友人から「最近どんなの聴いてる?」と問われ、その返答と自分の聴いた音楽の記録として書いている音故知新です。
通勤の行き帰りにカーステで聴いている音楽です。
先週の音故知新です
Boards of Canada
「Hi Scores」(’96)
スコットランドのMichael SandisonとMarcus Eoinの二人組のユニット。
80年代から自主リリースを続けていましたが、GescomのAndy Maddocksが設立したエレクトロニカのレーベルのSKAMからリリースの6曲入りCD。
’98にはWarpからエレクトロニカの名盤「Music has the Right to Children」をリリース。
Boards of Canadaは陰, 暗の雰囲気のエレクトロニカがいい。
・Boards of Canada / Hi Scores
Icehouse
「Man of Colours」(’87)
‘77からFlowewrsのバンド名で活動していましたが、’81に1stアルバム「Icehouse」をリリースしたのを機にIcehouseに改名。
理容店に行ってた幸宏さんが、店内で流れていた「Don’t believe anymore」(’84)を聴いて惚れ込み(Bryan Ferryの新譜かと思ったと言う話もあったような)、ボーカルのIva Daviesに声をかけ、6枚目のソロ「Wild & Moody」(’84)とツアー「Wild & Moody ’84」に参加してもらっています。
このアルバムから「Electric Blue」(英53位, 米7位)の「Crazy」(英38位, 米14位)のヒットが出ています。
「Electric Blue」はHall & Oatesの(じゃない方?)John Oatesとの共作で、コーラスでも参加しています。
オージー・ロックの好盤も、英93位, 米43位。
母国アーストラリアでのバンドの評価は高いものの、キャリア通して英米ではそれほど売れていないですね…。
・Icehouse / Electric Blue
Manu Dibango
「Sun Explosion」(’78)
Herbie Hancock, Fela Kuti, Bill Laswellなどなどとの共演歴もあり、ジャズ, ファンク, 民族音楽を融合させる、カメルーンのサックス, ビブラフォン奏者。
アフロ・ジャズ, アフロ・ファンク, アフロ・ディスコな盤。
‘20にコロナでお亡くなりになられています。
・Manu Dibango / Matumba
Red Flag
「Naïve Art」(’89)
ChrisとMarkのReynolds兄弟のユニットのデビュー盤。
日本ではALFAからのリリースで、「Depeche Modeの弟分」みたいな売り方をされていたような?
実際にはデペとは関係は無いものの、デペの「Construction Time again」(’83)や「Some Great Reward」(’84)の頃のメタリックでダークなエレポ好きにはまあいけるかも。
兄弟どっちか分かりませんが、片方はデペのMartin L. Goreを意識しているようなカリフラワー頭。
日本ではデペ自体がそんなに知られてないでしょうから、その弟分と言われてもコアなデペのファンしか買わないでしょう。(私? )
’90年代以降は自身でPlan Bというレーベルを立ち上げ、コンスタントにリリースを続けています。
・Red Flag / Count to Three
今回のお気に入りは
Tricky
「Maxinquaye」(’95)
ブリストル出身のTrickyの英3位を獲得した1st。
同じくブリストルのMassive Attackなどを彷彿とさせる、全編に暗い雰囲気漂うトリップ・ホップ。
Trickyは実際にMassive Attackの前身The Wild Bunchのメンバーでもあります。
収録曲の「Hell is round the Corner」では、同じくブリストルのPortisheadの「Glory Box」(’94)をサンプリング!
と思ったら、そもそも双方ともが偶然に同じサンプリング音源を使用しているとのことのようです。
Trickyは、Björkと付き合ったり、Luc Besson監督の映画「The Fifth Element (邦題:フィフス・エレメント)」(’97)にも悪の一味として出演歴もあり。
・Tricky / Overcome
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