先週の音故知新です
Carlton
「The Call is strong」(’90)
Smith & Mightyによるプロデュースによるデビュー盤。
Smith & Mightyらしい、ブリストル感溢れるダビーでトリップ・ホップなバックに、ファルセットなCarltonのボーカルが心地良い。
Carltonは、「Any Love」(’88)でMassive Attack, 「One to One Religion」(’95)でBomb the Bassとも共演しています。
・Carlton / Do you dream
Phew
「Our Likeness」(’92)
1stはCony PlankやCanのHolger Czukay, Jaki Liebezeitのプロデュースだし、この3rdにもJaki Liebezeitが参加、Muteからのリリース、全ての作曲がLiaisons DangereusesのメンバーChrislo Haas、エンジニアでEinstürzende NeubautenのメンバーAlex Hackeなどと日本人離れした人脈。
坂本教授プロデュースのシングル「終曲」(’80)を聴いた時のインパクトそのまま、強烈な個性。
なんか凄いとしか言いようのない独特の怪しげな世界観。
↓の曲なんて貞子出てきそう
・Phew / The Last Song
Zakir Hussain, Vikku Vinayakram, T. G. H. Shankarrao
「Super Percussion of India」(’91)
Zakir Hussainのタブラ, Vikku Vinayakramのガダム, T. G. H. Shankarraoのカンジーラによる全編打楽器乱打の一枚。
Zakir Hussainによるタブラのデモンストレーションまで収録で分かりやすい。
「タブラの名手は口タブラも一流」というのも良く分かる。
・Zakir Hussain / Tabla Demonstration
React 2 Rhythm
「Whatever you dream」(’92)
William OrbitのGuerillaレーベルからのリリースの、当時プログレッシブ・ハウスなどと呼ばれていた類の盤。
アルバム1枚出して’92には既に解散している模様。
4人のメンバーはその後も特に目立った活動はしてなさそう。
・React 2 Rhythm / Intoxication (Dubfield mix)
今回のお気に入りは
Bryan Ferry
「Boys and Girls」(’85)
ソロとしては6枚目、Roxy Music解散後にリリースした初のソロアルバム。
Roxy Musicは’83に解散しましたが、ラスト作名盤「Avalon」(’82)の系譜を継ぐヨーロッパ的デカダン性, リズム&ブルース, ソウルをFerryらしくオシャレ(けなしてない)にまとめた一枚。
アルバムは、英1位を始め欧州ではヒット。
米では63位止まりですが、この哀愁を帯びた耽美な曲の機微が分からんのか?
「Don’t stop the Dance」が、フジのビデオテープのCMに使用されるなど、日本でもヒットしたのでは?
Ferryのキャリアハイ?
・Bryan Ferry / Windswept
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