敦賀原発1号廃炉撤回!?・・法定耐用年数16年の原発を40年以上動かすってどうよ。 | 原発解体!!!

原発解体!!!

あんまり原発自体のデータがないので勉強します。
使える記事は転載で使ってください。

MIXI 原発解体 コミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2462654
ヒバク・被曝・被爆・癌・医療
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3696088

てっきりもう廃炉が決まって、解体されるかと思ってた敦賀原発1号。

運転延長のニュースがあったので、なんじゃそりゃあああ。と思ってたら、こう言う事情だったみたいです。




敦賀原発1号機、運転終了の延期検討 後継の建設遅れで
2009年2月12日6時20分

 日本原子力発電が2010年の運転終了を表明している福井県敦賀市の敦賀原発1号機(出力35.7万キロワット)について、同社が終了時期の延期を検討していることがわかった。同原発で増設を計画している3、4号機(出力各153.8万キロワット)の着工が当初より遅れるため、1号機の運転継続が必要になったとみられる。

 同1号機は70年3月に営業運転を開始しており、稼働中の原発では国内最古。同社は02年、福井県に対し、増設する3号機の運転開始に合わせて1号機の運転を2010年中に終え、廃炉作業に入る方針を示していた。しかし、原発の耐震審査指針の見直しなどに伴い、3、4号機の本体工事の認可と着工が遅れており、現在、3号機は16年3月、4号機は17年3月の運転開始を目指している。

 1号機の運転継続が決まれば、国内では初めて運転開始から40年を超える原発になり、同じ70年に運転を始めた関西電力美浜原発1号機(同県美浜町)など、他の古い原発の存廃にも影響が出そうだ。

http://www.asahi.com/national/update/0211/OSK200902110023.html


ところで、解体された東海1号は40年ぐらい使って解体だったでしたか。私が漠然と思ってた原発の耐用年数は二十年ぐらい(情報元不明)だったんですが、それにしても無茶するな。と思っていました。しかも元々原発というのはノンストップで使いきりシステムだったようなのですが驚く事に。でもそれじゃ配管持たないよってことで時々止めては定期検査してるんですが、火力なんかより更に負荷が大きいので、コマメに止めたりつけたりしていると、配管等にかかる負荷もよけい高くなってしまう・・・夜と昼の気温差で割れて砂になる砂漠の石を想像すればおわかりかと思いますが。なんで、定期検査したから長く使えるか・・って言うとそうでもないですし、原発のすべてを検査するというのも難しくて、検査漏れで配管破裂、水蒸気爆発で死者7人とか11に人とか(うろおぼえですいません)出した美浜原発の事故みたいなことが今後起こらないようにどの程度シフトを改良されてるのかわかりませんが。又定期検査が長すぎるので短くしようみたいなそういうおっとろしい話もあったりして。


なんでこう「それしたら危ないやろ。」ってことが業界の人には全く見えてないのかさっぱりわからんです。


更に恐いことに耐用年数60年とか言ってますね。むちゃくちゃ言うな~。


ちょっと横道それすぎましたが、まぁ、耐用年数60年はないないない。と思ってはいましたが、でも30年ぐらい動かすやろ。と私も推進派に毒されてきて最近は少しそう思っていました。しかし、元々は16年で原価償却できるはずだったってのはちょっとびっくり。ようするに、原発は建築にめちゃめちゃお金かかってて元が取れないので、長く使っちゃいましょうってことですね。わかりますわかります。私も今老朽化したパソコン、パソコンの寿命5年でしたっけ?って言われてる今日このごろですが、最近はパソコンも安いですが、高かった頃買ったパソコンなので、元取ったルで!にっちもさっちもいかないくらい壊れるまでつかいたおす!ってな感じで酷使してます。多分電力もそう言うノリなんでしょうが、ちょっと待て。原発壊れるまで使うなよ(泣



前にSNSの日記に老朽化原発が活断層の上に建ってるのに、それで危ないと思わない人と議論なんか出来ない

と書いたことがあるんですが、ホントそう。でも、それで危ないって気付かない人にどう説明したらいいもんか悩みます。実際でも、地元で金に目が眩んで「原発は安全!」って洗脳されてる人はおいといて、


あと、老朽化ヤバ情報関連と、法定耐用年数でいかに元とれないか、情報室で記述があったのでリンク紹介します。

http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=125


配管老朽化してても、原因がわかって壊れる前に取り替えればいいとか言ってるみたいですが、いつ壊れるか把握する手段がなさっぽい。2005年の記事なので4年で完璧に判断できるようになってたらごめんね。推進派の人たちよ。でも、それはないと思うなあ。



老朽化原発を動かすってことがどれだけ危険でアホなのかというの、ここのHPがわかりやすいと思いました。

↓よくわかる原子力

http://www.nuketext.org/yasui_cost.html


から転載・・


耐用年数40年 新幹線と原発
 従来原発の"運転年数=耐用年数"は、減価償却の終わる「法定耐用年数」16年でした。しかし、ここ数年、電力会社や経済産業省などは、初期投資が大きく、燃料費の割合が化石燃料に比べて比較 的に小さい原発の"耐用年数"を40年として、コスト計算をするようになりました。
 このことから言えることは、電力会社は原子力発電の経済性をアピールするために、耐用年数を引き上げ、原発を40年も使い続けることを想定しているようです。別の言い方をすれば、原発推進の結論が先にあって、コスト面でそれが都合よく説明できるように、耐用年数を40年に引き上げた、ともいえるでしょう。そうしないと、他の電源とコスト競争で打ち勝つことができません。
 そのことと実際原発が40年の使用に耐えられるかどうかは別問題。データの出し方からして、40年という数字を出してから、現場に指示をして、実際40年の使用に耐えられるか調べさせたような進め方をしていました。経済性を実証するために安全思想が無視されている、そう言ってもいいかもしれません。
 例えば、いまから40年前、東京オリンピックが開かれた年に開業したのが東海道新幹線です。今も当時と同じ型の0系と呼ばれる車両が山陽新幹線に走っているようですが、それも開業当初に製造されたものではありません。この形は1985年まで製造されたそうで、今残っているのもまだ20数年経っているに過ぎません。初期のものは老朽化し時代遅れになって、とっくに引退・解体されているはずです。
 ところが原発の場合は、まさに全く同じ原子炉がそのまま40年も使い続けられようとしています。新幹線は時速200kmを超えるスピードで激しい振動や摩擦にさらされていますが、原子炉はそれよりさらに危険な放射能と高温・高圧に、しかも運転期間中は四六時中さらされているわけです。
 40年前につくられた新幹線の車両をそのまま時速200kmで走らせ続けるとしたら、整備に当たる技術者は何というでしょう。新幹線と原発なんて直接比較することはばかげているかもしれませんが、4 0年という時間の重荷を理解する例になるとは思います。