羽島崎神社(海辺の南国っぽい神社 と 魚松の黒豚豚骨焼酎煮込み)【鹿児島県いちき串木野市羽島】 | 酒と神社とテクノと私

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呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

昨年11月のことですが、鹿児島県はいちき串木野市の東シナ海に面した羽島崎岬にある神社で、パワースポットとされている羽島崎神社に参拝して来ました。

 

 

海岸沿いに白い大きな鳥居があります。

ちなみに鳥居の右から入った場所に大きめの駐車場があります。

 

左側に海を見ながら参道を歩くと、なんとなくトロピカル感を感じます。

 

 

拝殿, 本殿です。

社殿の色調が独特で、緑色の屋根と白い壁の配色で、自然になじんで印象的です。

以前は朱色だったものを十数年前に現在の色に塗り替えられたそうで、南国感が漂います。

参道を歩いていた際に感じていたトロピカル感を醸し出していたのは、天気も良かったし、参道の先に遠目に見えていた拝殿の色にもよると思います。

拝殿背後の山には「羽島崎展望所」があるようです。

 

御祭神:大己貴命、少彦名命

開聞岳の麓で鹿が美しい姫(大宮姫)を産み、十三歳で天智天皇の妃となったが、訳あって都を追われ開聞岳に帰郷された際に鏡を残したのを勧請し、鏡大明神として祀ったとされます。

海辺に社殿を造営するも、寛延元年(1748年)の津波で全てが流出し、由緒など詳細が不明となっているようです。

明和5年(1768年)に祠官出羽守本田親盈が編纂した神社考には、御祭神が上記と記されているようです。

 

旧暦2月4日の満潮の際に行われる(現在は午後2時から)例祭(通称:太郎太郎祭り)では、神事と二つの田打ち行事と船待ち行事が行われ、農業や漁業の無事や成功が祈願されます。

海岸沿いにあり、漁業との関連も深いためか、拝殿正面の飾りは船の彫り物になっています。

 

 

境内社として、拝殿右に菅原神社、左にゴンザ神社が鎮座します。

ゴンザってなに?

ゴンザというのは、漁師の息子で船乗りの名前です。

1728年、薩摩藩主の命を受けて、操舵手の父と共に大阪へ向けて出港します。

しかし、船は嵐に遭い、太平洋を半年漂流した後、ロシア領カムチャッカに漂着しました。

乗組員17名のうち助かったのは、11歳のゴンザと35歳のソウザの2名だけでした。

ロシアでそう呼ばれていただけで、本名は「権左衛門」と「早左衛門」だったのではという説もあるようです。

ゴンザは1731年にモスクワへ移り、1734年にアンナ・ヨアノヴナ女帝に拝謁します。

既にロシア語をマスターしているゴンザに女帝は感銘を受け、科学アカデミーでロシア語文法を学ばせ、さらに勅命で1738年に日本語教師となります。

その1年後1739年に残念ながら21歳の若さで故郷の地を再び踏むことなく亡くなるのですが、亡くなるまでのわずか数年の間に12000語におよぶ世界初の露和辞典「新スラヴ・日本語辞典」他、5冊の著書を著しています。

ゴンザが記した日本語は全て薩摩弁、さらにその特徴から旧串木野市で生まれ育ったとされています。

ゴンザ神社は、260年振りにロシアから故郷にゴンザを祭神として迎えた神社なのです。

 

ゴンザ神社の横の海を望む場所には「願いの鐘」がかかっていました。

「過去不幸消滅, 敬神祈願のため」, 「現在諸願成就, 家内安全のため」, 「未来福徳円満, 成功成就のため」に三度鐘を鳴らすとされています。

 

御朱印は書置きがありましたが、次に串木野神社(羽島崎神社も併せて管理されている)へ参拝予定だったためそちらでいただく予定でした。

しかし、串木野神社の宮司さんが祭事で出かけておられ、残念ながらいただけませんでした。

また参拝へ行きます。

 

 

 

おまけ

 

今回は出水市~串木野市の神社巡りに行って来たのですが、「串木野市に泊まるより、薩摩川内市か出水市に泊まって飲み食いしたら? その方がホテルも飲食店も多い。」と知人からアドバイスがあったので、出水市にホテルを取りました。

夜は「魚松」さんで飲みました。

刺身は全て地のもので、甘めの酢味噌で食べるキビナゴが美味しいです。

さらに、黒豚豚骨焼酎煮込みを宛に芋焼酎お湯割です。

食べるもの全部美味しかったです。

来店した芸能人のサインや写真(宮川大輔, スピードワゴン, 柴田理恵, 食いしん坊, 修造など)も飾ってありました。

「魚松」さんに飲みに来がてら 爆  笑生ビール、また羽島崎神社〜串木野神社に参拝に来ます ウインク神社

 

 

 

 

 

 

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