Skalpel, Zombie Nation, Heaven17など | 酒と神社とテクノと私

酒と神社とテクノと私

呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

知人より「最近どんなの聴いてる?」と聞かれ、その返答と自身の聴いた音楽の記録として書いている「故知新」です。

基本、通勤の行き帰りでカーステで聴いている音楽です。

 

先週の故知新ですルンルン

 

 

 

如月小春

「都会の生活」(’86)

演出家, 劇作家である如月小春が、坂本教授とのコラボでシングルをリリースし、そのシングルを含むアルバム。

アルバムも教授のプロデュースと思い購入すると、全体的にはそんなに面白くなく、購入当時がっかり ショボーン

実際には教授が関わっているのは、シングルの「Neo-Plant」とそのバージョン違いの数曲だけ。

「Neo-Plant」は、教授の「Field Work」(’85), 「Steppin’ into Asia」(’85)の頃の音作り。

教授曲以外でこれは面白いかなと思ったタイトル曲は、高橋悠治氏の作曲, 編曲でした。

如月さんは’00にお亡くなりになられてるんですね。

ご冥福をお祈りします。

 

 如月小春 / Neo-Plant

 

Zombie Nation

「Black Toys」(’06)

ドイツのDJ, プロデューサーFlorian Senfterのユニット。

DJ Hell総裁主催のInternational Deejay Gigoloからのリリースの「Kernkraft 400」の大ヒットで知られるZombie Nation。

ハウス, ファンク, エレクトロ, ミニマル・テクノの要素を感じさせる3rdアルバム。

2nd以降は自身が立ち上げたDekathlon Recordsからのリリースで、この盤はさらにそのサブ・レーベルのUKWからのリリース。

通常のライン録りのシンセ音に加え、スピーカーからシンセ音をマイクで拾って録るなど音作りにもこだわっているようです。

Daft Punkを彷彿とさせるフレンチ・ハウス的な印象の曲も。

 

 Zombie Nation / Don’t touch

 

Bernard Herrmann

「Fahrenheit 451」(’95)

アメリカの作曲家で、「Citizen Kane(邦題:市民ケーン)」(’41)、ヒチコックの「Vertigo(邦題:めまい)」(’58), 「Psycho(邦題:サイコ)」(’60)や、遺作でもある「Taxi Driver(邦題:タクシードライバー)」(’76)の映画音楽などで有名。

ブラッドベリの小説のトリュフォーによる映画化「Fahrenheit 451(邦題:華氏451)」(’61)が好きなので、そのサントラと思い中古CDを買ったのですが、「Fahrenheit 451」とタイトルにはあるものの単独サントラではありませんでした。

「The Man in the Gray Flannel Suit(邦題:灰色の服を着た男)」(’56), 「Tender is the Night」(’62), 「The Ghost and Mrs. Muir(邦題:幽霊と未亡人)」(’47), 「Anna and The King of Siam(邦題:アンナとシャム王)(’46)の曲を合せたお仕事集。

全体的にあまり特徴的なメロが無く印象が薄いです。

どうせ他のお仕事を入れるなら、上述の有名映画のお仕事や、個人的にはもっと「The Day the Earth stood still(邦題:地球の静止する日)」(’51), 「Mysterious Island(邦題:SF 巨大生物の島)」(’61), 「It’s alive !(邦題:悪魔の赤ちゃん)」(’74)とかマニアックなやつを入れて欲しかった。

ちなみに、映画「Fahrenheit 451」の内容は、入試の国語並みに20字以内にまとめると「焚書による思想管理から主人公が目覚める」鉛筆というSFもの。

さらにちなみに、’01の同時多発テロのドキュメンタリー「Fahrenheit 9/11(邦題:華氏911)」のタイトルはここから。

 

 Bernard Herrmann / Fahrenheit 451 (Prelude)

 

Heaven17

「Bigger than America」(’96)

The Human Leagueを脱退したIan Craig MarshとMartyn Wareが、ボーカルのGlenn Gregoryを加え結成のHeaven17。

90年代に入ってからはBritish English Foundationとして2ndをリリースしたり、’92には「Temptation」(’82)のリバイバル(Brothers in Rhythmのリミックスがかかってますが)ヒット(英4位)があったりしましたが、Heaven 17としての活動はほとんど無く、この盤は久々の6th。

‘88の5thもこの盤もセールス的には失敗。

Heaven17の実験的でファンキーなエレポはもっと評価されていいはず。

 

 Heaven17 / Freak !

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Skalpel

「Skalpel」(’04)

Marcin CichyとIgor PudłoのユニットのNinja Tuneからリリースの1st。

所有する60-70年代のポーランドのジャズのレコードからのサンプリングとエレクトロニックな音と生楽器の融合。

しっとりジャジーな曲からサンプリングが目立つ遊び心溢れる曲まで。

現在も活動を続けていて、最新のアルバムは’22の5thですが、1stが特に良い ラブ!!

今回は選びきれないので5曲紹介。

 

 Skalpel / High

 Skalpel / 1958

 

 Skalpel / Together

 

 Skalpel / Break in

 

 Skalpel  / Sculpture

 

 

 

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