先週の音故知新です
Claudio Simonetti
「Demons - Original Soundtrack」(’85)
イタリアのプログレッシブ・ロックのGoblinが7月に来日するらしい。
創設メンバーのClaudio Simonettiが映画音楽を担当したDario Argento監督の「Demons(邦題:デモンズ)」(’86)を上映しながらのシンクロ・ライブを行うようです。
「Demons」のサントラはシンセや打ち込み多用でバンド・サウンドっぽくないんですが。
「デモンズ」は劇場に観に行きましたが、同時上映(当時は2本立てが多かった)の「霊幻道士」(キョンシーが出るやつね)の方が面白かったです。
「映画好きでもないのに何でサントラ持ってる?」って?
まあそりゃ一応「ゾンビ」のサントラのGoblinの人だから…。(中古で購入ですけど)
’18には「Dawn of the Dead(邦題:ゾンビ)」(’78)のシンクロ・ライブもやったみたいです。
・Claudio Simonetti / Demon
Duran Duran
「Danse Macabre」(’23)
新曲3曲以外は、The Rolling Stones, Sioux & The Banshees, Talking Headsなどの古い曲のカバーも多く収録。
Rick Jamesの「Super Freak」のフレーズや自身の「Lonely in your Nightmare」のメロなどが入る「Super Lonely Freak」もあり。
新しさは特に無いけど、いい!
Simonが歌ってると取り敢えずDuranには聞こえるしね。
一応、新しいところでBillie Eilishの「Bury a Friend」も収録。
前立腺癌で闘病中のAndy TaylorやWarren Cuccurullo, Nile Rodgersも参加。
・Duran Duran / Love Voudou
Techno Animal
「Re-Entry」(’95)
英のKevin Martin, Justin K Broadrickの2人組の2nd。
暗めのアンビエントをベースにしながら、ビートを入れたり変な音を入れたりで、ブレイクビーツ, インダストリアルでダークで病んだ仕上がりに。
10分以上の曲が多く、20分前後の曲もある、長々と続く暗い世界。
David Toopが参加してます。
・Techno Animal / City Heathen Dub
Bryan Ferry
「Bête Noire」(’87)
前作「Boys & Girls」(’85)の大ヒットの後の7枚目のソロ。
シングルになった「The Right Stuff」(英37位)にはThe SmithのJohnny Marrも参加。
アルバムは英9位ですが、他のシングルも「Kiss and Tell」は41位、「Limbo」は86位とヒットせず。
前作「Boys & Girls」ほど世間的な評価は高くないのかもしれませんが、あちらほどは一般受けを狙った感や打ち込み感はなく完成度は高い。
Roxy Musicの名盤「Avalon」(’82)から続くデカダンでエレガント、ダンディーでナルシスティックなFerryの世界を感じます。
Andy Mackayも参加。
・Bryan Ferry / Kiss & Tell
今回のお気に入りは
Various Artists
「Psychedelic Jazz - 16 Smoking Tunes」(’03)
「サイケデリックといえばシタール!」というイメージもありますが、シタールに頼った曲ばかりではない、一部を除き基本インストの全16曲のコンピ。
ジャズとタイトルはついていますがそうでもない、サイケデリックなロックが多め。
異色なところではミュジーク・コンクレート界のPierre Henryの曲を収録。
↓はこの盤を中古で買った時に「どこかで聴いたよな?」と思ったら、Paul WellerもIndian Vibesというバンドで’94にカバーしてたシタール重用の1曲。
Indian Vibesはシングル「Mathar」1枚だけのリリースなので、これをリリースしたいがためのバンドだった?
・The Dave Pike Set / Mathar
・Indian Vibes / Mathar
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