個別の名前が分かってしまうと支障が出ますので、伏字にします。
A「○○産のみかんなんて、○○では全く目にかけられないんですよ」
B「大丈夫、県内ではやっぱり一番の産地という認識は変わらないから」
これ、どういう意味なんでしょうね。
県内随一の産地なのに、他県に行くと「あっそ…」くらいの扱いになってしまう悔しさということですかね。
そういうことでも、正直、気持ちが分かりません。
だって、私が作ってる産地なんて、福岡県内でもほぼ知られてません。
箱詰め作業は実家の倉庫でやってますが、住宅街のために、通りかかる方から話しかけられることもあります。
「どこで作ってんの?」
「大牟田の上内ですよ」
「?????どこ??????」
隣の市なのに、こんな具合ですよ。
知ってる方は「あの辺のみかんはうまかもんね」ということもありますが、まだ1人しかお会いしてません。
だからってそんなことどうでもいいです。
そもそも、産地の名前で勝負するような時代じゃありません。
和歌山だろうが愛媛だろうが、福岡だろうが、うまいもんはうまい、マズイもんはマズイ。
これがお客様の声であり、求める物ですよ。
私たちは個人選果をして個人販売しているんです。
産地でなく、私たち自身がブランドであり、みかん自身がブランドでしょう。
だからこそ、「さかたのみかん」と名付けているわけです。
最初の会話に戻りますが、もし市場でそんな思いをしているのなら、言葉は悪いですが、市場の都合の良いように扱われているだけです。
それを覆したいなら、今以上のみかん、「うまけりゃ問題なかろうが」ってやつを作るしかないのでしょう。