先週の音故知新です![]()
Cosmic Analog Ensemble
「Les Grandes Vacances」(’24)
’11よりリリースを続けるCosmic Analog Ensemble。
ジャケを見て大所帯なバンドなのかと思ったら、ポルトガルを拠点に活動するレバノン出身のCharif Megarbaneの独りユニットらしい。
全ての楽器を自身で演奏し、数曲あるボーカル曲も自身の歌唱?
2~3分ほどの曲が多く、突出した曲は無いものの、新しくもあるのに全編古い映画音楽のような雰囲気も漂うモンドな仕上がりで面白い。
まさにコスミックでアナログなアンサンブル!
・Cosmic Analog Ensemble / Schmall Talk
AutoKratz
「Animal」(’09)
’07結成のDavid Cox, Russell Crankの2人組。
Kitsunéからリリースしたシングル「Always More」(’09)がヒット。
当時タワーレコードでもらった数曲入りのサンプルCD(熊本だけ?)を聴いて気に入って購入。
2~3割デジタル・ロック入ったクラブ系のエレポ。
結構かっこいいし、Glastonbury Festivalのメインステージでも演ったみたいだし、UnderworldやThe Prodigyの前座やったり、来日公演も何度か演ったりしてるようですが、’11に2nd(New OrderのPeter Hookも参加)を出した後は何やってるか知らない。
一応デジタルで自主リリースはしてる?
・AutoKratz / Always More
Tony Bennett & Bill Evans
「The Tony Bennett Bill Evans Album」(’75)
ジャズ・ピアニストBill Evansと、’21には95歳にして「Love for Sale」でガガ様ともコラボっていたTony Bennettのコラボ盤。
Bill Evansとのコラボ盤は’77にも第2弾「Together again」がリリースされています。
Bill Evansは’80に、Tony Bennettは昨年亡くなられています。
ご冥福をお祈りします。
・Tony Bennett & Bill Evans / Days of Wine
Logic System
「Space Polyphony」(’92)
YMO第4のメンバー、松武秀樹さんのユニットの5th。
「白い色は恋人の色」,「花」のカバーなど日中混交のボーカル曲も数曲あり、中華楽器も導入しての全体的に中華寄りな作り。
3rd以降、恒例化しつつあったYMO関係のカバーは、今回はロボ声入り「Merry Christmas Mr. Lawrence」。
坂本教授自身によってハウスに仕上がった「Merry Christmas Mr. Lawrence」 (Drives R.S. version)」のようなダンス・オリエンテッドな仕上がりに。
・Logic System / Merry Christmas Mr. Lawrence
今回のお気に入りは ![]()
Chick Corea
「Return to Forever」(’72)
Chick Coreaと、Stanley Clarke(ベース), Airto Moreira(ドラム), Flora Purim(ボーカル, パーカッション), Joe Farrell(サックス, フルート)によるバンド名でもあるReturn to Forever。
アルバムは一応Chick Coreaの個人名義ではあるものの、実質バンドのデビュー盤。
特に表題曲と20分以上の大作「Sometime Ago - La Fiesta」の後半のエレピ, ベース, ドラムの掛け合いがいい。
「これはこの音でないと!」と、ピアノではなくフェンダー・ローズのエレピの音の必然性を感じる1枚。
通称「かもめ」(本当はカツオドリ)と言われているジャケ写も印象的。
Chick Coreaは’21にガンで逝去されています。
’20にはコロナの自粛期間中に自宅でのセッション映像をアップ(「コロナ対策自宅軟禁応援映像の件」)したりしていましたが、もしかするとこの頃から闘病してたのでしょうか?
ご冥福をお祈りします。
コロナもまた増えているようですので、皆様もお気をつけ下さい。
・Chick Corea / Return to Forever
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