先週の音故知新です
沢田研二
「a Wonderful Time」(’82)
正式には「沢田研二 with Exotics」名義。
Exoticsのメンバーの素性は知らなかったけど、ドラムの上原裕はシュガー・ベイブにも在籍。
この盤は、作家陣に大沢誉志幸, 佐野元春, 伊藤銀次などが参加し、先行シングルの「おまえにチェックイン」も作曲が大沢誉志幸で編曲が伊藤銀次。
この頃の沢田研二の曲は、ムーンライダースの白井良明が編曲の「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」(’82), 井上陽水の作詞作曲「背中まで45分」(’83)など作家陣も良く好きでした。
当時はお金がなかったから、大人になってこのアルバムを中古(¥100 )で購入。
・沢田研二 / おまえにチェックイン
Harold Faltermeyer
「Harold F」(’88)
映画「Beverly Hills Cop」(’84)のサントラで使用されていた「Axel F」の人の印象が強い(アルバム・タイトルもそれを意識してるし)ので、シンセのインストもの?と思って聴くと、意表を突いて基本ボーカルもの。
本来「Axel F」は収録されていないようですが、CDにはボーナスで収録。
基本がしっかりした人がやってそうなきっちりとした仕上がりではありますが、やはり「Axel F」の人の印象が強く、全部「Beverly Hills Cop」の挿入歌に聞こえる
実際に、Giorgio Moroderに見出され、Donna SummerやLaura Braniganとお仕事したり、Pet Shop Boys「Behaviour」(’90)のプロデュース(知らなかった)もやってらっしゃるしっかりした人。
「Top Gun」(’86)のサントラにも参加していますし、基本サントラ仕事の人ですね。
この盤には、ゲスト・ボーカルでPatti LaBelleも参加。
・Harold Faltermeyer / Bad Guys
・Harold Faltermeyer / Axel F
Blur
「Think Tank」(’03)
7枚目のアルバムで、英では1位を獲得。
Fatboy SlimのNorman CookやWilliam Orbitも数曲プロデュース。
それで当時購入したのか?(覚えてない)
レコーディング中にギターのGraham Coxonが脱退。
徐々にBlurの作風も素直なブリットポップから変わってきていたし、’98にDamon Albarnが結成したGorillazに近い感があり、全然やりたいこと違ったんでしょうね。
この盤をリリース後はBlurとしての活動は漸減し活動停止したものの、最近はまたライブなどを演っているようです。
・Blur / Moroccan Peoples Revolutionary Bowls Club
Various Artists
「New Electronica: Global Technological Innovations (Unreleased-1)」(’94)
New Electronicaレーベルの名コンピのシリーズもの。
Cabaret VoltaireのRichard H. KirkのSandoz, Juan AtkinsのInfiniti, The OrbのAlex PatersonのThe Geep, As One, Underground Resistanceなどなどを収録のデトロイト・テクノ系のコンピ。
「Unreleased」と銘打ち、少なくともリリース当時は未発表、またはこのコンピのための曲を収録したものらしい。
・As One / Asa Nisi Masa
今回のお気に入りは
Kofi Flexx
「Flowers in the Dark」(’23)
Bandcampで視聴して良さげだったので購入した、英のサックス, クラリネット奏者のShabaka HutchingsのKofi Flexxでの1st。
トライバルで、アブストラクトな暗黒ジャズにちょいヒップ・ホップ(ラップと言うより語り?)で面白い。
Shabaka Hutchingsは、Adrian YoungeとAli Shaheed Muhammadが監修する「Jazz is dead」シリーズの「Jazz is dead 20 - Remixes」(’23)にもリミックスで参加していました。
・Kofi Flexx / Flowers in the Dark
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