先週の音故知新です
Quincy Jones and His Orchestra
「Big Band Bossa Nova」(’62)
映画「オースティン・パワーズ」のテーマでもあり、先日取り上げたDream Warriorsもサンプリングしていた「Soul Bossa Nova」。
そんな自身の作の「Soul Bossa Nova」で幕を開けるQuincy Jones率いるビッグ・バンドの1枚。
Charles Mingus, Antônio Carlos Jobim, Lalo Schifrinなどのボサノバのヒット曲をビッグ・バンドで。
・Quincy Jones and His Orchestra / Soul Bossa Nova
KWS
「KWS」(’92)
Mike Stock, Matt Aitken, Pete WatermanのSAWなら分かるが、KWSとはメンバーのChris KingとWinston Winnie Williams、Delroy St. Josephの、その部分な頭文字らしい。
メイン・ボーカルのDelroy St. Josephに、何曲かはなかなかソウルフルでLoleatta Hollowayばりのシャウトを利かせる女性シンガーなどをゲストに迎えての90年代初頭らしいクラブ系音作り。
KC and The Sunshine Bandの「Keep it coming’ Love」(’77)や「Please don’t go」(’79)、George McCraeの「Rock your Baby」(’74)などの70年代ソウル, ディスコを90年代ダンス・ミュージックにカバーという他人のふんどしでヒットを飛ばしています。
その後は知らない。
・KWS / Please don't go
Freddie Mercury
「Mr Bad Guy」(’85)
ご存知QueenのFreddie Mercuryの初ソロ。
Giorgio Moroderプロデュースのヒット曲「Love kills」(’84)の流れを汲んでのエレポな盤。
しかし、今聴くと「Love kills」やシングル曲ぐらいにエレポに振り切れてたら個人的には好きですが、やはり本来はフレディーのバックは中途半端なエレポや打ち込みよりはQueenで演ってる方がいい
まあ実際フレディーも、この後は我にかえり?Queenの活動を再開。
曲自体は良いものも多く、英チャートでは6位と英欧ではそれなりにヒット。
・Freddie Mercury / I was born to love you
Various Artists
「8-Bit Operators: The Music of Kraftwerk」(’07)
Kraftwerkの8-Bitカバー集。
Variousもので芸風も各アーティストによって違うので単調ではなく、全体通して8-Bitものにありがちなゲーム音楽感もそこまで強くはない。
Kraftwerk好きで集まって酒飲みながら歌いたいぐらいな「Antenna」が楽しい
・Various Artists / 8-Bit Operators: The Music of Kraftwerk
今回のお気に入りは
Peter Gabriel
「IV: Security (Deutsches Album)」(’82)
元Genesisのカリスマ・フロントマンのソロ4作目。
「Security」や「IV」と呼ばれる、本来は「Peter Gabriel」としかタイトルがついていないアルバム。
I~IVはドイツ語盤もあり、今回はそのドイツ語盤。
バックのトラックにも若干の変更が加えられています。
Peter Gabrielとの出会いは、収録の「Shock the Monkey」のPVをテレビで観たのが初めてでしたが、「外国にもこんな凄い曲作る人がいるんだ 」と思った覚えがあります。
それ以来のお付き合い。
クオリティーの高い作品を出し続けています。
坂本教授が「Risky」(’87)で「低い声で歌ってくれる人を探していた。Peter Gabrielには断られた。」と確か言っていましたが、Peterと是非コラボって欲しかった。(結局Iggy Popに)
・Peter Gabriel / Schock Den Affen
クリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村