先週の音故知新です
Kraftwerk
「Tribal Gathering」(’99)
’97のTribal Gatheringでのライブ6曲と、Razormaidや非公式のリミックスをボーナスで4曲収録した盤。
ジャケ(↓のyoutube静止画)もやっつけだし、ボーナス曲も怪しさ満点だし、どう見てもブートだったのですが、今はなき熊本タワーレコード店員が「うちはブートは扱いません!」と言い切ったので、まあ欲しかったし騙されたと思って買った盤。
結果、騙されました。
観客の話し声も入っているし、音はむちゃくちゃ悪くもなく良くもない程度ですが、まあ貴重な記録かと。
・Kraftwerk / Tribal Gathering
Imagination
「Night Dubbing」(’83)
Imaginationの’81, ’82の1st, 2ndアルバムからのシングル曲などのExtended Dub version的なミックスを集めたアルバム。
1曲Larry Levanがやってる以外は、リミキサーはRichard Lengyel, Steve Jolley & Tony Swainと知らない人。
Imaginationは、UKファンク, ソウルな上にエレポ!
この頃のImaginationの特徴的なシンセ・ベースは、Howard Jonesのシンセ・ベースと並んで最高
・Imagination / Just an Illusion (Night Dubbing)
Various Artists
「Altered Beats - Assassin Knowledges of the Remanipulated」(’96)
Bill Laswellが設立したAXIOMレーベルのコンピ。
Bill自身やBill絡みのMaterial、DJ Krush, Bootsy Collinsなどを収録。
↓のリンクの46:20辺りからのValisの曲では坂本教授の「Japan」(’83)をサンプリング。
と言うか、それがミソで、教授におんぶに抱っこな曲。
ヒップ・ホップ, ブレイクビーツ, アブストラクトな曲の集大成で、Ninjaレーベルの芸風が好きな人なんかにもいけるかと。
・Various Artists / Altered Beats - Assassin Knowledges of the Remanipulated
Mike Oldfield
「Tubular Bells - 50th Anniversary Edition」(’23)
Kevin Ayersなどのバンド活動していたMike Oldfieldの初ソロであり、新興Virgin Recordのリリース第1弾である「Tubular Bells」(’73)。
今回はその50周年記念盤。
Tubular Bells Part 1と2のオリジナルに加え、’12のロンドン五輪の開会式に使用されたバージョンや、未発表だったTubular Bells Part 4のデモなどが収録されています。
アルバムは、リリース当初から評価も高かったようですが、さらに映画「エクソシスト」(’73)で曲の一部が使用(再録もので、Mike Oldfield自身は関わっていないらしい)されて話題に。
Part 1は、本来はプログレ入った26分にも及ぶ壮大な曲ではあるものの、怖くもおどろおどろしくもない曲で、「エクソシスト」のあのフレーズも入ってるよ程度なのですが、結果として「エクソシストと言えばTubular Bells」, 「Mike Oldfieldと言えばTubular Bells」, 「Mike Oldfieldと言えばエクソシスト」と言っても良いほど強烈にイメージが固定。
あのフレーズの使用を決めたWilliam Friedkin監督?もすごい。
・Mike Oldfield / Tubular Bells Pt.I
今回のお気に入りは
Laraaji
「Kalimba」(’23)
‘43年、フィラデルフィア生まれの、本名Edward Larry Gordon。
ピアノ, チター(オーストリア, スイスなどの伝統的な弦楽器), カリンバ(別名親指ピアノ)奏者。
ちなみに、Brian Enoの「Ambientシリーズ」のvol.3「Day of Radiance」(’80)はLaraaji produced by Eno名義。(vol.1と4がEno名義、vol2はHarold Budd & Eno名義)
繊細なチターの金属音, カリンバの柔らかい金属音が心地良い、民族アンビエント。
・Laraaji / Kalimba
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