知人から「最近どんなの聴いてる?」と聞かれ、その返答と自身の記録を兼ねて書いている「音故知新」。
先週の音故知新です
The Power Station
「The Power Station」(’85)
Duran Duranのメンバーが、John Taylor, Andy Taylor組とSimon Le Bon, Nick Rhodes, Roger Taylor組とに分かれて作ったプロジェクト、前者のThe Power Stationと後者のArcadia。
The Power Stationは、ボーカルにRobert Palmer、ドラムにChicのTony Thompson、プロデューサーに同じくChicのBernard Edwardsを迎え、渋いボーカル+怒涛の地鳴りドラムで骨太のロックで大ヒット。
実力派ではあるものの人気は微妙だったRobert Palmerもこれで大ブレイク。
’95に再結成し、アルバムもリリースしていますが、この時にはさほど話題になっていないと思います。(私も知らなかった)
Bernard Edwardsは’95に、Robert Palmer, Tony Thompsonは’03にお亡くなりになられ、Andy Taylorは現在前立腺がんで闘病中です。
・The Power Station / Some like it Hot
Viktor Lazlo
「Club Désert」(’89)
フランス生まれ, ベルギー育ち, ブリュッセルでモデル活動した後に歌い手になり’85にデビューのViktor Lazloの3rdアルバム。
Viktor Lazloの芸名は、映画「Casablanca」(’42)の登場人物から。
手持ちの盤は仏語盤ですが、英語盤として「Hot and Soul」が出ています。
ジャジーなバラードからR&B調, ボサノバ, SadeやBasiaなどをも想起させるような曲まで収録の、ジャケもアンニュイ, フランス語の歌唱で雰囲気もお洒落なバブル時代の1枚。(けなしてない)
・Viktor Lazlo / In the Midnight Sky
Clark
「Body Riddle」(’06)
‘01にWarpからデビューのエレクトロニカ・アーティストのClark。
ずっとWarpからのリリースでしたが、最近は違うようですね。
フューチャー・ジャズ風、変則ブレイクビーツ導入で実験的であり、なかなかごった煮なエレクトロニカ。
・Clark / Matthew Unburdened
Vincent Clarke & Martin Ware
「Spectrum Pursuit Vehicle」(’01)
Depeche Mode, Yazoo, ErasureのVince Clarkeと、The Human League, Heaven 17のMartin Wareのコラボといえば、普通は期待するなという方が無理でしょう。
エレポかな?テクノかな?古っぽいのかな?新し目なのかな?との期待の斜め上を行く、なぜ?なアンビエント。
まあ’99の第1弾もそうでしたが。
この2人でやる意味はあるのか?
それなりの装置で再生すると3D音響みたいなのが楽しめる、みたいな記載がジャケかインナーに記載があったような?
リッピングした後はCDはしまい込んでるので忘れた。
まあmp3で聴いているとそのような工夫の恩恵は受けることなく、通常のフィールドレコーディング風?+アンビエントな盤。
Muteからのリリース。
・Vincent Clarke & Martin Ware / Red (You are in the Womb)
今回のお気に入りは
GoGo Penguin
「Everything is going to be OK」(’23)
マンチェスターのピアノ, ドラム, ベースで構成の3人組。
以前に紹介した「GoGo Penguin」(’20)まではBlue Noteからのリリースでしたが、6作目の今回からは違うようです。
聴きやすい捻くれてない、心地良いフューチャー・ジャズ。
・GoGo Penguin / Saturnine
クリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村