稲荷神社(鹿児島県最古の稲荷神社)【鹿児島県日置市東市来町】 | 酒と神社とテクノと私

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呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

照島神社に参拝後、照島神社の御朱印をいただきに合せて「鹿児島最古の稲荷神社」へ参拝へ行きました。

照島神社から車で13分ほどの日置市東市来町に鎮座します。(地図はgoogleマップより)

照島神社の記事は以下です下矢印

 

 

一の鳥居です。 

  

正徳5年(1715年)建立で日置市指定文化財の仁王像が一の鳥居の脇を守ります。

 

鳥居をくぐり進むと、同じく正徳5年建立とされる日置市指定文化財の狛犬と門守神石祠があります。

 

 

拝殿まで階段を登ります。

階段より振り返って見た境内です。

 

 

拝殿です。

拝殿の扁額にも稲荷神社とだけあります。

 

御祭神

稲倉魂之命, 猿田彦大神, 宮毘姫之命, 八幡大神

島津家初代藩主忠久公の御母堂である丹後局が、強い風雨の中で産気づいた際に、摂州住吉大社の稲荷神社やの使いであるキツネが出産を助けたとされます。

その御心霊の加護により誕生したことを感謝し、島津忠久公が薩摩藩主に就いた折に承久3年(1221年)に創建しました。

鹿児島最古の稲荷神社で、稲荷信仰発祥の地。

創建時の鎮座地は、現鎮座地から600mほど離れた3号線沿いの場所で、新田開墾に伴い天和3年(1683年)に遷座しています。

 

 

境内には他にも日置市指定文化財の青面金剛像やその隣にも立派な坐像(解説がなく何かは分からず)があります。

1683年の遷座の際に旧鎮座地に残した石の祠(元稲荷)を、さらに国道拡張工事の際に現在の境内内へ移したもの(左後ろ)もあります。

手前は、右が古くから稲荷神社に関わりのある山元家の氏神、左は山神とあります。

 

 

やっこ草というのが境内~裏山(助け合いの森)に自生しているようです。

「千万の民の力をあつめなば いかなる業も成らむとぞ思ふ」との霜月の明治天皇の御製(御製 = 天皇や皇族が手ずから書いたり作ったりした文章)共に、「やっこ草はシイの木からエネルギーをもらい、シイの木はやっこ草のために太く大きく根を張ります。 やっこ草の蜜にハチなどの虫が集まり、やっこ草は受粉を助けてもらいます。 やっこ草の森のような助け合いを国民皆でできたなら御製のように、どんなことでも成し遂げられる。 そんな気がしませんか。」とあります。

ということで、やっこ草を激推しされています。

「御朱印が書き上がるまでに是非ご覧下さいビックリマーク」とのことでしたので、拝殿裏の山に入り見に行きます。

 

自生するやっこ草です。

シイノキ属の植物の根に寄生する寄生植物で、秋に 開花し鱗片葉を広げた姿が「奴さん」に似ていることからこの名が付いたそうです。

 

 

見開きの季節の御朱印をいただきました。

やっこ草のイラスト入りです。

御朱印は、社務所に神職さんがいらっしゃる場合には直書き対応も可能な場合があるようですが、基本的には書き置きのようです。

直書きでいただきたい場合には、照島神社などの管理されている他の神社の御朱印も含めて予約が必要です。

詳しくは、神社のブログホームページでご確認下さい。

 

 

 

おまけ

上述の旧鎮座地の鳥居の柱が残されている場所を見に行きました。

国道3号線沿い「ENEOS 湯之元SS」さんの道向かいに「元稲荷神社の一本鳥居柱」と表記があり、鳥居の柱が立っています。(地図はgoogleマップより)

道路拡張に伴い、本来の位置からさらに20mほど西に移されているそうです。

 

おまけ 2

照島神社から稲荷神社へ向かう途中で、鹿児島らしいラーメンを食べたいとネットで検索し、「ラーメン 潮騒」に寄りました。

豚骨スープに鶏がらスープをブレンドしてあるようで、玉ねぎを焦がした焼きねぎが入っており、香ばしさが引き立ちます。

他の具は、ネギ, チャーシュー, もやしとシンプルです。

漬物がデフォルトで付くようです。

熊本ラーメンを食べ慣れている身にはやはりあっさりですが美味かったです ラーメン ウインク

 

 

 

 

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