先週の音故知新です
Jungle Brothers
「Straight out the Jungle」(’88)
私が好きなDe La Soul, a Tribe called Questなどのヒップ・ホップは、ネイティブ・タン(Native Tongues)と言う括りらしいのですが、その一派のグループのデビュー盤。
ファンク, ソウルなどのサンプリングにハウスも導入のヒップ・ホップ史のクラシック, オールド・スクール。
・Jungle Brothers / Straight out the Jungle
May J
「Bittersweet Song Covers」(’22)
普段は聴かないような盤なのですが、歌上手そうなのにMay Jの評価が世間的には低そうなので、逆にどんなもんなのか?と興味が出たので聴いてみました。
きれいなかわいい声をしてるし上手だと思います。
ただ、声質, 音程, などの評価の五角形の形が、各要素がそこそこ高得点のきれいな五角形なのかな?という印象。
悪く言えば、そつなく上手い感, 素直すぎる感, なんか仕上がってる感があり、上手いけど特徴が無い?
先入観もあるかと思いますが、普通のバックだとカラオケ凄い上手い人感が。
ギターとのかけあい感のある「初恋」みたいなアレンジの曲がいい。
彼女のいい活かし方が何かありそう。
偉そうですみません
・May J / 初恋
Eurythmics
「In the Garden」(’81)
Annie LennoxとDave A StewartのデュオによるEurythmicsのデビュー盤。
エレポ的に取り上げられることもありますが、ニューウェーブ色が強い。
Annie Lennoxのボーカルの主張がまだ弱い。
英から熊本に来てたALTと以前に話してたら「親戚のおばちゃんがAnnie Lennoxと友達でたまにおばちゃんちにも遊びに来る」と言ってた。
「近所をSimple MindsのJim Kerrが歩いてた」とかも言ってたし、身近にこんなアーティストがいるのは凄い。
・Eurythmics / Take me to your Heart
Wagon Christ
「Throbbing Pouch」(’95)
Luke Vibertのテクノの名門Rising HighからリリースのWagon Christ名義の2nd。
Lukeのひねくれ感あふれ、不思議な雰囲気が漂うゆるいトリップ・ホップ。
最近はLuke Vibert名義がメインで、Wagon Christ名義でのリリースは’04が最後?
通常盤は全17曲ですが、5曲入りシングル「at Atomos」(’94)付きの2枚組みがあるので、そちらがオススメ。
・Wagon Christ / Hasjit
今回のお気に入りは
Holger Czukay
「Movies」(’79)
現代音楽のKarlheinz Stockhausenに師事し、クラウト・ロックのCanのメンバーのホルシュー。
ホルシューは、スネークマンショーの「死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対 !」(’81)に収録されていた「Persian Love」を聴いたのが初めてです。
さらに’83のホンダのスクーターのCMで「How much are they ?」を聴いてこの2曲で、「この人凄い! この人は間違いない! ついて行こう!」と思った次第。
その「Persian Love」が収録されている盤。
初めて聴いた時、何と美しく、素晴らしい曲だ!と感じ、今に至ります。
同じくCanのドラマーのJaki Liebezeitと自身の演奏に世界のラジオ放送をコラージュして出来上がった1枚。
・Holger Czukay / Persian Love
クリックしていただければ幸いです。
にほんブログ村