先週の「音故知新」です
Jhelisa
「Galactica Rush」(’94)
そのスジの人ならば知ってたりする名曲「I don't even know if I should call you Baby」(’90)をヒットさせ、アルバム1枚を出して解散したSoul Family Sensationのボーカル。
The Shamen, Björk, Mondo Grosso, [re:jazz], Bryan Ferryなどなどのアルバムに参加するなどの経歴の持ち主。
そんなJhelisaのソロ・デビュー盤。
D*Noteのメンバーが主催するドイツのクラブ系レーベルDoradoからリリース。
自身でベースにキーボード、プロデュースまでやってます。
渋い落ち着いたアシッド・ジャズ。
・Jhelisa / Whirl Keeps Turning
・Soul Family Sensation / I don't even know if I should call you Baby
Various Artists
「Electropop 2」(’09)
vol.20以上出てるエレポップのコンピ。
このシリーズには私も何か名前聞いたことある?程度の人が時々入っているぐらいで、収録アーティストはほとんど無名では?
趣味でやってるならともかく、これで生計を立ててる人たちなら食べていけてるのかと心配になる。
大昔は全編シンセでやってる!というだけで独自性を出せたりもしましたが、DTMなどで誰でも作れるようになっただけに独自性, 個性がより求められるようになったかと。
・The Ultrasonics / Go Electro
Inoyama Land
「Danzindan-Pojidon」(’83)
細野さんの¥ENからデビューのイノヤマランド。
元ヒカシューの井上誠と山下康の2人組。
細野さんはプロデュースと、自身考案の「Water Delay System」(水槽の中にスピーカーとマイクを入れて録音)を使用しての「Effect」で参加。
レコードの帯には「暑い日に涼聴、寒い日に温聴。」とあります。
そんな表現が的確?なニュー・エイジ~アンビエント。
・Inoyama Land / Glass Chaim
Nitin Sawhney
「Beyond Skin」(’99)
Nitin Sawhneyの4thアルバム。
Jeff Beck, Paul McCartney, Rod Stewart, The James Taylor Quartetなどの大物との共演歴や、日本勢との絡みではMondo Grosso, Silent Poetsのリミックスを手がけたりなどのお仕事歴の持ち主です。
ジャズ, トリップ・ホップ, ドラム&ベース要素もあるものの、基本的には全編民族風味が強く、インド系英人という出自が納得な内容。
苦悶の表情のデス・マスクのようなジャケを見て手を出さない人もいそうですがもったいない、是非聴いて欲しい。
・Nitin Sawhney / Immigrant
今回のお気に入りは
Mike & Rich
「Expert Knob Twiddlers」(’96)
μ-ziqのMike ParadinasとAphex TwinのRichard D Jamesの両壊れ系巨頭のコラボ。
RichardのRephlexからのリリース。
神経質だったり壊れた感はなく、Moogも使用しているしでモンドな感もある、本人たちも楽しんで作ってるんだろうなと楽しい雰囲気が漂います。
しかし、そんな雰囲気の中にも微妙にいつものエキセントリックな感も見え隠れ。
残念ながらコラボ盤はこれ1枚。
・Mike & Rich / Mr. Frosty
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