese New Vibes」(’94)
vol.7 「Cosmic Soul」(’94)
vol.8 「Garage House Issue」(’94)
vol.9 「Cosmic Soul 2」(’95)
vol.10 「Misturada - Sounds of Rarity from Brasil」(’95)
vol.11 「Chill & Experience - The Adventure of Electro-Acoustics」(’95)
vol.12 「Cosmic Soul 3」(’95)
vol.13 「Essential Jungle」(’96)
vol.14 「Rebirth of House」(’96)
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・Vanessa Simon / Revelation
鈴木さえ子
「Visinda Og Leyndardómur = 科学と神秘」(’84)
Cinema, Films, 坂本教授のB-2Unitsや立花ハジメのHのドラマー。
「ケロロ軍曹」の音楽, 「日清チキンラーメン」のCMソング「すぐおいしい、すごくおいしい 」の方が有名か。
鈴木さえ子の2ndアルバム。
1stアルバム同様、この頃に結婚した鈴木慶一(苗字は最初からたまたま両者鈴木)との共同プロデュース。(’91?に離婚)
実験的なインストと、独特な詩を意外に透明感のある歌声の歌もので展開する特異な世界観の盤。
立花ハジメ, 大貫妙子, EPO, 清水信之なども参加。
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・鈴木さえ子 / 血を吸うカメラ
Forced to Mode
「Acoustic Collection」(’22)
Christian Schottstädt, Thomas Schernikau, Matthias Kahraのドイツ人3人組のDepeche Modeのトリビュート・バンド。
Depeche Modeのカバー大会みたいなやつで評判になり、徹底的にカバーに徹するように。
以降は「世界一のデペのカバー・バンド」の称号を得て、世界ツアーまでやったりするように。
5枚のトリビュート・アルバムをリリースしていますが、「35 Years of Construction Time again 」(’18), 「35 Years of Some Great Reward: Live and Acoustic Versions」(’19), 「30 Years of Violator」(’20), 「40 Years of Speak & Spell」(’21), 「30 Years of Songs of Faith and Devotion」(’23)と、勝手に~周年を祝ってます
ボーカルのChristianも本家のDaveに結構似てたりもするしDaveより上手だし 、それなりにちゃんと聴けるカバーになってます。
今回の盤はライブ盤で、本家があまりライブで演らないような曲を演るのも歓迎される理由?
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・Forced to Mode / (Set me free) Remotivate me
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・Depeche Mode / (Set me free) Remotivate me
今回のお気に入りは
Nyron Higor
「Nyron Higor」(’25)
ギター, シンセ, ピアノ, パーカッション, ベース, ドラムなどなどのマルチ奏者、ブラジル人Nyron Higorのデビュー盤。
ボサノバを含むブラジルの音楽に根ざしているのであろうローファイでメランコリック, 物憂げ, エレガント, 優しく温かい、多様な心地良い音で構成される極上の1枚。
自身やゲストによるボーカルものやインストもので全10曲も短い曲が多く、もっと聴いていたくなる20数分間の才気感じる1枚。
次のアルバムが楽しみ。
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・Nyron Higor / Nyron Higor
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