島根県議会との合同研修会 | 鳥取県議会議員 さかの経三郎

鳥取県議会議員 さかの経三郎

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昨日と本日は、島根県議会との合同研修会です

島根県議会「民主県民クラブ」と鳥取県議会「会派民主」との毎年恒例行事。

 

今年は、鳥取県で研修を実施する順番となっています。

 

昨日の日程は、

調査①鳥取療育園

調査②鳥取こども学園

調査③議会棟にて執行部レク

 

の順番で調査いたしました。

 

鳥取療育園では、鳥取県東部地域を中心に、障がいをお持ちのお子さんの相談や支援を実施する鳥取県立施設となっています。

少子化の一方で、特別支援学級に通う児童の数は右肩上がりであることは、私も議会で何度か取り上げています。

 

どんな子どもであっても、一人ひとりが尊重され、それぞれのお子さんの魅力が最大限発揮されるような環境づくりは、何よりも大切だと思っています。

 

親であれば、だれしもが子どもの成長に真剣に向き合います。

子育てにあたり、気になることは、親それぞれです。

 

相談内容は、重度なものから、障がいとは言えない些細なことにまで、多岐に亘ります。

 

それらに、如何に真摯に向き合っていくのか。

その熱い想いや取組みを伺うことができました。

 

続いて、鳥取こども学園を訪問しました。

鳥取こども学園は、明治39年に戦災孤児救済のため私立の孤児院にそのルーツがあります。

 

現在では、孤児の数はそんなに多くないそうです。

家庭に様々な課題を抱えており、家庭で育てることが難しくなったお子さんのための施設となっています。

 

社会福祉法人「鳥取こども学園」が、10を超える子どもの専門施設の運営主体となっている、全国で唯一の事例です。

「子どもたちの未来のために」この私の政治信条の全てが詰まった施設といっても過言ではありません。

 

学園の理念は、「子ども一人ひとりのありのままを受容し、子ども一人ひとりのかけがえのない命をはぐくみ、育てることを使命とする児童養育のプロになる」ということであるそうです。

 

「ありのままを受容する」これが基本になければならない。

子育ての中にあって、つい感情に任せてありのままに怒ってしまう自分自身を反省する時間にもなりました。

 

また、次のお言葉も心に刺さりました。

子どもを飯のたねにする「福祉屋」にはなりたくない。

私達職員が、自らを見つめ、問いかけながら生き、同時にお互いを一人の人間として認め合うことからはじまる。

 

この崇高な理念を形にした「こども学園」。

鳥取県に、存在してくださっている幸せをかみしめる一日となりました。

こどもだけでなく、大人にとっても、学びの深い学園だと痛感しました。

 

「この理念の先に、こどもも大人も関係なく、みんなが育ち合うことになるのです」。そう熱く語る藤野理事長の姿が、輝いて見えたのは私だけではないと思います。

 

県議会棟での執行部レクの質疑応答で、印象的な質問がありました。

「鳥取県では、なぜここまで福祉政策が充実しているのですか?羨ましい」

 

これは、知事はじめ執行部の努力や、民間で取り組んでくださっている皆様。

また、先輩議員の熱心な取り組み等、関係頂いた全ての皆様の並々ならぬ努力の賜物であることに他なりません。

 

私福祉生活病院常任委員会の委員長として、私にとりましても、こんなに嬉しい発言はありませんでした。

 

研修会は、昨日と本日の二日間です。

本日も充実した研修となります。

 

しかし、、、私は残念ながら鳥取駅8時53分発のJRで熊本県へ。

本日から三日間、県議会常任委員会の行政視察に向かいます。

 

合同研修会で学ぶことができない分、福祉生活常任委員会所属の、8名の議員と共に県外にて勉強してきます。

他県の先進事例もしっかり学び、より鳥取県が魅力ある県となるよう、尽力してまいりますので、今後引き続いてのご指導何卒宜しくお願い申し上げます。

 

「この子らを世の光に!」