人生をかけた仕事 | さかたのみかん

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みかん農家として独立したので、タイトルを変えました。
家業は相変わらず、肥料屋です。

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ぼちぼち剪定しながら頭の中を過った。

去年は全くできなかった剪定が今年はできてる。

去年の摘果は完全に失敗した。
それにともない、財政はかなり厳しいところに追い込まれた。

思い返せば、真夏の炎天下の下、かなり億劫だった。

自分は周りの人よりも作業時間が短いために、昼間に休むなんてことができない。

しかし、度々の熱中症だろうと思われる頭痛に見舞われれば休まざるを得ない。

それが怠け心に拍車をかける。
休むための言い訳にする。

あんなに農業をやりたくて始めたはずなのに。

それがまた自分を追い詰める。

しかし、今日の思考は自分で楽になった。

自分が選んだこの仕事、農業は「人生をかけた仕事」なんだと。

人生をかけてるなら、そう簡単に結果が出るはずないのだ。

今まで考えないようにしてきたことだが、どうしてもノルマみたいなものを自分自身にかけていたのかもしれない。

それを意識的に考えないようにしていたし、意識的ではなく、ノルマを考えないことが普通になってると思ってた。

それは違っていた。

そもそも意識して考えないようにしてきたことなんだから、深層心理みたな深いところで意識していたんだろう。

自然と結果を早く求めていたのだろう。

「なるようにしかならない」

農家さんの言うこの言葉はそういうことなのかもしれない。

間違えた方向は向いていない。

ならば、自分のペースで良いから歩き続けることが大事なんだな。

『プールの水をスプーンで汲み出すような』

『踏み出したその一足が道となり、その一足が道となる』

って、こういうことかもしれない。




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